インテリジェンス小説の巨匠、再始動! 手嶋龍一『鳴かずのカッコウ』本日発売!
累計40万部『ウルトラ・ダラー』シリーズ以来、11年ぶり新作!
ヒトなし、カネなし、武器もなし──そんな公安調査官たちの諜報活動の一端が明らかに! 公安調査庁に入庁して6年目の調査官が、国際都市・神戸を舞台に中国、北朝鮮の組織の諜報活動を暴く!! 『ウルトラ・ダラー』『スギハラ・サバイバル』で知られる著者・手嶋龍一にとって11年ぶり3冊目の小説です。
<初対面の相手に堂々と身分を名乗れず、所属する組織名を記した名刺も切れない── 。公安調査官となって何より戸惑ったのはこのことだった> ──本書では、知られざる公安調査官たちの諜報活動の一端が明らかになります。
公安調査庁は、警察や防衛省の情報機関と比べて、ヒトもカネも乏しく、武器すら持ちません。そんな最小で最弱の組織に入庁してしまったマンガオタク青年の梶壮太が、ある日のジョギング中に目にした看板から、中国、北朝鮮、ウクライナといった国々が入り乱れたインテリジェンスの世界に誘われていく物語です。
『ウルトラ・ダラー』『スギハラ・サバイバル』は日本が舞台であっても、主人公は英国情報部員でした。今回は、主人公も脇役も全員日本人です。これには、日本でもインテリジェンス小説を書く素地が整ってきたことに加え、情報(インテリジェンス)を巡る国際諜報戦線に、これ以上出遅れてはならないという著者の危機感を読み取れます。
手嶋龍一『鳴かずのカッコウ』
定価:本体1,700円+税
四六判304ページ 小学館
2021年2月25日発売
https://www.shogakukan.co.jp/books/09386603
手嶋龍一【てしま・りゅういち】……作家・外交ジャーナリスト。NHKワシントン支局長として2001年の9・11テロに遭遇し、11日間の24時間連続中継を担当。独立後に上梓したインテリジェンス小説『ウルトラ・ダラー』、続編の『スギハラ・サバイバル』がベストセラーに。ノンフィクション作品も多数発表
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