アイデムフォトギャラリー[シリウス]国境なき子どもたち(KnK)写真展「Lost Childhood ― バングラデシュ、失われた子どもたちの時間 ―」:2020年9月24日(木)~9月30日(水)
求人広告を企画・発行する株式会社アイデム(新宿区新宿 代表取締役:椛山亮)https://www.aidem.co.jp/ が運営するフォトギャラリー[シリウス] https://www.photo-sirius.net/ は国境なき子どもたち(KnK)写真展 「Lost Childhood ― バングラデシュ、失われた子どもたちの時間 ―」を2020年9月24日(木)~9月30日(水)に開催いたします。
【写真展案内】
認定NPO法人国境なき子どもたち(KnK)は、ストリートチルドレンや人身売買の被害にあった子ども、大規模自然災害や国内騒乱で不安定な状況下にある子どもなど、世界各地で困難な状況にある青少年を支援する国際協力NGOです。1997年に世界の子どもたちと「共に成長する」ことを理念に活動を開始し、現在は7の国と地域で活動しています。
日本の人々、特に若い世代に海外の子どもたちの現状を伝えることを目的に毎年写真展を開催しています。
写真展に寄せて
世界最大の人口過密都市と言われるバングラデシュのダッカ。地方の子どもたちは、経済的な理由から10歳前後で単身ダッカに出稼ぎにやってきます。薄暗く劣悪な環境の工場ではこうした出稼ぎの子どもたちが働いています。いわゆる児童労働の現場です。しかし、工場で取材を進めると、児童労働と一言で済ませられない現状に気付きます。幼い頃から工場で働いている従業員は「働き始める年齢が低いほど早く技術が身につき、たくさん稼げるんだ」と自分の経験を語ります。その話を裏付けるように、工場で働き3年目のビジョイ君(13歳)にインタビューすると、「仕事の邪魔をするな」と言わんばかりに表情すら変えず淡々と作業を進めます。その姿は職人のようです。
一方、家庭に何らかの問題があり、家を飛び出しダッカにやってくる子どもたちもいます。彼らの多くは、ゴミ拾いや荷物運び、物乞いなどで生計を立てるストリートチルドレンとなります。路上生活で身体的・精神的な苦痛を感じながら、「社会から取り残されている」という疎外感や「愛情を知らない」まま大人になってしまうのです。大人でさえ厳しいバングラデシュの社会で生き抜き、子ども時代を知らずに育つ子どもたちを国境なき子どもたちの職員として支え、そして、フォトグラファーとして、子どもたちのありのままの姿をこの写真展を通じて皆さまに伝えられればと願います。
フォトグラファー 清水 匡(カラー約45点)
写真家プロフィール
清水 匡 (しみず きょう)/ KnK職員兼フォトグラファー 千葉県在住 www.kyoshimizu.jp
神田外語大学卒業。自然映画会社でカメラマンを務め『NHKスペシャル』や『生きもの地球紀行』などの制作に携わる。渡英し介護職に従事。帰国後、国境なき医師団日本の映像部にてアフリカやアジアの現場の撮影・編集を担当。2003年より国境なき子どもたちに勤務。広報、プロジェクト調整、組織運営を担う傍ら、フォトグラファーとして活動中。
受賞歴:日経ナショナルジオグラフィック写真賞「ピープル部門」優秀賞(2015年)、第24回酒田市土門拳文化賞奨励賞(2017年)、Paris Photo Prise (PX3), “The State of the World” Curatorial Selection (2019年)
共著:『私は13歳、シリア難民 故郷が戦場になった子どもたち』、『ぼくは12歳、路上で暮らし始めたわけ』(国境なき子どもたち著/合同出版)
平日、土曜日は10:00~18:00まで(最終日は15:00)
*日曜日休館
【ご来館の皆さまへのご協力のお願い】
・発熱や咳の症状、体調不良のある方は、ご来館をご遠慮くださいますようお願いいたします。
・ご入館の際はマスクを着用をお願いいたします。
・手指消毒液を設置しておりますので、ご入館時は手指の消毒をお願いいたします。
・他のお客様との間隔を空けるようお願いいたします。
・大きな声での会話はご遠慮ください。
・混雑時は入館を制限させていただくことがございますのでご了承ください。
写真展の様子は「シリウスブログ」でもご紹介します!
■シリウスブログ https://www.photo-sirius.net/blog/
■シリウス公式Facebook https://www.facebook.com/photo.sirius
[お問い合わせ]
アイデムフォトギャラリー シリウス事務局
担当:澤本
TEL:03‐3350‐1211
https://www.photo-sirius.net/
すべての画像