【京都 蔦屋書店】中島麦の個展「DIVING to COLOR OCEAN」を4月4日(金)より開催。筆を使わず、重力が生み出す色彩の美しさを探究する。

京都 蔦屋書店(京都市下京区 京都髙島屋 S.C.[T8]5F・6F)では、中島麦の個展「DIVING to COLOR OCEAN」を、2025年4月4日(金)~4月28日(月)の期間に開催します。
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/46050-1431480305.html
概要
中島麦は京都市立芸術大学を卒業後、現在大阪を拠点に制作活動を続けています。絵画を構成する要素の中でも「動き・奥行き・光」の3つを探求しながら抽象画を手掛けています。近年は、そこに「時間」を表現する試みを行っています。制作過程では筆を使わず、傾け固定したキャンバスに、ビーカーでゆるく溶いたアクリル絵具をゆっくりと流し描きます。重力により滑り落ちていく絵具の物質的な動きを操り、時にはキャンバスを回転させながら、時間をかけて画面上に定着させていきます。絵具を流し、乾かし、さらに別の色を流すという工程を繰り返すことで、いくつもの重力軌道とレイヤーの重なりによる多様な表情を生み出します。
京都では約13年ぶりの個展となる本展は、中島自身が画面に飛び込み潜るような感覚で絵を描いたシリーズを中心に約40点と本展のために構想したインスタレーションを展示します。


アーティストステイトメント
色彩の海に潜りたい。
僕は色の美しい振る舞いを、絵画の中で探求している。
2016年頃から、注ぎ口のついた容器でアクリル絵具を流し描く手法で絵画を制作している。傾け固定したキャンバスに、トロトロに溶いた絵具をゆっくりと注ぎこむ、色材は画面を滑るようにゆっくりと流れ、時にはあっという間に枠の外へと落ちる。物質の痕跡は時間をかけて少しずつ定着する。キャンバスを回転させることで生まれる多重力とレイヤー構造は、物理法則から抽出、解放された色彩空間を描き出す。
タイトルの《DIVING》は、僕自身が画面に飛び込み、潜るような感覚で絵を描いていること、色彩の海でダイビングするように絵を体験して欲しいという思いから名付けた。また壁画ではなく独立した大画面に描くことは、絵を描いている人間としての本能的な憧れであると共に、様々な能力が試される場であるので恐怖も同居する。
僕が本格的に絵を描き始めた頃に出会った絵画史を切り拓いた抽象表現の巨匠達は、往時からこの世には居ない。また彼らが生きていた時代から比べたら視覚メディアの多様化は甚だしく、五感に訴え没入感を味わえるモノが身近にある環境で生活している。そのような中で絵を描く理由、とりわけ抽象的な作品を制作する理由はなんなのか、ずっと自問自答している。しかし自らの身体性を介したリアリティーは、技術がどう発展しようが大きくは変わらない、人は観て触れて感じる生き物なのだ。普遍的な「色」と「みる事」の美しさへの探究、大きな画面に絵具で描かれた絵画の存在理由は、色褪せないどころか、鑑賞者の体験を伴い自立することでより重要になっていくと信じている。筆を使わずに、絵具の物質性と重力が描き出した色彩の美しさを楽しんで頂ければ嬉しい。
さぁ、一緒に色彩の海へ。
美術家 / 中島 麦
アーティストプロフィール

中島 麦(Nakajima Mugi)/美術家
長野県生まれ 大阪育ち 大阪拠点
京都市立芸術大学美術学部油画専攻 卒業
抽象絵画を制作する事を中心に、そこから拡張する出来事を取り込みながら活動中。
その活動を通して、私自身が何ものからも自由で、何ものをもつなぐメディウムでありたいと考えている。絵画の基本要素である「動き・奥行き・光」を探求、近年はそこに物質が重力により流れる時間を加える作品を制作。作品を通して「観る」ことの根源的な意味を提示出来ればと考えている。
個展、企画展、アートフェア、コラボレーション、イベント等展示多数
近年の主な活動
2024年「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2024」出展
2024年 個展 公開制作+展示/髙島屋大阪店/正面入口,メインウインドウ(Osaka Art & Design 企画)
2024年 個展 Gallery白 kuro(大阪)
2024年 個展 Ken Fine Art(大阪)
2024年 art work ルイ・ヴィトン メンズ館大阪/VIPラウンジ ペインティング制作
2024年 art work ダブルツリー by ヒルトン大阪城/全400室アートワーク原画制作
2023年 個展 奈義町現代美術館(岡山)
2023年 個展 KARINOMA_旧武石商店(大阪)
2023年 個展 高島屋大阪店 ギャラリーNEXT(大阪)
2023年 展覧会舞台「みるみるみる」茨木市市民総合センター(大阪)
2022年 個展 Gallery OUT of PLACE(奈良・東京)
2022年「美作三湯芸術温度」米屋倶楽部・奥津温泉(岡山)
2019年「VOCA展 2019」上野の森美術館(東京)
2019年「絵画展…なのか?」川口市立ギャラリー・アトリア(埼玉)
2017年「HUB-IBARAKI ART PROJECT」茨木市市役所他、市内施設7カ所、恒久設置(大阪)
販売について
展示作品は、4月4日(金)11:00より会場にて販売を開始します。
アートのECプラットフォーム「OIL by 美術手帖」では、4月7日(月)11:00~4月28日(月)18:00の期間に販売します。
https://oil.bijutsutecho.com/gallery/1131
※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
展示詳細
中島麦「DIVING to COLOR OCEAN」
会期|2025年4月4日(金)~4月28日(月)
時間|11:00~20:00 ※最終日のみ18:00閉場
会場|京都 蔦屋書店 5F エキシビションスペース
※4月4日(金)18:00より作家在廊の上レセプションを予定。(どなたでも参加可能)
主催|京都 蔦屋書店
協力|YUMEKOUBOU GALLERY
入場|無料
お問い合わせ|075-606-4525(営業時間内)
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/46050-1431480305.html

京都 蔦屋書店
京都髙島屋S.C.[T8]5・6階に位置する京都 蔦屋書店は、全フロアを通じてアートと⽂化の「伝統と最先端」が共振する場です。芸術分野を広く取り扱う約6万冊の書籍と、⽇常のアートピースとなるような⽂具・⼯芸品のほか、フロア内に点在するアートスペースでは、注⽬の現代アート作品を展⽰。店頭と合わせてECサイトでもご案内いたします。約120席あるSHARE LOUNGEでは、カフェや仕事場、イベントスペースとして、居⼼地の良い空間を提供します。
住所|〒600-8002 京都府京都市下京区四条通寺町東⼊⼆丁⽬御旅町35 京都髙島屋S.C.[T8]5・6階
電話番号|075-606-4525
営業時間|10:00〜20:00
※6Fシェアラウンジのみ、8:00~22:00
HP|https://store.tsite.jp/kyoto/
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CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
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