18万件の企業発表から振り返る2020年企業動向! PR TIMES年間プレスリリース件数推移、前年比、注目ワード、業界別分析を公開
10月に過去最高の月間2万1746件を発信。コロナに次ぐ登録ワードは「テレワーク」関連、直近の注目ワード「DX」
2020年を通して情報の発信と収集にPR TIMESをご活用いただいた全ての皆様へ、改めて感謝申し上げます。
【情報発信を考える企業の皆様へ】本データを2021年の情報発表の参考にしていただけたらと思います。
【報道関係の皆様へ】下記以外の業界別データも欲しい等、ご要望がございましたらお気軽にお問合せいただけたらと思います。
【読者の皆様へ】激動の2020年を創意工夫で走り抜けた企業・自治体・各種団体とそこで働く人々の頑張りの結晶を、振り返る機会としていただけますと幸いです。
【情報発信を考える企業の皆様へ】本データを2021年の情報発表の参考にしていただけたらと思います。
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【読者の皆様へ】激動の2020年を創意工夫で走り抜けた企業・自治体・各種団体とそこで働く人々の頑張りの結晶を、振り返る機会としていただけますと幸いです。
株式会社PR TIMES(本社:東京都港区、代表取締役:山口 拓己、東証一部:3922)は、利用企業数4万3000社超、国内上場企業の利用率が40%を超えるプレスリリース配信サービス「PR TIMES」を運営しています(2020年8月末時点の企業数と利用率)。「PR TIMES」では、企業の発表情報(プレスリリース)をメディア記者向けに配信してニュースの情報源としていただくとともに、「PR TIMES」サイトおよびパートナーメディアに掲載し、最新の一次情報をタイムリーに知れるコンテンツとして、生活者にも閲覧・シェアされています。サイトアクセス数は月間5000万PV(ページビュー)を突破しています。
この度、「PR TIMES」において2020年1月1日~11月30日に企業から配信いただいた総計18万4050件のプレスリリースを対象に、年間データ分析と総括、業界別分析と各種ランキングなど発表いたします。
対象期間:2020年1月1日~2020年11月30日
集計対象:PR TIMESプレスリリース18万4050件
発表項目:月別プレスリリース件数推移、年間&月別キーワードランキング、業界別分析、年間アクセスランキング、等
発表日:2020年12月21日
発表者:株式会社PR TIMES
PR TIMES:https://prtimes.jp/
- 【月別プレスリリース件数推移】緊急事態宣言解除後の6月に反動、そして10月に過去最高数
新型コロナウイルス感染拡大初期にあたる2月から4月にかけて、平時であれば発表されるはずの春からゴールデンウィークに関する前向きな発表が控えられ、前年同月比で見ても4月に向けて伸びが鈍化していきました。5月25日に緊急事態宣言が解除され、6月の企業発表が反動で大きく伸びた様子が見えます。それ以降は前年同月比でも高い成長率を保ち、「Go To キャンペーン」をはじめとする経済回復への企業活動もあり9月以降11月まで毎月2万件を超えるプレスリリースが配信されています。10月は過去最高の月間2万1746件を記録しました。
- 【キーワードランキング】コロナの9ヵ月連続首位を阻んだのはあのイベント、DXの上昇にも注目
年間総合ランキングでは2020年を象徴するキーワードが、そして月別ランキング推移からは企業動向の変遷がキーワードを通して浮かび上がってきました。
■年間総合キーワードランキング
年間総合ランキングは、キーワードが登録されたプレスリリース件数で年間ランキングを集計しました。
※ほぼ同義のキーワードは合わせて集計(例:コロナ、コロナウィルス、新型コロナ、COVID-19など)
※同一内容を指すキーワードが複数含まれる場合、1件と計測
2020年はやはり「コロナ」が最も多く登録されたキーワードとなりました。新型コロナウイルスの感染予防グッズ、対応サービス、支援情報、調査結果や自社対策など、幅広くコロナ関連プレスリリースが発表されました。
次いで2位には「テレワーク」が入り、テレワーク・リモートワークに関するサービスや付随する取組みが発表されました。また、6位に「オンライン」、8位に「おうち時間」、9位に「EC」がランクインし、人と人の対面機会が減る中でオンライン化した施策やおうちで楽しめる商品、ネット通販開始などが多く発表されました。また、下半期に登録数が伸びてきた「DX」が総合14位に入り、企業のデジタル活用が本格的に求められ「DX(=デジタルトランスフォーメーション)」がことばとして急速に定着しつつある様子がうかがえます。
■月別キーワードランキング推移
各月内に配信されたプレスリリースにおいて、登録件数が多いキーワード上位20をランキング表示しました。
日本における新型コロナウイルスの関心が高まった3月以降は「コロナ」関連がずっと1位で、11月に「クリスマス」が1位を塗り替えるまで続きました。「テレワーク」も3月以降に働き方として常態化した様子が表れています。「オンライン」「おうち時間」は4月以降トレンドとして定着しています。
