一橋大学にてJR東日本の寄附講義を開設します~オープンイノベーション戦略とウェルビーイング~

○国立大学法人一橋大学(東京都国立市、学長:中野 聡、以下「一橋大学」)および東日本旅客鉄道株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:喜㔟 陽一、以下「JR 東日本」)は、互いに協力し、先進的な経営戦略を学問に加え、学術レベルの向上を目指しています。
〇2025年4月より、一橋大学では、商学部ならびに大学院経営管理研究科(一橋ビジネススクール)経営管理専攻 経営分析プログラムに、ウェルビーイング経営という新たな研究領域を創造し、大局的な企業経営視点から具体的なビジネス展開までを担う人材の育成を目的として、JR東日本による寄附講義「オープンイノベーション戦略とウェルビーイング」を開設します。
○講義では、「WaaS共創コンソーシアム*」においてオープンイノベーションを推進したJR東日本の取り組みをもとに、経営戦略としてオープンイノベーション戦略の推進プロセス、および企業のウェルビーイングに対する取組の実際について広く研究・講義を展開します。
*:「WaaS 共創コンソーシアム」は、JR東日本が設立し、Well-being な社会の実現に向けて、移動×空間価値の向上をめざすコンソーシアムです。(https://www.jreast.co.jp/jrewcc/ )
1.寄附講義開設の背景と目的
ウェルビーイング(Well-being)は、一般的に心身がともに満たされた状態を意味するといわれています。企業経営においては、多様な社員がいきいきと働きながら生産性を高めることが、社員一人ひとりの成長だけでなく、企業の成長、さらには社会における新しい価値の創造につながるとされているなど、近年はウェルビーイングを取り入れた経営戦略の重要性が増しています。
本寄附講義では、ウェルビーイング経営を新たな研究領域として創造し、経営戦略構築から事業運営、収益確保という一貫したストーリーでの学びを通じて、大局的な企業経営視点から具体的なビジネス展開までを担える人材を育成していきます。

2.寄附講義の概要
(1) 設置箇所 一橋大学 商学部ならびに大学院 経営管理研究科(一橋ビジネススクール)
経営管理専攻 経営分析プログラム
(2) 設置期間 2025年4月から2028年3月
(3) 講義名 オープンイノベーション戦略とウェルビーイング
(4) 担当教員 特任教授 入江 洋
(5) 講義内容 ・オープンイノベーション戦略の実践・考え方
・基本的な経営戦略及びウェルビーイングの考え方
・ウェルビーイングを通じた企業価値創造にあたり必要な要件や役割、その具体的事例など
3.両者コメント
(一橋大学 商学部・大学院 経営管理研究科 教授 松井剛)
一橋大学商学部および経営管理研究科では、包摂的かつ持続可能な経済成長を牽引するリーダーシップの涵養を目指し、先進的なマネジメント教育に取り組んでおります。その中で、ウェルビーイング経営の実践は、現代のリーダーにとって不可欠な要素と位置づけられています。本寄附講義は、ウェルビーイングを軸とした新たな価値創造を学ぶ貴重な機会を提供するものであり、同領域で豊富な知見と経験を有するJR東日本のご支援に心より感謝申し上げます。この講義を通じて、深遠な洞察力と温かな人間性を兼ね備えた“Captains of Industry”が多数育成されることを強く願っております。
(JR東日本 執行役員 イノベーション戦略本部 統括 西村佳久)
JR東日本グループは、ESG経営の実践の一環として社会課題解決によりウェルビーイング(Well-being)な社会を実現し、ヒトを起点とした価値・サービスを創造することを目指しています。次代を担うリーダーにとって、ウェルビーイングの視点は大事な要素の1つです。今回、一橋大学に開設する寄附講義でのウェルビーイング経営に関する研究・講義を通じて、大局的な視点を有し戦略的経営を推進できる人材の育成に貢献していきます。
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