ヒューマンタッチ総研 国内の人材市場動向数値 (建設業界編)9月
ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介事業を行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:髙本和幸、以下「ヒューマンタッチ」)が運営するヒューマンタッチ総研は、最新の人材市場に関する公的データをまとめた 『ヒューマンタッチ総研~Monthly Report 2020年9月』 を発表しました。建設業に特化した人材関連の様々な情報、最新の雇用関連データもまとめています。
今月のトピック
■新型コロナウイルス感染拡大の影響による人材需要の減少率は建設業が最も低い
厚生労働省の「一般職業紹介状況」より産業別の新規求人数(パート含む)の対前年増減率の推移を見ると、緊急事態宣言が発出された4月には、各産業ともに新規求人数は一気に減少しています(図表①)。その後、5月25日に緊急事態宣言が解除されたのを受けて、6月はやや回復しますが、感染拡大が収束に向かわない中、7月は再び減少率が高まっています。そのような中で、新規求人の減少率が最も低いのが建設業です。建設業の新規求人数の対前年増減率は4月(15.8%減)、5月(11.3%減)と減少でしたが、6月(2.6%増)には増加に転じました。7月(9.8%減)は再び減少に転じましたが、いずれの月も全産業の中で最も減少率が低くなっており、新型コロナウイルス感染拡大が建設業の人材需要に与えた影響は全産業の中で最も小さかったことが分かります。
【図表① 産業別の新規求人数(パート含む)の対前年増減率の推移】
■土木の職業では新型コロナウイルス感染症拡大後も新規求人数が前年を上回る
建設業に関連する職種別に新規求人数の対前年増減率の推移を見ると、各職種ともに全職種計よりも減少率は低くなっています(図表②)。特に、土木作業員等の土木の職業については、5月(1.2%増)、6月(6.8%増)、7月(2.0%増)と増加しており、新型コロナウイルス感染症拡大後も人材需要は前年を上回っています。
これらのデータからも、新型コロナウイルス感染症拡大が建設業の人材需要に与えた影響は限定的であり、全産業の中で最も影響が小さかったことが分かります。
【図表② 職種別の新規求人数(パート含む)の対前年増減率の推移】
建設業界の最新雇用関連データ(2020年9月1日総務省・厚生労働省公表)
(1)建設業の就業者数・雇用者数・新規求人数
◆建設業の就業者数は474万人(前年同月比95.8%)、雇用者数は389万人(前95.3%)となり、前年同月比でみるとともに4カ月連続の減少となった。
<建設業の就業者数と雇用者数の推移>
<建設業の新規求人数の推移(新規学卒者とパートを除く)>
◆建設技術者数は35万人(同102.9%)と2カ月連続で増加した。
<建設技術者数の推移>
◆有効求人数は対前年同月比91.5%、新規求人数は同90.4%となり、ともに7カ月連続で前年を下回り、建設業各社の求人意欲は低下傾向が続く。一方、有効求職者数は同107.1%となり2カ月連続で増加している。
<建築・土木・測量技術者の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
◆ハローワークにおける建設・採掘の職業(常用・除くパート)の有効求人倍率は、前年同月比0.23ポイント低下して5.37倍となり、5カ月連続で前年同月を下回った。
◆有効求人数は前年同月比98.3%となり、7カ月連続で前年同月を下回り、新規求人数も同94.5%と減少に転じた。
<建設・採掘の職業の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
【本レポートの全文はこちらから】
ヒューマンタッチ総研 Monthly Report (2020年9月)
https://kensetsutenshokunavi.jp/souken/report/202009.php
ヒューマンタッチ株式会社は、クライアントをはじめとした各種企業のよりよい人材獲得につながる資料提供を目的に、公的なデータを集計してまとめた当レポートを、毎月発表しています。
ヒューマンタッチ株式会社 会社概要 ------------------------------
●代表者:代表取締役 髙本 和幸
●所在地:東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿プライムスクエア1F
●資本金:1億円
●コーポレートサイトURL:https://human-touch.jp/
