【東京都庭園美術館】展覧会「愛を紡ぎ、祈りを刻む―リトアニアの手仕事―」開催のご案内

東京都庭園美術館では、2027年1月16日(土)-3月28日(日)の会期で「愛を紡ぎ、祈りを刻む―リトアニアの手仕事―」を開催いたします。

公益財団法人東京都歴史文化財団

■展覧会概要

 本展は、リトアニアの多種多様な手仕事を本格的に紹介する、国内初の展覧会です。リトアニア国立博物館、リトアニア国立美術館、国立M.K.チュルリョーニス美術館から全面的な協力を得て開催します。

 糸を紡ぐための板「ヴェルプステ」、エプロンやリネンなどの織物、椅子やタオル掛けなどの木工、陶器、籐のかごなど、人々の暮らしの中から生まれた品々と、十字架や聖像、版画など、信仰に根ざした多彩な品々を一堂に展示します。リトアニアは、ヨーロッパで最後にキリスト教を受容した国のひとつです。そのため、手工品の装飾やキリスト教由来の十字架や聖像には、太陽や樹木、動物などに生命の循環を見出した古代バルトの人々の世界観を見ることができます。リトアニアは幾度となく他国の支配を受け、時には母語さえ奪われた時代もありました。そうしたなかで、人々は日々を大切にし、安寧への祈りを重ねました。

 会場となる旧朝香宮邸(東京都庭園美術館本館)は、1925年の現代装飾美術・産業美術国際博覧会に触発されて建設された、日本を代表するアール・デコ建築です。近代工業技術と装飾美術の精華ともいえるこの館に、名もなき人々の手から生まれた素朴な手仕事が並ぶとき、異なる時代、異なる文化、そして異なる価値観がひとつの空間で交差します。

生活のために、愛する人のために、そして祈りのために受け継がれてきたリトアニアの手仕事。その造形に表れる精神性に間近に触れることで、豊かさのあり方を見つめ直す機会となるでしょう。

■本展のみどころ

愛を紡ぐリトアニアの多様な手仕事

糸を紡ぐための板「ヴェルプステ」はかつては女性の必需品でした。男性は装飾を施したヴェルプステを愛する女性に贈り、女性は紡いだ糸で作った織物を男性にプレゼントすることもありました。木製の「タオル掛け」は、リネンのタオルとともに家の大事な場所に掛けて飾られました。実用的なものではなく、日本における神棚のような儀礼的な意味をもっていました。

これら日本では見かけることのない品々のほか、リネンやウールの織物、木工品、籐のかご、陶器などの多種多様な手工品を一堂に展示し、愛情深く作られた色や形、模様の豊かさを紹介します。

祈りを刻むリトアニアの十字架と聖像

信仰心の強いリトアニアでは、村の入り口や家の近く、道端や辻などに木製の十字架や祠を建て、そこに掲げられた聖像に祈りを捧げていました。また、どの家にもキリストの磔刑像が掛けられていました。木製や鉄製の十字架の造形には、植物や蛇などの生き物や独特のシンボルが刻まれ、古代バルトの人々から受け継ぐ天体と大地の世界観を色濃く感じることができます。聖像はキリストや聖母マリア、聖ゲオルギウスなどさまざまな聖人が木彫で表されました。中でも多数作られた「悩めるキリスト」はリトアニアの民衆信仰を象徴し、その素朴な表現が心に響きます。
本展では、こうした祈りに関する品々を、新館ギャラリーに展示します。

装飾美術の粋×名もなき人々の手仕事

旧朝香宮邸(本館)は、日本のアール・デコ建築を代表する歴史的建造物です。フランスが国の威信をかけて開催した1925年の現代装飾美術・産業美術国際博覧会に触発され、贅を尽くして建設された館は、近代工業技術と高度な装飾美術が結実した、時代の美意識を象徴する存在です。

一方、本展の展示品は、リトアニアの名もなき人々の手仕事です。人々の暮らしや生業、祈りの中から、人々の手によって生み出され、日々の営みの中で受け継がれてきたものです。そこには、時間をかけて作られた豊かな造形と精神性が息づいています。

近代が生み出した装飾美術の極致と、名もなき人々の手から生まれた素朴な造形——対極ともいえる二つの価値観に出会うとき、私たちの感性は静かに、そして深く揺さぶられるでしょう。

関連プログラム

フラットデー

東京都庭園美術館は、あらゆる人がフラットに安心して楽しめる環境づくりに取り組んでいます。フラットデーは入館者数を制限するため、ゆとりある環境で展覧会をお楽しみいただけます。

① ゆったり鑑賞日

障害がある方も、ない方も、美術館をゆっくり楽しみませんか?

多くの人で賑わう美術館に不安がある方も、普段よりもゆとりのある環境で鑑賞できる一日です。車椅子の方や介助等が必要な方も、安心してお過ごしいただけます。

*本館内でベビーカーは利用できません。

日時 2027年2月24日(水)10:00-18:00(最終入館17:30)

② ベビーアワー

赤ちゃんと暮らすご家族のみなさんに気兼ねなく展覧会をご覧いただける時間です。

普段はベビーカーを使うことができない本館も、ベビーカーのままご入館いただけます。

日時 2027年3月3日(水)10:00-15:00(本館内でベビーカーを利用できる時間)

鑑賞ツアーを同時開催

フラットデー当日はアート・コミュニケータによる鑑賞ツアーも行います(事前申込制)。

■基本情報

展覧会名

愛を紡ぎ、祈りを刻む―リトアニアの手仕事―

英文タイトル

Time for Love and Prayers: Lithuanian Hand Crafts

会期

2027年1月16日(土)-3月28日(日)

開館時間

10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)

※3月19日、20日、26日、27日は20:00まで開館(入館は閉館の30分まで)

休館日

毎週月曜日 ※祝日の月曜日(3月22日)は開館、翌日の火曜日(3月23日)は休館

会場

東京都庭園美術館(本館+新館)

観覧料

一般=1,400円(1,120円)/大学生(専修・各種専門学校含む)=1,120円(890円)/高校生、65歳以上=700円(560円)


※本展は日時指定予約制です。

※中学生以下は無料
※()内は団体料金。団体は20名以上(事前申請が必要)

※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者2名は無料(ミライロID含む)

※教育活動として教師が引率する都内の小・中・高校生および教師は無料(事前申請が必要)

※第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上の方は無料

※2月24日(水)・3月3日(水)はフラットデー開催日のため通常よりも入場者数を制限します。
※無料対象の方は事前予約なしでご入館いただけます。

主催

東京都庭園美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)

特別協力

リトアニア共和国外務省、リトアニア・カルチャー・インスティチュート、駐日リトアニア共和国大使館

協力

リトアニア国立博物館、リトアニア国立美術館、国立M.K.チュルリョーニス美術館、ブルーシープ

年間協賛

戸田建設株式会社、ブルームバーグ、ヴァン クリーフ&アーペル

アクセス

東京都庭園美術館|東京都港区白金台5–21–9

[目黒駅]JR 山手線東口/東急目黒線正面口より徒歩7分[白金台駅]都営三田線/東京メトロ南北線1番出口より徒歩6分

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会社概要

URL
https://www.rekibun.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都千代田区九段北4-1-28 九段ファーストプレイス8階
電話番号
03-6256-9967
代表者名
二宮 雅也
上場
未上場
資本金
-
設立
1982年12月