除湿機能を搭載した外気処理換気システム「AIR Sara」の販売を開始
本システムは、集合住宅向けの新製品で、東京ガスとダイキンが実機稼働検証を行い、得られた知見を反映したものです。東京ガスグループが、本システムの販売・設計支援・施工に加え、独自に5年間の保証を行います。
本システムは、除湿機能を搭載した第1種換気方式(全熱交換器付き)の24時間換気システムです。外気を室温に近づけて給気する全熱交換に加え、除湿や温度調節による外気処理を行います。
近年、世界的な脱炭素化に向けた環境配慮への機運が高まっていることに加え、コロナ禍を契機に在宅時の快適性が求められています。本システムは、換気時の外気をそのまま流入させることによるエネルギーロスや不快さを軽減することで、それらのニーズに対応します。
本システムの特長
(1)湿度(しつど)が取り切れない時期でもしっかり除湿し、住戸全体をさらっと快適に!
(2)エネルギーの使用量を抑え、第3種換気に比べて約16%省エネ
(3)安心の東京ガスグループによる5年保証
<外気処理換気システムのイメージ図>
※上記は夏の運転例。給気の暑さを和らげる程度の温度調節のため、お好みの室温にするにはエアコン・床暖房などとの併用が必要。
東京ガスは、省エネと快適性の両立を実現した本システムの導入を通じて、健康で快適に暮らせる空間づくりに貢献してまいります。
<参考>
■本システムの除湿効果について
本システムは、除湿した後に温め直す「再熱除湿」も搭載し、梅雨時期など外気温があまり高くない時期でも、部屋の温度を下げ過ぎずにしっかり除湿します。各居室のエアコンが、再熱除湿機能無しの標準エアコンでも、住戸全体をさらっと快適な空間を実現します。
<フィールドテストでの実証データ>
※【測定条件】実証住宅、住戸面積:72.46[m2]、UA値0.87[W/m2・K]、外気条件:温度22.8~30.8℃、平均相対湿度77.5%、標準エアコン設定:夏季温度設定冷房27℃(再熱除湿機能なし)AIR Saraの設定:自動運転モード、内部発熱・発湿なし、目標目安:温度28℃以下、相対湿度40~60%
■本システムの省エネ性について
快適な温度・湿度(しつど)の状態にするための条件下でのエネルギー消費量は、第3種換気比で約16%削減を実現しました。
*1:【計算条件】
・住宅種別:共同住宅、床面積:70㎡、UA値:0.6 W/㎡・K、換気量:100m3/h
・標準エアコン機種:AN(22~36)ZESシリーズ、高機能エアコン機種:AN(22~36)ZFSシリーズ、全熱交換器:VL-200ZMHシリーズ、第3種換気:バス暖ABDシリーズ
・各室運転スケジュールはWebプログラム4人家族設定、エアコンは間歇運転
・冷房設定:27℃・11.5g/kgDA、暖房設定:20℃
・気象データ地点:東京
・シミュレーションソフトウェア:TRNSYS18
*2:2023年1月時点での東京電力㈱従量電灯B(第3段階料金・再エネ賦課金・燃料費調整額)にて試算(税込)。実際の電気代削減効果を保証するものではありません。
■本システムの構成機器
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