【日常に「読書」の「栞」を】オールジャンルの雑誌「スピン/spin」第14号(12月22日発売予定)の表紙と目次を公開。

表紙は穂村弘さんの「ことば」と共にお届け。平松洋子さん、読書猿さんの連載がスタート。犬怪寅日子さん&堂場瞬一さんの短篇、ジャンル横断企画「真夜中」、浅井音楽さん、佐藤日向さん、鳥さんの瞼さんも登場!

河出書房新社

株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役小野寺優)は、2025年12月22日(月)に発売予定のオールジャンルの雑誌「スピン/spin」第14号の「表紙」と「目次」を公開します。

絵=Paul Cox

ジャンルを超えてお届けする「スピン/spin」第14号!

東京都新宿区神楽坂より、オールジャンルの雑誌「スピン」第14号をお届けします。ポール・コックスさんの絵と共に「表紙」を飾るのは、歌人の穂村弘さんの「ことば」(短歌)です。言葉にならない瞬間を切り取った「ことば」の芸術をお楽しみください。

「表紙」と「目次」の紙は、紙の専門商社・株式会社竹尾にご協力いただき、現在庫限りとなった紙や、新しい紙など、毎号違う「紙」を使用しております。

◉表紙の紙=「ジャンフェルト 白」*リニューアル準備中

◉目次の紙=「ジャンフェルト ぶどう」*リニューアル準備中

      https://www.takeo.co.jp/finder/search/details.php?d_id=185

表紙・目次の資材ともに、細かな染色繊維がブレンドされたファインペーパー「ジャンフェルト」の色違いを使用。縦と横の凹凸が生み出すわずかな陰影と繊維による奥行きのある豊かな表情が魅力的です。同じ紙ながら「白」「ぶどう」と色が違うだけで、印象もガラリと変わります。

今号も実物でなければ伝わらない「紙」の魅力溢れる資材でお届けします。手に取って、視覚・触覚でお楽しみください(本誌掲載「紙の話」「紙のなまえ」もあわせてご覧ください)。

ジャンルを超えた豪華小説連載陣(一穂ミチさん、大森美香さん、恩田陸さん、澤田瞳子さん、藤沢周さん)に加えて、今号は2本の新連載&2本の短篇をお届けします。

巻頭を飾るのはエッセイスト・作家の平松洋子さんの新連載小説「ササエさん」。戦後、市井を生きる母と娘の「生」の日々からはじまる物語にご期待ください。

読書猿さん(独学者)の新連載「複合バイアス──連鎖・併発・ループする認知バイアス」がスタート。社会に静かに蔓延する「認知バイアス」とは……現代を生きるすべての人に届けたい連載です。

『羊式型人間模擬機』で第12回ハヤカワSFコンテストの大賞を受賞した作家・犬怪寅日子さんが「スピン」に登場です! 「死」の空気に満ちた中に漂う幻想的な「生」と「静」の世界に浸ってください。

今年、著作200冊を達成し、弊社からも犯罪小説集『罪と罪』を刊行した堂場瞬一さんが「警察小説アンソロジー」に登場です! ど真ん中の警察小説「英雄」は一気読み間違いなしです。

臨床心理士・作家の浅井音楽さんが柔らかな「言葉遊び」とともに贈るのは、日常の「生」に満ちた日記「我々の日々 ひびわれ」。「命」の呼吸を感じるページに触れてください。

歌人・鳥さんの瞼さんが再登場! SNSでも話題の短歌をはじめとした自選11首の創作秘話に、担当者も興味津々でした!

俳人・西村麒麟さんによる俳句「からす瓜」は年末の夜、散歩しながら味わってほしいページです。

「1テーマ・ジャンル横断企画」が実現しました。

「真夜中」をテーマに紡がれる6つのジャンル。小説=蛙坂須美さん、詩=岡本啓さん、短歌=吉田隼人さん、俳句=百瀬一兎さん、エッセイ=君島大空さん、絵=ますむらひろしさん。ご堪能ください。

創業140周年特別企画「140人・140冊・この1文」第2回が掲載です。

各選者がそれぞれの「河出の1冊」をセレクト。作中の「この1文」、作品への想いが込められた「コメント」と、デザイナーの寄藤文平さんによる描き下ろしイラスト「ふくろうさん」とともに発表します。バラエティに富んだ選者は、当社全従業員からの推薦をもとに人選・寄稿依頼をいたしました。

第2回の選者は下記の19名の方々です(敬称略)。

【青松輝(歌人・YouTuber「ベテランち」)/磯野真穂(文化人類学)/小谷実由(モデル・文筆家)/小原奈実(歌人)/笠間直穂子(フランス文学)/木村衣有子(文筆家)/芍薬アカデミー(芸人)/髙良真実(歌人・文芸評論家)/奈倉有里(ロシア文学者)/浪江由唯(kami/かみひとえ代表)/濵田研吾(ライター)/ぱやぱやくん(元自衛官・エッセイスト)/藤原麻里菜(作家・株式会社無駄代表)/堀田季何(詩歌作家・翻訳家)/ポリー・バートン(翻訳家・作家)/三秋縋(作家)/山﨑修平(詩人)/Licaxxx(DJ)/渡邊十絲子(詩人)】

最果タヒさんがキャラクターに捧げる「詩」の連載「キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる」第11回は「らんま1/2詩集」です。

