パーソルグループCEO登壇、“はたらくWell-being”が労働市場の課題解消と企業成長のカギに

~東洋経済新報社130周年記念セミナーで産学トップが議論~

パーソルHD

「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに掲げるパーソルホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:和田 孝雄、以下パーソルホールディングス)は、3月12日(木)に開催された東洋経済新報社130周年記念セミナー「みらい経済会議〜ビジネスリーダーの羅針盤〜」において、当社代表取締役社長 CEOの和田が登壇したことをお知らせいたします。

【セッション概要】

本セッションでは、東京大学大学院経済学研究科・経済学部 教授の柳川 範之氏とともに、「“はたらくWell-being”の実感向上は、労働市場の課題を解消しうるのか?」をテーマに、日本の労働市場が直面する構造的課題と、その解決に向けた企業経営のあり方について議論しました。

■日本の労働市場が抱える課題 ―「動かない合理性」とエンゲージメントの低迷

セッション冒頭では、労働力不足やエンゲージメントの低迷、AIなどのテクノロジー進展を背景に、日本の労働市場が大きな転換点にあることを共有しました。

和田は、はたらくことが人生に与える影響の大きさを指摘。「仕事を通じて得られる経験や成功体験、成長実感や貢献実感は、個人の価値観形成に大きな影響を与える。一方、日本の労働市場では人材と仕事の偏在によりミスマッチが生じ、個人は自分で“はたらく”を選んでいるという実感を持ちにくい状況が続いている。その結果、組織に対するロイヤリティやエンゲージメントが低水準にとどまっている点は、企業にとっても喫緊の課題となっている」と述べました。

柳川氏はマクロの視点から、転職希望者が増加する一方で、実際の転職者数が伸び悩んでいる状況を踏まえ、「動かないことが合理的になってしまっている構造が、日本の労働市場の停滞につながっている」と指摘。「満足感を持てない状態が続けば、生産性が高まらず、結果として社会全体の成長にも影響を及ぼす」と述べました。

■“はたらくWell-being”は課題解消のカギとなりうるのか

和田は、パーソル独自の調査結果を紹介し「“はたらくWell-being”に共感している人ほど、学習(リスキリング)や転職などのキャリア選択に主体的である傾向が見られる」ことを説明。一方、「“はたらくWell-being”の実感が低い状態では、制度や機会があっても行動に結びつきにくい傾向がある」と述べました。さらに、「“はたらくWell-being”の実感向上は、必ずしも人材流出を意味するものではない」と強調し、「そうした環境を用意できない企業には人材が集まらなくなる可能性がある。社内の活性化に向けては、現状維持ではなく、チャレンジに一歩踏み出せる人材、すなわち『キャリアオーナーシップ(個人が自分の「キャリア」に対して主体性を持って取り組む意識と行動)』を持つ人材の比率を高めていくことが重要だ」と述べました。

柳川氏は、“はたらくWell-being”を個人の感情の問題としてではなく、企業が設計すべき環境要因として捉える重要性を指摘し、「人材不足が深刻化する中で、個人の自己決定力や自律性を高める環境づくりが、人材獲得や従業員満足度の向上、ひいては企業成長の源泉につながる」と述べました。

■経営者が明日からできること ―「企業成長の前提条件」としての“はたらくWell-being”

和田は、人材マネジメントの要諦として、「まずは個人をしっかりと見ること、そして適切なフィードバックと評価、期待値を設定し、チャレンジできる機会を提供することが重要」であると指摘。「仕事の意義や意味、誇りを感じることができるようマネジメントしていくことが、従業員エンゲージメントの向上につながる」と述べました。

柳川氏は、プロ野球選手のメジャーリーグ挑戦を例に、「人材を囲い込むのではなく、挑戦を後押しする姿勢が、結果として良い人材を惹きつけることにつながる」と指摘。リスキリングについても、「自社の生産性向上だけでなく、外でも活躍できる人材を育てる視点が重要だ」と述べました。

和田は最後に、「企業は個人に選ばれる存在にならなくてはならない。従業員のエンゲージメント向上や社内活性化は、個人が企業を選ぶ際の重要な判断材料にもなり得る。だからこそ、“はたらくWell-being”の実感を高め、社員一人ひとりが『自分で仕事を選べる』『仕事に意義を感じられる』と実感できる環境づくりが重要である」と強調。「パーソルグループは、はたらく個人に寄り添い、多様なはたらく機会を提供することで、『はたらいて、笑おう。』の社会を実現していく」と締めくくりました。

■登壇者プロフィール

東京大学大学院経済学研究科・経済学部 教授

柳川 範之 氏

中学卒業後、父親の海外勤務の都合でブラジルへ。ブラジルでは高校にいかず独学生活を送る。大検を受けたのち慶應義塾大学経済学部通信教育課程入学。同課程卒業後、1993年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士(東京大学)。

慶應義塾大学経済学部専任講師、東京大学大学院経済学研究科・経済学部助教授、同准教授を経て、2011年より現職。金融庁金融研究センター長、東京大学不動産イノベーション研究センター長等。

主な著作:

『法と企業行動の経済分析』日本経済新聞社

『東大教授が教える独学勉強法』草思社

『Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」』日経BP社(為末大氏との共著)等

パーソルホールディングス株式会社 代表取締役社長 CEO

和田 孝雄

京都市生まれ。立命館大学卒業。人材派遣事業のビジネスモデルに可能性を感じ、1991年にテンプスタッフ(現 パーソルテンプスタッフ)入社。事務・技術者派遣事業を経て、創業者の篠原 欣子が目指す「雇用の創造」を実現するため、2010年にアウトソーシング事業を立ち上げる。

2020年にパーソルホールディングス取締役副社長執行役員に就任。

2021年4月より現職。「不易流行」が経営の信条。

■イベント概要

東洋経済新報社130周年記念セミナー「みらい経済会議〜ビジネスリーダーの羅針盤〜」

日時:3月12日(木)15:40~16:10

会場:TODA HALL & CONFERENCE TOKYO

登壇者:

・東京大学大学院経済学研究科・経済学部 教授 柳川 範之 氏

・パーソルホールディングス株式会社 代表取締役社長 CEO 和田 孝雄

詳細:https://toyokeizai.net/sp/ev/mirai130/

■パーソルホールディングス株式会社について

1973年の創業以来、人材派遣、人材紹介、アウトソーシング、設計開発など人と組織にかかわる多様な事業を展開。2008年10月に共同持株会社テンプホールディングス株式会社を設立。2017年7月よりパーソルホールディングス株式会社へ社名変更。

東京証券取引所プライム市場上場(証券コード:2181)。2025年3月期売上収益1兆4,512億円(IFRS)。

■「PERSOL(パーソル)」についてhttps://www.persol-group.co.jp/ >

パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。

さまざまな事業・サービスを通じて、はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」 を実感できる社会を創造します。

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会社概要

URL
https://www.persol-group.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区南青山1-15-5 パーソル南青山ビル
電話番号
03-3375-2220
代表者名
和田 孝雄
上場
東証1部
資本金
174億7900万円
設立
2008年10月