●ヒューマンタッチ総研サイトURL:https://kensetsutenshokunavi.jp/souken/
■新型コロナウイルス感染拡大の影響による人材需要の減少率は建設業が最も低い
厚生労働省の「一般職業紹介状況」より産業別の新規求人数(パート含む)の対前年増減率の推移を見ると、緊急事態宣言が発出された4月には、各産業ともに新規求人数は一気に減少しています(図表①)。その後、5月25日に緊急事態宣言が解除されたのを受けて、6月はやや回復しますが、感染拡大が収束に向かわない中、7月は再び減少率が高まっています。そのような中で、新規求人の減少率が最も低いのが建設業です。建設業の新規求人数の対前年増減率は4月(15.8%減)、5月(11.3%減)と減少でしたが、6月(2.6%増)には増加に転じました。7月(9.8%減)は再び減少に転じましたが、いずれの月も全産業の中で最も減少率が低くなっており、新型コロナウイルス感染拡大が建設業の人材需要に与えた影響は全産業の中で最も小さかったことが分かります。
【図表① 産業別の新規求人数(パート含む)の対前年増減率の推移】
■土木の職業では新型コロナウイルス感染症拡大後も新規求人数が前年を上回る
建設業に関連する職種別に新規求人数の対前年増減率の推移を見ると、各職種ともに全職種計よりも減少率は低くなっています(図表②)。特に、土木作業員等の土木の職業については、5月(1.2%増)、6月(6.8%増)、7月(2.0%増)と増加しており、新型コロナウイルス感染症拡大後も人材需要は前年を上回っています。
これらのデータからも、新型コロナウイルス感染症拡大が建設業の人材需要に与えた影響は限定的であり、全産業の中で最も影響が小さかったことが分かります。
【図表② 職種別の新規求人数(パート含む)の対前年増減率の推移】
建設業界の最新雇用関連データ(2020年9月1日総務省・厚生労働省公表)
(1)建設業の就業者数・雇用者数・新規求人数
◆建設業の就業者数は474万人(前年同月比95.8%)、雇用者数は389万人(前95.3%)となり、前年同月比でみるとともに4カ月連続の減少となった。
<建設業の就業者数と雇用者数の推移>
◆公共職業安定所(ハローワーク)における新規求人数は69,111人(同90.8%)に減少した。
<建設業の新規求人数の推移(新規学卒者とパートを除く)>
(2)建設技術職の雇用動向
◆建設技術者数は35万人(同102.9%)と2カ月連続で増加した。
<建設技術者数の推移>
◆ハローワークにおける建築・土木・測量技術者(常用・除くパート)の有効求人倍率は前年同月よりも0.98ポイント低い5.77倍となった。前年同月を下回ったのは、6カ月連続。
◆有効求人数は対前年同月比91.5%、新規求人数は同90.4%となり、ともに7カ月連続で前年を下回り、建設業各社の求人意欲は低下傾向が続く。一方、有効求職者数は同107.1%となり2カ月連続で増加している。
<建築・土木・測量技術者の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
(3)建設技能工の雇用動向
◆ハローワークにおける建設・採掘の職業(常用・除くパート)の有効求人倍率は、前年同月比0.23ポイント低下して5.37倍となり、5カ月連続で前年同月を下回った。
◆有効求人数は前年同月比98.3%となり、7カ月連続で前年同月を下回り、新規求人数も同94.5%と減少に転じた。
<建設・採掘の職業の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
【本レポートの全文はこちらから】
ヒューマンタッチ総研 Monthly Report (2020年9月)
https://kensetsutenshokunavi.jp/souken/report/202009.php
ヒューマンタッチ株式会社は、クライアントをはじめとした各種企業のよりよい人材獲得につながる資料提供を目的に、公的なデータを集計してまとめた当レポートを、毎月発表しています。
ヒューマンタッチ株式会社 会社概要 ------------------------------
●代表者:代表取締役 髙本 和幸
●所在地:東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿プライムスクエア1F
●資本金:1億円
●コーポレートサイトURL:https://human-touch.jp/
●ヒューマンタッチ総研サイトURL:https://kensetsutenshokunavi.jp/souken/
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