4人に1人が不審な人が一緒に侵入する「共連れ」を経験。短時間なら鍵かけない派が約4割も【マンション暮らしに関する防犯意識調査】

~マンションに潜む防犯対策の盲点とは~

パナソニック株式会社

侵入強盗など治安の悪化が進む昨今、自分の身を守るための対策がますます重要になっています。警察庁の発表*によると、共同住宅における侵入窃盗のうち、全体の7割以上が窓や表出入口からの侵入であり、原因の多くは「鍵の閉め忘れによる無締り」が占め、次いで多いのが「ガラス破り」による侵入です。 こうした背景を踏まえ、パナソニック株式会社は、「マンション暮らし」の防犯に着目し、現在オートロック付きマンションに居住している20~69歳の男女800名を対象に、マンション住まいにおける防犯意識や危険を感じた経験に関する実態調査を実施しました。

*令和5年 警察庁「住まいる防犯110番」データより

■8割以上が「マンションは一軒家に比べてセキュリティが高く安全」だと回答。特に50代女性は半数近くがマンションは安全だと思っている。さらに、全体の2割以上は“オートロック頼み”で個別の防犯対策は不要と考えている実態も。

■4人に1人がオートロックのエントランス開錠時に不審者が後ろから侵入する“共連れ”を経験。

オートロックでも過信できない現実が浮き彫りに。

■約4割がゴミ出しや郵便ポストの確認など、短時間の外出時に鍵をかけていないことが判明。

■半数以上がオートロックを信頼し、ドアガードやドアチェーンを普段から使わないことがあると回答。さらに、在宅時にドアの鍵を掛けないことがある人も2割いることが明らかに。

■来客時にドア穴で来訪者を確認する人は約2割と少数派。オートロックで対応後はドア前の確認をしない傾向。

■部屋の明かりが遅い時間に点灯することに防犯上の不安を感じたことがある人は2割。

特に20~30代女性では3割がその不安を抱えているという結果に。

[調査概要]

・エリア:首都圏(1都3県)(東京・神奈川・千葉・埼玉)

・調査対象:20歳~69歳 男女 計800人【現在、オートロック機能が備わったマンション等の集合住宅に居住している方】

・調査期間:2025年4月2日(水)~4月3日(木)

・調査方法:インターネット調査

※調査結果を引用いただく際は「パナソニック調べ」を引用元として記載ください。

■8割以上がマンションは一軒家に比べてセキュリティが高く安全だと回答。特に50代女性は半数近くがマンションは安全だと思っている。さらに、全体の2割以上は“オートロック頼み”で個別の防犯対策は不要と考えている実態も

まず、マンションは一軒家に比べてセキュリティが高いため安全だと思うかを聞いたところ、「とても思う」「やや思う」を合わせると87.1%にのぼりました。マンションに暮らす多くの人が防犯性に対して安心感を抱いていることがわかりました。

中でも50代女性では「とても思う」と回答した人が最も多く、47.8%となっています。

さらに、マンションにオートロックが付いていれば、個人での防犯対策は必要ないと思っている人は、「とても思う」「やや思う」を合わせると27.2%となり、2割以上の人がオートロックを過信し、個別の防犯対策は不要と考えていることが明らかになりました。

■4人に1人がオートロックのエントランス開錠時に不審者が後ろから侵入する“共連れ”を経験し、オートロックでも過信できない現実が浮き彫りに

続いて、オートロックのエントランスを開錠した際、不審な人が一緒に入ってくる「共連れ」に遭ったことがあるかを聞いたところ、26.6%が「ある」と回答。オートロックが「安心材料」になっている一方で、実際には4人に1人が“共連れ”を経験していることがわかりました。オートロック機能付きのマンションではエントランスの鍵を開けてからドアが閉まるまでに時間がかかるマンションもあるため、その間に見ず知らずの人が中に侵入するリスクもあります。オートロックに頼るのではなく、個別の防犯意識を高めておくことの重要性が改めて浮き彫りになりました。

