坂本龍馬、若き日の決断と旅立ちを描く――『坂本龍馬エピソード・ゼロ』、日本初の「龍馬伝」が学習まんがとして登場
株式会社ポプラ社は、幕末の志士・坂本龍馬に焦点を当てた
『坂本龍馬エピソード・ゼロ』を刊行いたします。
本作は、明治時代に坂崎紫瀾によって書かれた日本初の「龍馬伝」、
『汗血千里駒』を原作とし、龍馬の誕生日であり命日でもある11月15日に合わせて発売いたします。

あらすじ
土佐藩の下級武士として生まれた坂本龍馬は、剣術修行のため江戸へ向かい、
黒船来航によって揺れる時代の空気を肌で感じる。
やがて「戦いではなく話し合いで国を変える」ことを志すようになった龍馬は、
脱藩し、勝海舟との出会いを経て、亀山社中の設立や薩長同盟の仲介など、
明治維新という時代の転換点に立ち向かうこととなる。


本作の魅力
本作では、坂崎紫瀾の『汗血千里の駒』を原作に、
龍馬の生涯を通して「志とは何か」「変革とは何か」を問いかける、
ドラマティックな歴史まんがとなっています。
彼の志の原点に触れるこの作品は、今こそ読むにふさわしい一冊です。

巻末には、歴史家・加来耕三氏による詳しい解説や年表を収録。坂本龍馬の人物像だけでなく、幕末という時代の流れを体系的に理解できる構成になっています。物語を楽しみながら、時代背景や重要な出来事を俯瞰的に学べる一冊です。
作者情報
監修者・加来耕三からのコメント
今年は坂本龍馬生誕190年にあたる。龍馬と言えば、今でこそ明治維新を成し遂げた日本史上のトップスターであるが、実は明治時代の当初は、知られざる偉人であった。
そのような時代背景の中、刊行されたのが、本マンガの原作となる連載小説『汗血千里駒』である。作者は坂崎紫爛という、今でいうジャーナリスト。
我々が知る龍馬は、この坂崎によって創られたといっても過言ではない。龍馬の逸話の多くは坂崎の虚構であり、のちのベストセラー小説にも影響を与えたようだ。
日本初の坂本龍馬の物語を、まずは楽しんでいただき、興味がわいたなら、坂崎が「龍馬を題材にしたわけ」について調べてほしい。そのとき、あなたは真の坂本龍馬に触れられるにちがいない。
龍馬生誕190年の今年、歴史家・加来耕三氏への取材依頼をお待ちしております。

加来耕三(かく・こうぞう)
歴史家・作家。1958年大阪府大阪市生まれ。1981年、奈良大学文学部史学科卒業。学究生活を経て、1984年3月に、奈良大学文学部研究員。
現在は大学・企業の講師をつとめながら、歴史家・作家として独自の史観にもとづく著作活動をおこなっている。
主な著書に、『上杉謙信』、『直江兼続』(いずれもポプラ社)、『戦国武将と戦国姫の失敗学 歴史の失敗学3 乱世での生き抜く術と仕舞い方』(日経BP)、
『教養としての歴史学入門』(ビジネス社)、『徳川家康の勉強法』(プレジデント社)、『成功と滅亡 乱世の人物日本史』(さくら舎)などがある。
「コミック版 日本の歴史シリーズ」、「学習まんが 歴史で感動!シリーズ」(いずれもポプラ社)の企画・構成・監修を行っている。
テレビ・ラジオの番組の監修・出演も多数。現在、『関口宏の一番新しい中世史』(BS-TBS・毎週土曜昼12時)に出演中。
加来 耕三 オフィシャルサイト「歴史に学び、未来を読む」
https://kaku-kouzo.com/
画・上田久治
漫画家。主な作品に『青い鳥の伝説』(原作・静霞 薫 秋田書店)、『日本霊異記』(シナリオ・柳川創造 学校図書)などがある。
書誌情報

コミック版 日本の歴史EX01『坂本龍馬 エピソード・ゼロ』
監修:加来耕三 / 原作:静霞薫
画:上田久治
発売日:2025年11月7日
定価:1,760円(税込)
書誌ページ:
https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/4900426.html
Amazon:
https://www.amazon.co.jp/dp/4591188299/?tag=poplarsha-22&linkCode=osi&th=1&psc=1
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