平時なら人気ワードの「期間限定」は、コロナ第一波の4~6月に姿を消したものの、7月以降に徐々に戻りつつあり、「キャンペーン」も7月開始の「Go To トラベルキャンペーン」や10月開始の「Go To Eatキャンペーン」を筆頭に各社が秋に向けてキャンペーンを発表した様子が見えます。コロナ第一波で品薄状態となった「マスク」はその当時に発表数が急上昇し、生産が安定してくると入荷などの発表数は落ち着き、付加価値を訴える製品情報へと移行しました。
また、6月以降「EC」も定番化してネット通販が販路として存在感を強めている他、「DX」が7月に初めて上位20にランクインして以降、急激に順位を上げており、一時的なテレワークでなく企業の本格的なデジタル活用に関わるサービス発表が増しています。
- 【業界別動向:外食・中食】テイクアウト、デリバリーを開始する飲食店が急増
2月以降、徐々に広がる新型コロナウイルスへの懸念から「外食・中食」業界の情報発信は、緊急事態宣言発令の4月に底を打つかたちで一旦減少しました。5月以降、緊急事態宣言の解除による営業再開のお知らせや、新しい生活様式に対応した店舗企画や新メニュー発表など、プレスリリースの機会が増えています。
「外食・中食」業界プレスリリースにおいて、登録キーワード数の増加が顕著だった「テイクアウト」「デリバリー」の月別件数を見ると、4月から急増していることが分かります。3月頃から各自治体による自粛要請がはじまったことで、飲食店でいつも通りの外食が難しくなり、これまで「テイクアウト」や「デリバリー」を実施していなかった店舗でも、中食ニーズに対応する飲食店が増えたことを顕著に示しています。実際に飲食店プレスリリースにおいて、「テイクアウト」「デリバリー」の開始を発表するものが多く見られました。
- 【業界別動向:食品・飲料】おうち時間を楽しむ商品情報が増加
「食品・飲料」業界では、前年割れとなった4月以降、プレスリリース件数の伸び率は他業界と比較すると回復がやや緩やかです。4月の緊急事態宣言後、外出自粛をポジティブに過ごそうとすることで社会に浸透した「おうち時間」は、4月以降のプレスリリースにおいて、新たなキーワードとして、登録数が増加していきました。「おうち時間」がキーワード登録されたプレスリリースには、自宅調理用の食材やプチ豪華な食品などのオンライン販売開始が目立ちました。
- 【業界別動向:ネットサービス・アプリ】面会、イベント、販路がオンライン化
「ネットサービス・アプリ」業界では、3月の外出自粛を受けて生活者向けのアプリやネットサービスの発表が増えていき、4月~6月は前年比1.5倍ペースで急増しました。
今年は、仕事やプライベートにおいてオンライン化が進んだ一年です。オンラインであることが前提である業界であることから、これまでキーワード登録されることの少なかった「オンライン」ですが、今年は面会、イベント、販路のオンライン化など、これまで以上にオンライン化が進んだこともあり、キーワード登録の件数が大きく増えました。また、以前からキーワード登録が多い「アプリ」についても、コロナ感染状況確認アプリ・体温が共有できるアプリなど、新型コロナウイルスに関するアプリのプレスリリースが増えました。
- 【業界別動向:企業向けシステム・通信・機器】テレワーク、DXが新トレンドに
今年は、オフィスの出社率の引き下げから、テレワーク移行が喫緊の課題となりました。「企業向けシステム・通信・機器」業界では、リモート化のニーズの高まりに伴い、テレワーク関連サービスのプレスリリースが非常に多くなりました。他業界と比較しても、1年を通じてプレスリリース件数の伸び率は高水準を保っています。
これまでもキーワードとして一部登録のあった「テレワーク」関連、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」関連のキーワードですが、今年は大きく増加しました。特に、「テレワーク」関連のキーワードは、1月(10件)から4月には約30倍(313件)に増えました。さらに、新型コロナウイルス感染拡大が長期化するに伴い、一時的なテレワークではなく、本格的な企業のデジタル活用が叫ばれることとなり、以前から提言されてきた「DX」がここへ来て社会全体の課題として注目度を増してきています。総合ランキングにもランクインしており(7月以降)、同業界に限らず企業活動全体に関わるトレンドになったといえます。
- 【業界別動向:流通】マスクやECに関する発表が増加。8月のプレスリリースは前年比2倍超に
「流通」業界では、マスクの在庫情報や商品のオンライン販売化に関するプレスリリースが多く、いずれも4月以降大きく件数が増え続けたこともあり、8月には前年同月比で2倍を超えるプレスリリース件数となりました。
これまでもキーワード登録が比較的多かった「EC」ですが、店頭販売のみだった商品がオンライン販売開始するなど、今年プレスリリース件数を伸ばしました。
また、3月まではあまりキーワード登録されていなかった「マスク」は、入荷情報や在庫情報など4月以降急激にプレスリリースが増え、生産が安定してくると入荷などの発表数は落ち着き、付加価値を訴える製品情報へと移行しています。
- 【報道関係の皆様へ】他の業界の傾向が知りたい場合は?
