【GHQが禁じた“忠臣蔵”×終戦直後のラバウル捕虜収容所】史実にもとづく感動のヒューマンサスペンス『ラバウルの迷宮』(鈴木智著)が、第9回未来屋小説大賞にノミネートされました!

「この作品、どれもが面白く、読みどころが多すぎる。」 細谷正充(文芸評論家、アンソロジスト)さんほか絶賛を浴びる、実力派脚本家・鈴木智による待望の小説デビュー作!

河出書房新社

モントリオール国際映画祭最優秀脚本賞、日本アカデミー賞優秀脚本賞、キネマ旬報最優秀脚本賞など数々の栄冠に輝く実力派脚本家、鈴木智による小説デビュー作の本格長編小説『ラバウルの迷宮』(2025年8月発売/河出書房新社刊)が、この度、第9回未来屋小説大賞にノミネートされたことをお知らせします。

書誌ページ:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309032221/

ためし読み:https://web.kawade.co.jp/tameshiyomi/144444/

「未来屋小説大賞」とは、未来屋書店の主催による未来屋書店オリジナルの賞です。未来屋書店の選抜された読書好き従業員の方々が直近1年間に出版された本の中から選考し、「今一番売りたい本」を決定します。

この度未来屋小説大賞にノミネートされた本書『ラバウルの迷宮』の舞台は、終戦直後の南洋ラバウル。この町には、太平洋戦争中に投入された約10万人の日本兵が取り残され、収容されていました。漫画家・水木しげるさんの出征先としても知られている地です。

南国のジャングルに舞う雪、封印された〈極秘事件〉、かつて殺し合った兵士たちに芽生える絆──。

本書は、この収容所で実際に起きた史実をモデルに、“反逆の芝居”としてGHQが禁じていた「忠臣蔵」上演をめぐって繰り広げられる歴史サスペンス。そして、構想期間約20年の著者衝撃の小説デビュー作にして、戦後80年を迎えた日本人の「生き方」を問う壮大なスペクタクル作品です。

戦争とは、すべてを壊し、命を無名の数字に変えるものだった。(……)だが、その個々の命が目を覚まし、自分が何者であったか、何者であろうとしたかを思い出すことができたとしたら。

(「第一幕 第九収容所」より)

・『ラバウルの迷宮』へ寄せられた絶賛の声!

ラバウルの捕虜収容所で、元日本兵により「忠臣蔵」が上演されたという史実を元に、手に汗握る反乱の物語を紡ぐ。映画化を熱望します!

──鴻上尚史(作家・演出家)

異色の舞台と題材。謎を呼ぶストーリー。熱き人間ドラマ。

この作品、どれもが面白く、読みどころが多すぎる。

──細谷正充(文芸評論家・アンソロジスト)

・『ラバウルの迷宮』あらすじ

横たわる地下迷路。

ジャングルに、雪は降るのか?

終戦直後、日本軍最大の前進基地ニューブリテン島のラバウル基地には、10万人の無傷の日本兵がいた。彼らが収容された「第九収容所」では、密かに暴動の噂が広がった。

一方、潜入した元情報士官に下された密命は、本土でGHQに禁じられた「忠臣蔵」をこの地で上演せよ、というものだった──。

収容所での芝居上演計画の謎。陰謀、殺戮、友情、そして祈りが交錯する。

日本人の誇りと戦後の希望を賭けた、大舞台の幕がいま上がる!!

・主な登場人物

霧島謙吾(28歳・中尉) 元商社マン 戦中は情報将校

永峰雅道(41歳・中佐) 第八方面軍三八師団連隊長

新宮彰一(28歳・少佐) 新宮大隊隊長

中谷高次(25歳・軍曹) 元文学部学生

神崎 満(31歳・伍長) 元新国劇役者

沢井 真(26歳・二等兵) 元美学校生

伍堂洋介(29歳・中尉) 海軍航空隊隊長

秋草平吉(20歳・上等兵) ゼングル元捕虜

長谷川一夫(30歳・大尉) 陸軍中野学校出身

小出川聖一(19歳・二等兵) 美術班

青木大志(45歳・中佐) 第八方面軍司令部参謀

田武貞新太郎(28歳・上等兵) ゼングル元捕虜

ウィリアム・オバノン(28歳・豪軍中尉) 大学講師

ロバート・バーンズ(50歳・豪軍大尉) 豪軍収容所長

クック・ヤング(25歳・豪軍少尉) 収容所幹部

・著者紹介

鈴木 智(すずき・さとし)

栃木県宇都宮市出身、早稲田大学卒業。報道、ドキュメントの構成・演出を経て、オリジナル脚本が複数のコンクールで高い評価を受け脚本家に。

担当した脚本に、映画「誰も守ってくれない」(モントリオール国際映画祭 最優秀脚本賞)、「金融腐蝕列島・呪縛」(日本アカデミー賞優秀脚本賞/キネマ旬報最優秀脚本賞)、「青い文学人間失格」(ロッテンダム・フューチャー映画祭グランプリ)、「ローレライ」、ドラマに「トクソウ」「死の臓器」「獄の棘」「JKと六法全書」など多数。

本作が小説デビュー作となる。

・書誌情報

書名:ラバウルの迷宮

著者: 鈴木 智

仕様:四六判/並製/336頁

発売⽇:2025年8⽉8日

税込定価:2,200円(本体2,000円)

ISBN:978-4-309-03222-1

装画:アンリ・ルソー

本文・カバーデザイン:bookwall

書誌URL:

https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309032221/

出版社:河出書房新社

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東京都新宿区東五軒町2-13
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代表者名
小野寺優
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
1957年05月