近代の東海道を巡る企画展「大正期の東海道ブーム」を開催します(豊橋市二川宿本陣資料館)
東海道五十三次のうち、日本橋から数えて三十三番目。駿河国(現在の静岡県西部)から三河国(現在の愛知県東部)に入って最初の宿場町、二川宿。
江戸時代の町割りがほぼそのままの状態で残る二川宿にあり、大名や公家など位の高い人が旅の途中で宿泊・休憩に利用した、宿場内でも重要な建物「本陣」を保存している「二川宿本陣資料館」では、江戸時代の旅に関する資料を展示しています。
すでに鉄道網や自動車・バスなどの移動手段が登場していた大正期。常設展の「江戸時代の東海道」と企画展の「大正期の東海道」にはどのような違いがあるのでしょうか。
常設展もあわせて楽しみたい、「二川宿本陣資料館」ならではの企画展「大正期の東海道ブーム」を10月10日(土)から開催します。ぜひお越しください。

宿駅制度の廃止から半世紀が過ぎた大正期。鉄道網の全国的な発達や、バスなど自動車輸送の登場など、交通体系も近代化するなかで、東海道の徒歩旅行は過去のものとなっていました。
一方で東海道を懐古する動きも見られ、版元は東海道の風景が描かれた浮世絵をさまざまな手法で復刻し、画家や漫画家・文化人の多くは東海道を旅行して作品制作を行いました。
こうした作品からは、徒歩の旅への憧れや東海道各所に刻まれた文化的な蓄積への敬意や親しみを背景に、新しい技術や感覚によって時代にあった東海道を描きなおそうという意欲が感じられます。本展では、それらの作品とともに近代の東海道を巡ることといたします。

岡本一平 「日本橋」『東海道五十三次漫画絵巻』より
大正10-11年、漫画家たちが東海道を自動車旅行して制作、販売した絵巻。太郎の父一平はその中心人物だった。
【「大正期の東海道ブーム」開催概要】
会期:令和8年10月10日(土)~11月23日(月)午前9時~午後5時(入館は午後4時30 分まで)※月曜日休館。ただし10月12日(月・祝)、11月23日(月・祝)は開館し、翌日休館
ところ:二川宿本陣資料館(豊橋市二川町字中町65)
入館料:一般 500円(400円)、小中高校生100円(80円)、豊橋市内在住の70歳以上100円
※( )内は30名以上の団体・前売料金※入館料にて本展もご覧いただけます。
展示点数 45点
【会期中の催し】
◆講演会「漫画家が描いた大正期の東海道」
日 時 10月10日(土) 午後2時~
講 師 佐藤弘隆氏(立命館大学デザイン・アート学部准教授)
会 場 二川宿本陣資料館 企画展示室(定員50人、要申込、要入館料)
◆ギャラリートーク
日 時 10月31日(土) 午後2時~
会 場 二川宿本陣資料館 企画展示室(申込不要、要入館料)

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