日頃のご愛顧、ご協力に感謝し《ACY感謝祭》を開催します!
アーツコミッション・ヨコハマ(ACY)は、今年度も芸術やデザインを軸に横浜各地で共創、協働を生み出してまいりました。日頃のご愛顧、ご協力に感謝し、1年間の活動報告と来年度に向けた展望を広く共有します。
当日は、アーティスト・フェローとその受入先となってくださった地域拠点の運営者、ミナトノアートや関内外OPEN!の企画者、横浜から地方への使節団として一緒に旅した方々にご登壇いただきます。
おいしい、たのしいマルシェも開催。皆様のご来場をお待ちしています。
第一部(14:00~16:20)
「アーティストが街にいることで見えた風景 ~アーティスト・フェローシップ助成活動報告~」
2023年度 ACYアーティスト・フェローシップ助成に採択された5名のアーティストが、横浜各地に滞在しながら展開した活動の報告を行います。また、アーティストが滞在した独自の地域活動を行う拠点の方々にも参加いただき、アーティストが身近にいる風景について、話し合います。開催時には、2024年度の助成プログラムの募集も始まっています。今年度体験したアーティストと受け入れ先拠点の生の声を聞く貴重な機会です。応募ご検討中の方も是非ご参加ください。
①アーティストプレゼンテーション(活動報告)
・2023年度ACYアーティスト・フェロー
加藤 立(アーティスト)
坂本 夏海(アーティスト)
私道 かぴ(作家、演出家)
山岡 瑞子(映画作家/ア-ティスト)
ユニ・ホン・シャープ(アーティスト)*オンライン
・コメント(ACYアーティスト・フェローシップ助成 審査員)
天野 太郎(東京オペラシティアートギャラリー チーフ・キュレーター)
岡本 純子(公益財団法人セゾン文化財団 シニア・プログラム・オフィサー)
野上 絹代(振付家・演出家、多摩美術大学美術学部演劇舞踊デザイン学科専任講師)
藤原 徹平(フジワラテッペイアーキテクツラボ代表、横浜国立大学大学院Y-GSA准教授)
山峰 潤也(キュレーター、株式会社NYAW代表取締役)
②アーティスト受入先の拠点メンバーによる座談会
熊谷 恵美子(左近山アトリエ131110)
黒田 杏菜(Murasaki Penguin Project Totsuka)
関口 春江(Co-coya)
若林 拓哉(ARUNŌ -Yokohama Shinohara-)
渡辺 篤(アートスタジオ アイムヒア)*調整中
①②の聞き手:小原 光洋(アーツコミッション・ヨコハマ プログラム・オフィサー)
第二部(16:30~17:10)
「顔の見えるネットワークづくり、その先へ ~関内外OPEN!&ミナトノアート座談会~」
横浜都心に数多くあるクリエイタースタジオやギャラリーなど、創造産業が営まれる場をつなぐ企画(関内外OPEN!、ミナトノアート)がアートやデザインを生業としている方々によって行われています。ローカルや業界内で顔の見えるネットワークづくりから始まる新たな活動やビジネス、その価値と面白さを知る企画者による座談会です。横浜の街をデザインやアートでもっと面白くしていくには、どうなると良いかを語りあいます。
安食 真(studio nibroll クリエイティブディレクター、関内外OPEN!幹事)
木村 いよ(金継ぎ Atelier fourteen、ミナトノアート実行委員会事務局長)
千代田 彩華(オンデザインパートナーズ、関内外OPEN!幹事)
田口 竜太郎(株式会社アマネプロ 代表、寿司職人、ミナトノアート実行委員長)
聞き手:後藤 清子(株式会社ピクニックルーム 代表)
杉崎 栄介(アーツコミッション・ヨコハマ プログラム・オフィサー)
第三部(17:15~17:55)
「都市と田舎、生活と表現のあいだを旅することで見えること ~令和の横浜使節団~」
今年度から始めた新企画「令和の横浜使節団」。ACYとBUKATSUDOが核となり、横浜の面白いメンバーが集って使節団として新潟、信州(3月実施)の先進的な取組先へ出向きました。そこでの出会いから多くの学びを得て、たくさんの仲間をつくっています。都市と田舎の素晴らしさを相互にリスペクトしあい、そこがつながることで何ができるかを一緒に考え、行動する、そんな使節団に育っていきたいと考えています。使節団に入りたい方、ぜひ話を聞いてみませんか?