約4割がゴミ出しや郵便ポストの確認など、短時間の外出時に鍵をかけていないことが判明

ゴミ出しや郵便ポストの確認など、短時間の外出時に鍵をかけずに外出することはあるかを聞いたところ、「よくある」「たまにある」を合わせると38.4%と4割近くの人がわずかな時間であれば施錠せずに外出している実態が明らかになりました。オートロック機能付きのマンションでは、「少しの間なら大丈夫」と油断してしまう傾向があり、短時間での外出時に防犯意識が低くなっていることがうかがえます。 例え“ほんの数分”でも、戸締まりの習慣を見直し、日常の防犯レベルを高めることや、万が一の侵入に備えて屋内カメラで確認できる環境を整えることが、マンション防犯の鍵となりそうです。

■半数以上がドアガードやドアチェーンを普段から使わないことがあると回答。 さらに、在宅時にドアの鍵を掛けないことがある人が2割いることが明らかに

普段からドアガードやドアチェーンを使わないことがあるかを聞いたところ、35.4%の人が「使わないことが多い」と回答。中でも最も高い割合を示したのは20代女性で50.7%と2人に1人がドアガードやドアチェーンを普段から使っていないという結果に。意外にも若年層の女性が、マンションのセキュリティに対して過信している実態が浮き彫りとなりました。さらに、在宅時にドアの鍵を掛けないことがあるかを聞いたところ、「よくある」「たまにある」を合わせると21.1%となり、中でも「よくある」「たまにある」を合わせた割合が最も多いのは20代男性で43.8%という結果に。20代男性の4割以上の人が在宅時に施錠をしていないことが明らかになりました。在宅時の侵入など「在宅=安全」とは限らない昨今、日常の防犯行動の見直しが求められます。

■来客時に来訪者を“ドア穴”で確認する人は約2割と少数派。オートロックで対応後はドア前の確認をしない傾向

来客時、どのように来訪者を確認しているかを聞いたところ、1位は「カメラ付きオートロック」で86.1%にのぼりました。一方で、「ドア前のカメラ」が20.9%、「ドア穴」で確認する人は18.5%とどちらも約2割にとどまりました。オートロックで来訪者を確認したら、その後ドア前での確認はしない人が多い傾向にあるようです。

■部屋の明かりが遅い時間に点灯することに防犯上の不安を感じたことがある人は2割。特に20~30代女性では3割がその不安を抱えているという結果に

帰宅が遅くなり、部屋の明かりが遅く点灯することについて防犯面で不安に感じたことはあるかを聞いたところ、「よくある」「たまにある」を合わせると21.3%が回答。さらに属性別で見ると、特に20~30代女性においては3割以上が不安を抱えていることから、「帰宅したこと」や「帰宅時間がわかってしまうこと」への懸念がうかがえます。

加えて、在宅か不在かを見極めようとする不審者にとって、部屋のあかりが点灯するタイミングは“生活パターンのヒント”になることから、点灯時間の規則性が不審者への参考情報になってしまう不安もあるのかもしれません。

今回の調査結果では、8割の方が「マンションのセキュリティは一軒家よりも高く安全だ」と感じている一方で、「オートロック機能」や「エントランスのセキュリティ」といった共有部分からの侵入リスクに不安を感じている人も一定数存在することがわかりました。つまり、表面的な安心感と実際の防犯リスクとの間にギャップが生じていることが浮き彫りになったと言えます。また、4人に1人が「共連れ」を経験しており、オートロックをすり抜けて侵入される危険性が現実に存在していることも明らかになりました。

【防犯アドバイザー 佐々⽊成三さん コメント】

私は元刑事として多くの事件現場を見てきましたが、実際、空き巣の約3割はマンションで発生しています。また空き巣被害の約半数が無施錠の玄関や窓からの侵入というデータもあり 一度敷地内に侵入を許すと、多くの部屋に被害が及ぶ可能性があることを身をもって知っています。

