加藤シゲアキ著『オルタネート』(新潮文庫)本日発売! 累計25万部を突破した直木賞候補、本屋大賞ノミネートの傑作青春小説が待望の文庫化です。
直木賞候補となり、本屋大賞を受賞した傑作青春小説『オルタネート』の文庫版が本日発売となりました。
文庫化にあたり、著者・加藤シゲアキ氏自身による書下ろしの「あとがき」、重松清氏による「作家・加藤シゲアキ論」ともいうべき読み応えたっぷりの文庫解説も収録しております。
また『オルタネート』文庫版を記念して、発売中の月刊誌「小説新潮」7月号に親交のある直木賞作家・今村翔吾氏との対談を掲載。同世代ならではの熱いトークを繰り広げています。さらに、6月27日発売の新潮社PR誌「波」7月号の表紙にも登場。作家としての新たな覚悟に満ちた著者インタビューに加え、『オルタネート』を愛読する福田里香氏&珠川こおり氏によるダブル書評も掲載しています。
【加藤シゲアキさん・コメント】
本作は、普段あまり本を読まない高校生にも小説の楽しさを知ってほしいと思って書きました。しかし蓋を開けてみれば高校生だけでなく、私より年上の方からもたくさんの反響をいただきました。著者が一番小説のポテンシャルを信じていなかったと反省しつつも、文庫化に際して改めて読み直したのですが、甦ってくるのはどれも美しい記憶でした。
『オルタネート』は、本当に私を遠くまで連れていってくれた。そしてテーマ同様、私を大きく育ててくれました。
こんなに自著に感謝することはこの先ないかもしれません。
胸を張って、言わせてもらいます。
本作は私、加藤シゲアキの代表作です。
――加藤シゲアキ
【『オルタネート』あらすじ】
高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代。東京のとある高校を舞台に、若者たちの運命が、鮮やかに加速していく。全国配信の料理コンテストで巻き起こった“悲劇”の後遺症に思い悩む蓉。母との軋轢により、“絶対真実の愛”を求め続ける「オルタネート」信奉者の凪津。高校を中退し、“亡霊の街”から逃れるように、音楽家の集うシェアハウスへと潜り込んだ尚志。恋とは、友情とは、家族とは。そして、人と“繋がる”とは何か。デジタルな世界と未分化な感情が織りなす物語の果てに、三人を待ち受ける未来とは一体―。“あの頃”の煌めき、そして新たな旅立ちを端正かつエモーショナルな筆致で紡ぐ、新時代の青春小説。
【加藤シゲアキプロフィール】
1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒。NEWS のメンバーとして活動しながら、2012年1月に『ピンクとグレー』で作家デビュー。以降『閃光スクランブル』、『Burn.-バーン-』、『傘をもたない蟻たちは』、『チュベローズで待ってるAGE22・AGE32』 とヒット作を生み出し続け、2020年3月には初のエッセイ集『できることならスティードで』を刊行。2020年11月刊行の長編小説『オルタネート』で吉川英治文学新人賞を受賞、本作は直木賞候補にもなった。アイドルと作家の両立が話題を呼んでいる。
■書籍データ
【タイトル】『オルタネート』
【著者名】加藤シゲアキ
【発売日】2023年6月26日(月)
【造本】文庫
【本体定価】 990円 (税込)
【ISBN】 978-4-10-104023-3
【URL】 https://www.shinchosha.co.jp/alternate/
「オルタネート&チュベローズで待ってる」公式ツイッターアカウント:@alt_shinchosha
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