低電圧産業機器のBLDCモータ制御設計に最適なゲート・ドライバICを発表
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、最大75Vの低電圧産業機器向けに性能を最適化した、3相ハーフブリッジ・ゲート・ドライバIC「STDRIVE101」を発表しました。同製品は、電動工具、ポンプ、ファン、軽機械、ゲーム機器などにおいて、省スペースかつ低消費電力の3相ブラシレスDC(BLDC)モータ制御ソリューションを実現します。
STDRIVE101は、外部NチャネルMOSFET駆動用の3相ハーフブリッジ・ゲート・ドライバを内蔵しており、それぞれ最大600mAのゲート電流のシンクおよびソースが可能です。内蔵のブートストラップ・ダイオードおよび50mA、12V低ドロップアウト(LDO)レギュレータにより外付け部品に電力を供給できるため、部品コストを最小限に抑えることができます。また、外付け抵抗を使用した過電流検出用のコンパレータと、各MOSFETのドレイン・ソース電圧をモニタして短絡を保護する機能も搭載されています。
さらに、内部生成デッドタイムによる貫通電流保護や、サーマル・シャットダウン、およびMOSFETが低効率もしくは危険な状態で動作することを防止するローサイド / ハイサイド双方に対する減電圧ロックアウト(UVLO)など、重要な安全機能も備えています。
STDRIVE101では、DT / MODE選択ピンにより、スイッチング制御に個別のハイサイド / ローサイド信号を使用するか、単一のPWM信号とイネーブル入力を使用するかを選択できます。また、スタンバイ・ピンにより低消費電力モードに設定し、LDOをオフにすることで、待機時の消費電力を最小限に抑えることができます。
STDRIVE101は現在量産中で、VFQFNパッケージ(24ピン、4 x 4mm)で提供されます。単価は、1000個購入時に約0.71ドルです。
詳細については、ウェブサイトをご覧ください。
( https://www.st.com/ja/motor-drivers/gate-drivers.html )
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、約46,000名の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な独立系総合半導体メーカーです。約10万社のお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、IoT・5G通信の普及を可能にします。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st.com )をご覧ください。
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アナログ・MEMS・センサ製品グループ
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