エッセイはアーティスト&新宿2丁目のアートバー「星男」のオーナー・櫻田宗久さん、編集者でスローニュース代表取締役の瀬尾傑さん、古典を愛す絵本作家のまつしたゆうりさん、SNSでも注目の作家・もちぎさんが登場! 「生」から「仕事」、「好き」まで、エッセイによる多種多様な表現をお楽しみください。

コラム日々には、「140人・140冊・この1文」にも参加いただいている浪江由唯さん、音楽芸人・タケダ2000GTさんにご寄稿いただきました。

「本の話」には「GOAT」のデザイナー・沼本明希子さんが「スピン」に登場です! さらに声優・斉藤壮馬さんの異色の連載エッセイ「書を買おう、街へ出よう。」、書評家・ゲーム作家の渡辺祐真さんの連載「詩歌の話」に加えて、好評連載書評「絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本」では雑誌「窮理」発行人・伊崎修通さん、声優の佐藤日向さんが「絶版本」への熱い思いを語ります。

株式会社竹尾とのコラボ企画「紙の話」では「PRINT+PLANT」を奈良裕己さんが訪問。活版印刷とリソグラフの話を漫画でお届けします。

2026年の河出書房新社創業140周年を前に、この秋から「スピン」連載作品が単行本として刊行されています。芦沢央さん『お前レベルの話はしてない』、堂場瞬一さん『罪と罪』、中村文則さん『彼の左手は蛇』、鈴木涼美さん『典雅な調べに色は娘』、さらにまもなく最果タヒさん『ときには恋への招待状』もお届け予定。

随時、SNSなどでご案内しますのでご期待ください!

年末、慌ただしい中だからこそ、日常に「読書」の「栞」を。

来年(2026年)は弊社創業140周年です。「スピン」ともども、よろしくお願いします。

*佐々木譲さんの連載「路上の輝き」は、WEBスピンで公開中です。

[新連載小説]

・平松洋子      ササエさん

[新連載]

・読書猿       複合バイアス──連鎖・併発・ループする認知バイアス

[短篇]

・犬怪寅日子     秘匿

[ジャンル横断特別企画「真夜中」]

・絵=ますむらひろし

・小説=蛙坂須美   人魚は泡に、おばけは底に

・俳句=百瀬一兎   五つ夜

・短歌=吉田隼人   hal(lucin)ation

・エッセイ=君島大空 夜は海を抱いて

・詩=岡本啓     神話をはおって

[エッセイ]

・櫻田宗久      はみだす=ヴァイブス

・瀬尾傑       webで耕し、紙で仕上げる

・まつしたゆうり   1300年前の凸凹コンビ、友情の往復書簡

・もちぎ       置かれた場所で咲く、俺たちについて

[特別寄稿 日記]

・浅井音楽      我々の日々 ひびわれ

[特別企画 短歌の話]

・鳥さんの瞼     自選短歌11首解題

[俳句]

・西村麒麟      からす瓜

[創業140周年特別企画/140人・140冊・この1文]第2回

・選者=青松輝/磯野真穂/小谷実由/小原奈実/笠間直穂子/木村衣有子/芍薬アカデミー/髙良真実/奈倉有里/浪江由唯/濵田研吾/ぱやぱやくん/藤原麻里菜/堀田季何/ポリー・バートン/三秋縋/山﨑修平/Licaxxx/渡邊十絲子

・絵+ロゴ=寄藤文平(文平銀座)

[警察小説アンソロジー]第5回

・堂場瞬一     英雄

[連載小説]

・一穂ミチ     ハイランド美星ヶ丘(第14回)

・大森美香     花と葉(第12回)

・恩田陸      そして金魚鉢の溢れ出す午後に、(第14回)

・澤田瞳子     おぼろ影(第3回)

・藤沢周      利休残照(第14回)

[連載詩]第11回

・最果タヒ     キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる――らんま1/2詩集

[連載書評/絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本]

・伊崎修通     科学者の魂の日記

・佐藤日向     みなさんの“絶版本”との出会い方はどんな形だろうか?

[本の話]第14回

・沼本明希子    ひつじではございません

[紙の話]第14回

・奈良裕己     紙と活版印刷とリソグラフの話

[詩歌の話/詩歌の楽園 地獄の詩歌]第14回

・渡辺祐真     詩のゴールを考えてみよう〜井筒俊彦『言語と呪術』を読む〜

[連載エッセイ/書を買おう、街へ出よう。]第14回

・斉藤壮馬     「Soluble In Air」

[コラム日々]

・タケダ2000GT

・浪江由唯

[紙のなまえ]

「スピン/spin」第14号 書誌情報

■誌名/号数:スピン/spin 第14号

■雑誌コード:07822-01(文藝2025年冬季号増刊)

■定価:330円(税込)

■仕様:A5判/並製・平綴じ/192P

■発売日:2025年12月22日(月)

■ブックデザイン:佐々木暁

■装画:ポール・コックス(Paul Cox)

■本文挿画:塩川いづみ http://shiokawaizumi.com

■協力:株式会社竹尾 https://www.takeo.co.jp

■書誌ページ

https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309980904/

■「スピン/spin」Webページ

https://spin.kawade.co.jp/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

河出書房新社

120フォロワー

RSS
URL
http://www.kawade.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区東五軒町2-13
電話番号
03-3404-1201
代表者名
小野寺優
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
1957年05月