宮城県東松島市の防災体験施設キボッチャで『防災士育成研修』を開催
―語り部を講師としたカリキュラムやツアーも設定し、被災地のいまを全国に発信します―
1. 取組みの背景と目的
防災士とは、「防災に関する知識と実践力を身につけた防災リーダーとなりえる人」に対して、NPO法人日本防災士機構が認定する資格です。近年、全国各地で相次ぐ災害から命を守るため、特に東日本大震災以降注目されています。NTT ExCパートナーは、日本防災士機構から認証を受け、2004年から毎年、首都圏や大阪などで防災士育成研修を開講しています。
本取組みは、東日本大震災から13年が経過し、被害状況の風化や伝承が課題となる中、被災地である東松島市にて防災士育成研修を開講するものです。これにより、業務の一環で防災士資格を取得しようとする方に、被災地を訪れる機会を提供するとともに、現地で震災の爪痕や語り部の話などを通じて防災に関する研修効果を高めることが期待されます。さらに、全国から広く受講者を募集することで、被災地である東松島市を訪れるきっかけを作り、地域の活性化にも寄与します。防災士育成研修を東日本大震災の被災施設であるキボッチャで開講するのは、昨年に続き2回目となります。
2. 昨年の取組みとの違い
今年はキボッチャ職員である語り部による、被災校舎内のツアーや周辺散策のオプションコンテンツを、研修2日目の昼休みを延長し実施します。これにより、参加者が「被災地のいま」により深く触れられる、体験価値の高い内容としました。全国から訪れた参加者に対し、震災に関する情報発信の機会を増やし、防災意識の啓発に貢献してまいります。
3. 主な取組み事項
(1) 被災地開催専用の防災士育成研修ランディングページの開設
(2) 防災士育成研修の東松島市キボッチャでの開講
(3) 防災士育成研修における語り部(キボッチャ職員)の講師登壇
(4) 遠方参加者向けのキボッチャ施設内における宿泊場所の提供
(5) オプション防災コンテンツ「語り部ツアー」の実施
※「語り部ツアー」は、防災士資格取得研修ではなく、ご希望者のみ参加するオプションとなります。
4. 今後の見通し
本研修における受講者は、応募者多数により締め切りとさせていただいていますが、来年以降も同会場で開講を予定しています。震災の風化防止や伝承機会の創出、また被災地東松島市への誘客効果の継続的な維持をめざします。
5. 各団体の役割
<主催>
NTT ExCパートナー : 防災士育成研修の企画、運営、講師派遣
<開催協力>
貴凛庁 : 研修会場・宿泊場所の提供、語り部の講師登壇、オプション防災コンテンツ(語り部ツアー)の提供
NTT東日本 : 企画・運営の協力、各パートナーとの調整
<後援>
東松島市 : 各者の調整、企画支援
6. 研修開講日
2024年11月14日(木)~2024年11月15日(金)
https://prtimes.jp/a/?f=d98811-1060-34618342a689b443764a263989167a49.pdf
※ご参考:受講者募集の専用ランディングページ(募集開始:2024/4/1、募集終了:2024/10/7)
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