加えて近年では、セキュリティ設備が強化される一方で、犯罪者側の手口も日々進化しています。オートロックに頼るだけでは不十分なケースも増えているのが実情です。こうした現状を踏まえ、防犯アドバイザーとして強く伝えたいのは、「マンションだから安心」という過信を捨て、個人レベルで防犯意識を高めること、そして防犯セキュリティツールを積極的に活用することです。たとえオートロックのあるマンションであっても、「最後に自分を守るのは自分自身」であるという意識が、防犯の第一歩です。常に「どうすれば犯罪を未然に防げるか」を意識し、住まいに応じて適した対策ツールを取り入れることが、これからの新しいスタンダードになっていくべきだと考えます。

(弊社から佐々木氏に依頼をし、頂いたコメントを編集して掲載しています)

ここからは自宅マンションの防犯対策に役立つおすすめのパナソニック商品をご紹介します。

たとえオートロックが付いていても、個別のドアの前はのぞき窓から見える範囲しか確認できない家も多いと思います。そのため見知らぬ来訪者の対応時に不安に感じている方も少なくありません。そんな方にはモニター付きドアカメラがおすすめです。玄関のドアに掛けて固定するだけで簡単に設置でき、モニター親機とカメラがペアリング済みで設定が不要。また、来訪者を自動表示する「チャイムリンク機能」付きで、呼出音に連動して留守でも来訪者を自動録画することができます。

▼商品詳細

モニター付きドアカメラ VS-HC400 詳細

https://panasonic.jp/hns/c-db/products/VS-HC400.html

■広画角レンズで部屋の様子を見渡せる 屋内HDカメラ

200万画素の高画質と広角レンズで、部屋の中を広範囲に確認できます。また、動作や音、温度を検知し、反応するとあらかじめ登録したスマートフォン(※1)に通知が届くので、室内の変化に気付くことができます。また、カメラに内蔵しているスピーカーとマイクで話しかけることもできます。

▼商品詳細

屋内HDカメラ KX-HRC100 詳細

https://panasonic.jp/hns/c-db/products/KX-HRC100.html

※1 Android™ 8.0 以降を搭載し、Google Play に対応したスマートフォン/タブレット、または iOS 13.0 以降を搭載したiPhone( iPhone 5s 以降)、iPad( iPad Air 以降)に対応しています。ご利用には専用アプリケーション「ホームネットワークW」のインストールが必要です。OSのバージョンアップに伴い「ホームネットワークW」アプリケーションが対応できるバージョンや端末も変更になることがあります。機器の接続にはグローバルIPアドレス[IPv4]「IPv6を用いたIPv4」が付与されるインターネット接続環境と、UPnP機能、「2.4 GHz」の周波数帯域に対応した無線ルーターが必要です。

■不在に気付かれないよう照明をオン・オフ設定できる パルック LEDシーリングライト

すぐにできる防犯対策の一つとして、不在に気付かれないよう部屋の電気(あかり)を自動で点けたり消したりすることも防犯対策としておすすめです。るすばんタイマー付きのパルックLEDシーリングライトはリモコンの「るすばん」ボタンを押すことで、設定時刻になると、あかりのスイッチが3つのパターンでランダムに変わるので、帰宅時間が夜遅くなるときや、長期不在にするときの空き巣対策におすすめです。

▼商品詳細

パルック LEDシーリングライト(るすばんタイマー機能)詳細

https://panasonic.jp/light/auto.html#timer

ここでご紹介した商品は、侵入や盗難などの犯罪を阻止することや安全を保証するものではありません。万が一、損害が発生した場合、当社は責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。商品のご使用と合わせて、施錠・戸締り等の防犯対策を行うことをおすすめします。

【関連情報】

パナソニックのウェブマガジン「UP LIFE」

▼最新犯罪事情と対策をプロが解説!家電で防犯力をアップする方法

https://panasonic.jp/life/security/270010.html

▼あなたのおうちは大丈夫?「全国防犯意識調査2024」から考える防犯対策

https://panasonic.jp/life/security/270008.html

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ビジネスカテゴリ
カメラ調理・生活家電
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会社概要

URL
http://panasonic.jp/
業種
製造業
本社所在地
港区浜松町
電話番号
-
代表者名
臼井 重雄
上場
東証1部
資本金
-
設立
1935年12月