【京都 蔦屋書店】舟橋磨里乃の個展「Embedded in it」を8月29日(土)より開催。古代技法のフレスコ画と油彩による新作で、記憶の揺らぎと時間の痕跡を描き出す。

京都 蔦屋書店(京都市下京区 京都髙島屋 S.C.[T8]5F・6F)では、舟橋磨里乃の個展「Embedded in it」を2026年8月29日(土)~9月18日(金)の期間、5F アートウォールにて開催します。
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/56054-1735340804.html
概要
舟橋磨里乃は、「人間性への回帰」をテーマに、人間の認識や記憶、感覚のあり方を抽象絵画を通して探求しているアーティストです。舟橋は、記憶を単に保存されるものではなく、思い出されるたびに断片的な感覚や情景、感情が結び合わされ、再構築される性質に着目しています。情報が正確に保存され、瞬時に検索できる現代社会においても、人の記憶は何かを失い、何かを補いながら絶えず編集され続けます。その曖昧で不完全なプロセスにこそ、人間性が宿ると考えています。
本展タイトルの「Embedded in it」は「埋め込まれたもの」を意味し、素材に刻まれた時間の痕跡と、人の内側に静かに蓄積される記憶や感覚を指し示しています。人の記憶が持つ流動的な性質に着目し、その存在のあり方を作品を通して可視化します。
新作では、約4,000年の歴史を持つフレスコ画の技法を初めて取り入れました。漆喰に顔料を定着させ硬化させるフレスコ画は、長い年月を経ても残り続ける特性を持っています。壁に描いた絵の表面を剥がし、パネルなどに移し替える工程で生じる欠けや剥がれも作品の一部となり、時間の堆積とともに、記憶の曖昧さや変化を表しています。また本展では、これまで取り組んできた油彩作品も展示します。薄く溶いた絵具を支持体に染み込ませるステイニングの手法により、にじみやぼかしを生かした抽象表現を展開し、内側に埋め込まれた記憶や感覚の層を描き出す試みに挑戦しています。
アーティストステートメント
「人の記憶は、不変なものではない。思い出すたびに、記憶は新しく構築される。断片となった感覚や情景、感情が、1つの風景として再構築される。その過程では、何かが失われ、何かが補われる。私たちが『記憶』と呼ぶものは繰り返し編集され、再構築され続ける営みそのものなのかもしれない。」
情報が正確に保存され、瞬時に検索できる時代だからこそ、この曖昧で不完全な営みは、人間だけが持つ固有の感覚であり、私はその不完全さの中にこそ人間性が宿ると考えています。
本展では、時間の痕跡が素材へと埋め込まれていくプロセスをもとに、記憶が形を変えながら存在し続ける様子をフレスコ画で制作しています。「Embedded in it」は、支持体に刻まれた時間だけではなく、私たちの内側に静かに埋め込まれている記憶や感覚への問いかけでもあります。
約4,000年の歴史を持つフレスコ画という古典技法を現代に再解釈し、時間を内包する素材や、制作過程で生まれる欠損や痕跡を表現の一部として取り入れることで、新たな記憶の表現を試みます。
テーマとして掲げている”人間性への回帰”
私が考える人間性への回帰とは、原始的な過去へ戻ることではありません。人が人である理由を、曖昧さや揺らぎ、不完全さの中にもう一度見つめ直すことなのだと考えています。
作品販売について
会場展示作品は、8月29日(土)10:30より販売を開始します。
※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
アートのECプラットフォーム「OIL」では、9月1日(火)10:30より9月18日(金)20:00の期間販売します。
アーティストプロフィール
舟橋 磨里乃(ふなはし まりの)

1989年愛知県出身。画家である父の影響のもと、幼少期より絵画に親しむ。武蔵野美術大学大学院造形研究科デザイン専攻空間演出デザインコース修了。人間性への回帰をテーマに、人間の記憶や知覚のプロセスや、目には見えない記憶や感覚、不完全さなどをさまざまな素材を通して抽象表現する。韓国、デンマーク、アブダビなど海外アートフェアへの出展を重ねる。
主な個展
2026年「あわいに触れる」阪急メンズ大阪 Contemporary Art Gallery(大阪)
2026年「FILTER-Reconstructing the unseen」JPS GALLERY(香港)
2025年「消えゆく輪郭」名古屋三越栄7F 美術サロン(愛知)
2025年「Inner Elements」EVERANDART(東京)
2025年「RAIN」ALLDAY GALLERY(東京)
2025年「Unseen : Quiet Landscapes within」KARUIZAWA NEW ART MUSEUM WHITESTONE GALLERY1.2(長野)
2025年「視線の対話」WORLDTIMES(兵庫)
2024年「玉響の庭」gallery201(東京)
2024年「DESIGNART TOKYO 2024 企画展」渋谷西武ショーウインドウ(東京)
2023年「曖昧美」MA5 GALLERY(東京)
2023年「DESIGNART TOKYO 2023 個展」SieMatic 青山(東京)
2022年「色の記憶」ALLDAY GALLERY(東京)
2022年「CONFRONT」MONKEY GALLARY(東京)
展覧会詳細
会期|2026年8月29日(土)~9月18日(金)
時間|10:30~20:00 ※最終日のみ17時閉場
会場|京都 蔦屋書店 5F アートウォール
入場|無料
お問い合わせ|075-606-4525(営業時間内)/kyoto.info@ttclifestyle.co.jp
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/56054-1735340804.html

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住所|〒600-8002 京都府京都市下京区四条通寺町東⼊⼆丁⽬御旅町35 京都髙島屋S.C.[T8]5・6階
電話番号|075-606-4525
営業時間|10:30〜20:00
※6Fシェアラウンジのみ、8:00~22:00
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