上野 正也(神奈川大学 建築学部 准教授)
大沢 雄城(建築家)
原田 智子(株式会社リビタ、MOYORe: コミュニケーションマネージャー)
野村 政之(信州アーツカウンシル ゼネラル・コーディネーター)
聞き手:杉崎 栄介(アーツコミッション・ヨコハマ プログラム・オフィサー)
日 時:2024年3月20日(水・祝)14:00~18:00 |
アーティスト。1979年愛知県生まれ。
人間の行為を演劇的に捉え、異化し、パフォーマンスなどで作品化している。広島市現代美術館所蔵の作品『I am a museum』(2019)では、美術館所蔵の絵画を複製し、それを背負って美術館の外に出て、街中で出会った偶然の鑑賞者に絵画を観せるというパフォーマンスを行った。
最近の活動に、『絵画の沈黙が聴こえてくる』(ANB TOKYO、2022年)、『鑑賞者』(第24回岡本太郎現代芸術賞、2021年)、『I am a museum』(広島市現代美術館、2019年)など。
坂本 夏海
https://www.natsumi-sakamoto.com/
アーティスト。Back and Forth Collective メンバー。
記憶の継承に埋め込まれたジェンダー役割の政治性を探求する映像インスタレーション作品を展開する。近年はフェミニズムの「周縁」に存在した女性の連帯の歴史調査を軸とした芸術実践を行う。
最近の活動に「Song for Solidarity (Waulking Song)」(グラスゴー現代美術センター、2024年)、「When Bodies Whisper」(Timespan、2023年)など。
作家、演出家。
京都を拠点に活動する団体「安住の地」所属。戯曲の可能性の拡張を目指し「小説を書き、それを基に戯曲を制作する」という手法を用いる。共同脚本・演出での創作も行う。
身体感覚をテーマにした戯曲『いきてるみ』で第19回OMS戯曲賞佳作を受賞。脚本・演出作品『アーツ』が第16回せんがわ演劇コンクールにてオーディエンス賞を受賞。国際芸術祭あいちプレイベント「アーツチャレンジ2022」や「茨城水郡線 奥久慈アートフィールド2022」等、美術の分野でも作品を発表している。
山岡 瑞子
https://mizuko-yamaoka.amebaownd.com/
映画作家/アーティスト。
1998年渡米。2002年Pratt Institute(NY)卒業直後、事故に遭い帰国。中途障害者・帰国者の立場からの制作方法を模索する。2016年、バルセロナで初短編ドキュメンタリー制作。BankART AIR 2021への参加を経て、22年初長編ドキュメンタリー映画『Maelstromマエルストロム』完成。ピッツバーグ大学 Japan Documentary Film Award 2022受賞。第23回ニッポン・コネクション他、国内外の映画祭で上映され、23年12月に横浜で先行上映。第97回キネマ旬報文化映画ベスト・テン第5位選出。24年5月10日よりアップリンク吉祥寺にて上映予定。
ユニ・ホン・シャープ
https://www.yunihong.net/
アーティスト。東京都生まれ。現在はフランスと日本を拠点に活動。
アーカイブや個人的な記憶から出発し、構築されたアイデンティティの不安定さと多重性、記憶の持続をめぐり、新しい語り方を探りながら、身体/言語/声/振付を通じてその具現化を試みる。
最近の作品に、パフォーマンス『ENCORE』、映像インスタレーション『RÉPÈTE』など。2023年度アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)フェロー。
アートスタジオ アイムヒア
https://www.iamhere-project.org/artstudio/
アイムヒア プロジェクトと株式会社泰有社の共同運営によるオルタナティヴスペース。さまざまな展覧会/イベント/レジデンスプログラム等を実施している。
ARUNŌ -Yokohama Shinohara-
https://u-aruno.com/
新横浜駅近くの旧横浜篠原郵便局を活用した文化複合拠点。「未知への窓口」をコンセプトにしたシェアスペースやカフェ、ポップアップテナント等からなる施設。
Co-coya
https://linktr.ee/cocoya_nakayama
空き家をリノベーションした職住一体型の地域ステーション。土壁や漆喰、草屋根など自然を感じさせる改装手法が活かされ、多種多様な活動が繰り広げられている。
左近山アトリエ131110
https://131110.art/
大規模団地、左近山団地内ショッピングセンターの店舗を活用したアート拠点。ギャラリー・ワークショップ・カフェなど、屋外の広場とも連携し様々な活動を展開している。
Murasaki Penguin Project Totsuka
https://www.mpptotsuka.com/
2022年9月にオープンしたパフォーミングアーツとマルチメディアアートの新しい拠点。ダンスや演劇、音楽、映画など、さまざまな形態の作品発表が可能。
関内外OPEN!
http://kannaigai.yafjp.org/kannaigai15/
関内外 OPEN! は 2009年にはじまった、横浜・関内外エリアを中心に活動するクリエイターのネットワークから生まれるイベントです。関内外エリアに建築家、アーティスト等のクリエイター集積が進む中、それらの活動を市民に知ってもらう機会として始めました。
仕事場を見学できる「オープンスタジオ」や、街なかのクリエイティブを身近に感じるまち歩き「スタジオツアー」、公共空間を活用した「道路のパークフェス」などを通じて、横浜の魅力を発信しながら、市民とクリエイターが交流できる機会を創出しています。
ミナトノアート
https://minatonoart.jp/
横浜駅、元町・中華街駅、⽯川町駅周辺エリアを中⼼に、アートギャラリーやアートコンテンツを発信するショップ、百貨店など約30会場が出展する横浜発の回遊型アートイベント。
横浜の街なかにある身近で手の届くアートや、誰しもが気軽に体験できるアートに焦点をあてたプログラムを実施し、多様なアートとの出会いを提案しています。
令和の横浜使節団
https://acy.yafjp.org/news/2024/90133/
BUKATSUDO×ACYの共同企画として始まった、視察交流体験プログラム。まちづくり・デザイン・ものづくり・食文化等をテーマに、横浜の人々が他都市のヒト・コト・ハコ(場所・街)についてリアルな訪問と交流の中で学び、感じたものを横浜に持ち帰る旅をするプログラムです。
名前の由来は、1871年に横浜港から出航した岩倉具視を全権大使とする「岩倉使節団」。諸外国の優れた文化や技術を待つのではなく、自ら出向き学び、持ち帰った彼らの志、そして旅立ちを支えた横浜の文化・背景を継承する学びの旅を実施しました。
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