TIS、「大阪スマートシティパートナーズフォーラム」の「スマートヘルスシティ」コーディネータ企業として大阪府内の市町村の社会課題解決をサポート

生活者のWell-Beingを促進するプラットフォームの提供を目指す

TISインテックグループ

TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)は、「大阪スマートシティパートナーズフォーラム」(以下:OSPF)のスマートヘルスシティ分野のコーディネーター企業として、大阪府内の市町村のヘルスケア分野における社会課題解決に向けたプロジェクトを開始することを発表します。
TISが推進するプロジェクトでは、健康づくりのきっかけと、健康情報の利活用を促進する持続可能なプラットフォームの構築を通じて、健康無関心層の人々の健康増進による大阪府内の健康課題の解決に取り組んでいきます。今年度は、生活者の疾患・介護リスクを未然に予防するための仕掛け作りを実施します。

<TISが推進するプロジェクト内容>
①  健康課題解決(生活習慣病リスクの早期検知、重症化予防など)に向けたスマート化の取り組み
②  産官学民連携による自治体課題解決と大阪版PFS(Pay For Success:成果連動型民間委託契約方式)※1やSIB(Social Impact Bond:ソーシャル・インパクト・ボンド)モデル※2の検討・創出
③  コンセプトに共に取り組みたい様々なサービス事業者のPHRサービス※3をオープンに相互接続するプラットフォームの創出
④  上記の実現に向けたオープンイノベーションの推進
 

※1 PFS(Pay For Success:成果連動型民間委託契約方式)
行政課題の解決に対して、地方公共団体が民間事業者に委託する事業において成果指標を設定し、その成果状況をもとに支払額決定する契約方式。

※2 SIB(Social Impact Bond:ソーシャル・インパクト・ボンド)モデル
PFSによる事業を受託した民間事業者が、当該事業に係る資金調達を金融機関等の資金提供者から行い、その返済等を成果に連動した地方公共団体からの支払額等に応じて行うモデル。

※3 PHRサービス
日々の体重・血圧や血糖値などを自らスマートフォンアプリに記録することで、生活習慣病等の改善・重症化予防につなげるための仕組み

■背景
「大阪スマートシティパートナーズフォーラム」は、“大阪モデル”のスマートシティの実現に向けた推進体制として、大阪府、府内43市町村、企業が連携して設立された団体です。TISは「スマートヘルスシティ」の分野でコーディネータ企業として本年6月に採択されました。
TISでは、かねてよりスマートシティの取り組みとして地域通貨、MaaS、ロボットなど幅広い分野で様々な地域の活動に参画してきました。ヘルスケアの分野においても人々の健康づくりを支えるヘルスケアプラットフォーム※4を提供するとともに、多様なパートナーとヘルスケアサービスを通じて、人々の健康増進や医療費削減といった社会課題の解決に取り組んでいます。
これまでのTISの取り組みや知見を活かし、今回推進するプロジェクトでは大阪府や府内の市町村の少子高齢化や人口減少、生活者のWell-Beingに関する健康課題(生活習慣病リスクの早期検知、重症化予防など)の解決に向けた提案や支援をしていきます。

※4 TISのヘルスケアプラットフォーム
人生100年時代を理想的な社会にするために、人々の健康づくりを支える医療・健康情報プラットフォームです。日々の健康情報(ライフログ)や医療情報(診療カルテや処方箋)を、スマートフォンや病院に設置されたKIOSK端末での生活者のオプトイン(同意)により、医療従事者と生活者とその家族が安全に共有できるようにします。
https://www.tis.jp/service_solution/healthcare-pf/

■本年度実施予定の取り組み
TISは本年度、以下の取り組みを大阪府の市町村と共に実施していきます。

①毛髪健康チェックによる老化の原因である糖化たんぱくやストレス履歴の可視化の実証実験
本実証実験では、大阪千里ニュータウンで美容院を運営する株式会社テルミーソリューションズ(本社:大阪府吹田市、代表取締役社長:山本 光平)と協業し、美容院で採取した毛髪を分析して健康状態を可視化し、結果を美容院利用者に提示することで、健康無関心層に自身の健康について考えるきっかけを提供します。その利用者に、健康情報とともにTISの健康活動サポートアプリ「ASTARI※5」を活用してウォーキング等の健康行動を実施してもらうことで、健康への意識と行動変容を促す取り組みを地域と連携して実施します。
 


※5 ASTARI
ユーザーのヘルスケア情報(歩数・食事情報・体重)の記録・管理し、そのユーザーの健康管理をサポートするTISのサービスです。詳細はhttps://service.paycierge.com/astari/をご参照下さい。

②加齢性難聴・ヒアリングフレイル予防によるMCI/認知症対策の実証実験
東和薬品株式会社との合弁会社であるTスクエアソリューションズ株式会社(本社:大阪府守口市、代表取締役社長:天野 雄介)が提供する聴力チェックアプリ「みんなの聴能力チェック」を活用し聴力測定を行うことで潜在的な難聴者を洗い出し、認定を受けたヒアリングフレイルサポーター※6による難聴者のサポート(聴力に関するリテラシーの向上や聴力支援機器の貸与など)を実施します。


 ※6 ヒアリングフレイルサポーター
高齢の聞こえにくい人や聴覚障害がある人とのコミュニケーションを行う場合の「聴覚の基礎知識」と「対話支援技術」を学び、大きな声ではなく、相手を安心させながら対話ができる支援者のことです。

■今後について
TISでは、OSPFを通じて大阪府内のスマートシティ化を目指す自治体とともに具体的なプロジェクトの協議や実証実験などを進めていきます。そして、本プロジェクトで得たPHRサービスの知見・ノウハウを成功モデルとして、大阪府のみならず、日本における健康無関心層の人々の行動変容を促し、健康意識の向上を図るとともに、疾患リスクの早期検知や重症化予防といった健康寿命の延伸に向けたヘルスケアプラットフォームの社会実装を進めて参ります。

【大阪府CIO兼スマートシティ戦略部長 坪田 知巳氏 コメント】
“大阪モデル”のスマートシティ実現に向けて、「スマートヘルスシティ」の分野でプロジェクトを進めていただいている関係者の皆様に感謝いたしますとともに、府民の健康寿命延伸に大いに寄与いただくことを期待しています。

 
TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/
TISインテックグループの TIS は、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型の IT ソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN 地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で 3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。

 
TISインテックグループについて
TISインテックグループはグループ社員約2万人が一体となって、強みを活かし、国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客様のビジネスを支えるITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして、未来の景色に鮮やかな彩りをつけていきます。

 
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

 
◆本件に関するお問い合わせ先
TIS株式会社
DXビジネスユニット ヘルスケアサービスユニット ヘルスケアサービス企画営業部
TEL:050-1702-4053 E-mail:healthcare_sales@ml.tis.co.jp
 

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会社概要

TIS株式会社

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URL
https://www.tis.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
050-1702-4071
代表者名
岡本安史
上場
東証プライム
資本金
100億円
設立
1971年04月