悩ましい脳疲労や老化、そのメカニズムからセルフケアまでを解き明かす『脳と免疫の謎 心身の不調はどこからくるのか』発売
脳を支える陰の主役「グリア細胞」から神経免疫学の最前線に迫る
脳科学者の毛内拡が、脳と身体の知られざる関係を「神経免疫学」の最新研究から明らかにする『脳と免疫の謎 心身の不調はどこからくるのか』がNHK出版より2025年6月10日に発売されました。

脳細胞の中でも電気信号を発生しないタイプの「グリア細胞」。最近の研究では、ニューロンとの比率は大体1:1、つまり脳の半分をグリア細胞が占めるとされています。
「脳の免疫細胞」と言われるグリア細胞の研究が進み、脳と免疫の相互作用が心身の不調や精神疾患、依存症などに影響を及ぼしていることが明らかになってきています。
いったい脳の中では何が起きているのでしょうか?
脳と免疫の知られざる関係とは?
脳疲労・炎症のメカニズムだけでなく、病気との関連性や脳パフォーマンスの上げ方、セルフケアまで、気鋭の脳科学者が最新研究の成果をわかりやすく解説します。
■こんな人におすすめ!
・サイエンス読み物が好きな人
・脳や身体のメカニズムを理解したい人
・健康に関心のある人
・食生活や運動など、ライフスタイルを改善したい人
■目次
はじめに
第1章 脳と免疫の謎に迫る
第2章 脳細胞はいかに心身を司るか
第3章 グリア細胞と脳の健康との複雑な関係
第4章 心身の不調はどうして起こるのか――脳ー免疫相関から考える
第5章 脳ー免疫相関を鍛える
おわりに
ブックガイド
■著者
毛内 拡(もうない・ひろむ)
1984年、北海道函館市生まれ。お茶の水女子大学基幹研究院自然科学系助教。2008年、東京薬科大学生命科学部卒業。2013年、東京工業大学大学院総合理工学研究科博士課程修了。博士(理学)。日本学術振興会特別研究員、理化学研究所脳科学総合研究センタ一研究員を経て、2018年より現職。生体組織機能学研究室を主宰。
著書に『脳を司る「脳」─最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき』(講談社ブルーバックス、講談社科学出版賞受賞)、『「気の持ちよう」の脳科学』(ちくまプリマー新書)、『「頭がいい」とはどういうことか─脳科学から考える』(ちくま新書)など多数。
■商品情報

NHK出版新書744『脳と免疫の謎 心身の不調はどこからくるのか』
毛内 拡 著
2025年6月10日発売
ISBN:978-4-14-088745-5
定価1,078円(税込)新書判 240ページ
ECサイト:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000887452025.html
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