【報道関係の皆様へ】PR TIMESランキング2020-業界データ依頼フォーム
https://tayori.com/f/themerequest-ptranking2020
・業界一覧
外食・中食/食品・飲料/ネットサービス・アプリ/企業向けシステム・通信・機器/流通/自然・環境/出版・アート・カルチャー/スポーツ・アウトドア/ゲーム・おもちゃ/暮らし/金融/エンタテイメント/パソコン/ビジネス・コンサルティング/デジタル製品・家電/交通・運輸・輸送/アパレル・ファッション/教育・資格・人材/美容・健康/インテリア・雑貨/自動車・バイク/ホテル・レジャー/広告・マーケティング/医療・医薬・福祉/住宅・建築・建設/素材・化学・エネルギー/その他
- 年間アクセスランキングTOP5
また、2位と3位には、一時入手困難となるなど注目度が当時高まっていたマスクの販売告知のプレスリリースが並びました。4位には臨時休校要請に世間がざわめいていた2月28日に小中高生対象に無料で弁当提供を決定した「ワタミの宅食」のプレスリリースがランクイン。5位は、感染事例が報告された場所を地図でチェックできるNewsDigestアプリのプレスリリースとなり、上位5位全てが新型コロナウイルスに対応して企業がいち早く始めた新たな取組みやサービスに関する発表情報でした。
2020年PR TIMESアクセスランキング
1位 とんかつ専門店「かつや」にテイクアウト専用「全力飯弁当」が店舗限定で登場!|アークランドサービスホールディングス株式会社(2020年4月17日 10時00分)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000174.000032350.html
2位 3層不織布マスク50枚入りを適正価格で提供。|株式会社ブライトパス(2020年4月23日 17時18分)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000057020.html
3位 【日本製 不織布マスク】前回大反響!わすが1日で完売した個包装マスクを再リリース!今回は限定15万枚販売!|株式会社トータルベネフィット(2020年7月4日 10時30分)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000057846.html
4位 臨時休校支援 「ワタミの宅食」小中高生対象に商品無料でお弁当お届けを決定|ワタミ株式会社(2020年2月28日 15時30分)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000223.000009215.html
5位 感染事例のある場所を地図でチェック。NewsDigestアプリ内で新型コロナウイルスの「感染事例が報告された場所の情報」マップを提供開始 | JX通信社(2020年4月2日 11時00分)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000005993.html
なお、PR TIMESでプレスリリースを配信すると、ほぼ必ず「今日のランキング」で1位にランクインし、プレスリリースをきっかけとした記事掲載も多く、Twitterなどでも話題になるという「かつや」(アークランドサービスホールディングス株式会社)。広報担当鈴木氏に聞くPRノウハウは以下の取材記事から知ることができます。
発表のたびにプレスリリースランキング首位。PR TIMESを知り尽くした「かつや」広報の秘策
https://prtimes.jp/magazine/katsuya-case-interview/
【株式会社PR TIMES会社概要】
ミッション: 行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ
会社名 : 株式会社PR TIMES (東証一部 証券コード:3922)
所在地 : 東京都港区南青山2-27-25ヒューリック南青山ビル3F
設立 : 2005年12月
代表取締役: 山口 拓己
事業内容 :- プレスリリース配信サービス「PR TIMES」(https://prtimes.jp/)の運営
- ストーリー配信サービス「PR TIMES STORY」(https://prtimes.jp/story/)の運営
- 広報・PRの効果測定サービス「Webクリッピング」(https://webclipping.jp/)の運営
- クライアントとメディアのパートナーとして広報・PR支援の実施
- 動画PRサービス「PR TIMES TV」「PR TIMES LIVE」(https://prtimes.jp/tv)の運営
- カスタマーサポートツール「Tayori」(https://tayori.com/)の運営
- タスク・プロジェクト管理ツール「Jooto」(https://www.jooto.com/)の運営
- スタートアップメディア「BRIDGE」(https://thebridge.jp/)の運営、等
URL : https://prtimes.co.jp/
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