【京都 蔦屋書店】NYを拠点に活動する93歳の前衛アーティスト、篠原有司男の個展「青春真っ只中!」を5月29日(木)より開催。

《雪原を走る野生の七面鳥》2013/approx.H183×W340㎝/キャンバスにアクリル絵の具 ©Ushio + Noriko Shinohara Courtesy of ANOMALY

京都 蔦屋書店(京都市下京区 京都髙島屋 S.C.[T8]5F・6F)では、篠原有司男の個展「青春真っ只中!」を、5F エキシビションスペースにて2025年5月29日(木)~6月18日(水)の期間に開催します。

特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/47133-1443270503.html

概要

篠原有司男は1969年に渡米後、現在もニューヨークを拠点として活動を続ける、日本を代表する前衛アーティストです。アートとパフォーマンスを融合させた革新的なアプローチで知られ、代表作の「ボクシングペインティング」は、1959年から61年頃にかけて、実験と実践が繰り返されました。篠原は当時、「いい絵を描こうと思って本当にいい絵を描けるわけがない。だから思考が追いつく前に素早く打つんだ」と語っています。

本展では、2000年以降に制作されたボクシング・ペインティングを中心に、新作も含めて展示します。「青春真っ只中!」というタイトルさながら、93歳の今もなお純粋なエネルギーに満ち溢れた篠原有司男による作品世界を、ぜひご高覧ください。

《White and Green on blue》2015/approx.H87×W153cm/キャンバスにアクリル絵の具 ©Ushio + Noriko Shinohara Courtesy of ANOMALY
《Orange on green》2009/approx.H98×W248㎝/キャンバスにアクリル絵の具 ©Ushio + Noriko Shinohara Courtesy of ANOMALY

アーティストステートメント

ルーヴル美術館のレオナルド・ダ・ヴィンチ没後五百年展。

《モナ・リザ》、《岩窟の聖母》の満員の部屋を避けながら空きの隣の部屋へ。

数あるドローイングの中、片隅にみちのべの雑草を50本ぐらい、線でサラリと表現したスケッチにぼくは魂を遥さぶられた。

スゴイ、何だろう、この感動的体験は。ダ・ビンチの人間性豊かな自然に向けられる感性の鋭さ、これに吾輩は一生かけても到達出来ない。

我が家のご近所に、イースト・リヴァー公園がある、散歩中、いきなり赤い鳥に出くわした、黄色いトサカ、くちばし、深紅の全身、大正時代に童話誌、有名な「赤い鳥」、芥川や白秋も寄稿した話もあるが、こちらはもの本の赤い鳥だぜ。飼い主から脱走、雀軍団に混じって、ピーチクパーチク、やたら人懐っこい。

コーヒーを片手にひと休み、目の前の柵の内側に何やらチラホラ灰色の生き物が木立ち、草むら、枯れ葉の間駆け回り、めまぐるしく、敏捷な動きが見ていて気持ち良い、リスたちだ。

さればと吾輩、ピーナッツのカラ付きを投げれば、スバヤクその場でパリパリ。そのうち親しみを覚えたのか、小枝を伝って、我輩の眼の前に手に持っていたピーナッツをもぎ取る様に奪って、パリパリ。こんな野生そのものの生き物と親しくなれたんだ〜とこれまた大感激の瞬間であった。

篠原有司男

販売について

作品は、5月29日(木)11:00より店頭にて販売します。

※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。

プロフィール

篠原有司男(Ushio Shinohara)

略歴

1932年 東京生まれ

1952年 東京藝術大学油画科入学

1957年 東京藝術大学油画科 終了

1960年 グループ「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」に参加

1969年 ロックフェラー3世奨学金により渡米、現在までニューヨーク在住

1982年 個展開催(ニューヨーク Japan Society Gallery)

1992年 「篠原有司男展」開催(広島市美術館、徳島県立近代美術館、兵庫県つかしんホール、群馬県ハラ・ミュージアム・アークに巡回)

1998年 「ネオ・ダダ JAPAN 1958-1988」展(大分アートプラザ)に参加、オープニングでボクシングペインティング・パフォーマンス
1998年 「アクション 行為がアートになる時、1949-1979」展に参加(ロサンゼルス近代美術館、ウィーン現代美術館MAK、バルセロナ現代美術館、東京都現代美術館を巡回)

2000年 「Et l’art se met au monde: Prologue pour la Bienniale」(リヨン)に参加、オープニングでパフォーマンス

2000年 釜山市立美術館で開催「紙の変容展」で和紙のボックシングペインティングで参加、オープニングでパフォーマンス

2005年 回顧展開催(神奈川県立近代美術館鎌倉館)、オープニングでパフォーマンス

2006年 個展開催(鹿児島県霧島アートの森)

2007年 第48回毎日芸術賞 受賞

2007年 ギュウとチュウ 「篠原有司男と榎忠」展開催(豊田市美術館)、オープニングでパフォーマンス

2012年 池上裕子美学博士と富井玲子美学博士のキュレーションによる個展「Shinohara Pops!」開催(ニューヨーク州立大学 Samuel Dorsky Museum of Art)

2013年 ドキュメンタリー映画「キューティー&ボクサー」が、サンダンス映画祭で公開、監督新人賞を受賞。また、アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされ、エミー賞受賞。

2015年 「International Pop」展(アメリカ ウォーカー・アート・センター)に「花魁」とイミテーションアートで参加。その後ダラス美術館、フィラデルフィア美術館に巡回。ダラス美術館のオープニングナイトでパフォーマンス

2017年 個展開催(山本現代)

2021年 個展開催(ANOMALY)

2024年 オリンピックのため、パリのポーランド文化センター開催する「Sport Games」に出品

展覧会詳細

篠原有司男個展「青春真っ只中!」

会期|2025年5月29日(木)~6月18日(水)

時間|11:00~20:00 ※最終日のみ18:00まで

会場|京都 蔦屋書店5F エキシビションスペース

主催|京都 蔦屋書店

協力|ANOMALY

入場|無料

お問い合わせ|075-606-4525

特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/47133-1443270503.html


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京都髙島屋S.C.[T8]5・6階に位置する京都 蔦屋書店は、全フロアを通じてアートと⽂化の「伝統と最先端」が共振する場です。芸術分野を広く取り扱う約6万冊の書籍と、⽇常のアートピースとなるような⽂具・⼯芸品のほか、フロア内に点在するアートスペースでは、注⽬の現代アート作品を展⽰。店頭と合わせてECサイトでもご案内いたします。約120席あるSHARE LOUNGEでは、カフェや仕事場、イベントスペースとして、居⼼地の良い空間を提供します。

住所|〒600-8002 京都府京都市下京区四条通寺町東⼊⼆丁⽬御旅町35 京都髙島屋S.C.[T8]5・6階
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TTC LIFESTYLE株式会社は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ、髙島屋、東神開発が設⽴したアート販売における相互チャネルの活⽤、ライフスタイルコンテンツを提案する店舗の出店・運営を⾏う合弁会社です。3社の強みである「ライフスタイルや⽂化の発信・提案」に関わる合弁事業を⾏うことで、シナジーの最⼤化を⽬ざします。また、アート分野の市場開拓に取り組むとともに、魅⼒的なコンテンツの提案を通じてアートシーンの活性化および、お客様のより豊かなライフスタイルの実現に貢献してまいります。

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https://www.ccc-artlab.jp/

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アート・カルチャー
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会社概要

URL
https://www.ccc-artlab.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都渋谷区南平台町16-17 渋谷ガーデンタワー
電話番号
-
代表者名
髙橋 誉則
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年05月