給湯器、屋根、分電盤等の点検商法に関する苦情相談が過去最多を更新!

~令和6年度の県内における消費生活相談の概要をまとめました~

神奈川県

令和6年度に神奈川県内の消費生活相談窓口で受け付けた消費生活相談総件数(「苦情」と「問合せ」の合計)は65,293件(前年度比1,434件(2.2%)増加)でした。

悪質な事業者
  • 給湯器、屋根、分電盤等の点検商法に関する苦情相談が過去最多

 「点検」と称して電話や訪問をし、「工事をしないと危険」などと不安をあおって契約させる「点検商法」に関する苦情相談件数は3,121件で、前年度(2,471件)と比べ、1.3倍と過去最多の件数となっており、50歳代以上からの相談が多く寄せられています。 

 特に給湯器や分電盤の交換、屋根の工事に関する相談が増加しています。 (別紙1及び別紙2P4以降参照)

  • 高齢者(契約当事者が65歳以上)の相談の傾向

 高齢者の苦情相談件数は20,083件で、前年度(18,492件)と比べ、8.6%増加しました。

 高齢者からの相談の傾向としては、「健康食品」の定期購入等に関する相談件数が、前年度と比べ、1.5倍に増加したほか、「点検商法」に関する相談が増えています。また、自宅の固定電話に、「もうすぐ電話が使えなくなる」といった不審な電話がかかってきた等の「固定電話サービス」に関する相談件数は、前年度と比べ、1.8倍に増加しています。(別紙2P6以降参照)

  • 若者(契約当事者が29歳以下)の相談の傾向

 若者の苦情相談件数は7,235件で、前年度(7,397件)と比べ、2.2%減少しました。

 若者からの相談の傾向としては、医療脱毛などの「美容医療」に関する相談件数が、前年度と比べ、1.5倍に増加しています。また、水回りの修理や害虫駆除等の「暮らしのレスキューサービス」に関する相談件数は、前年度と比べ、1.4倍に増加しています。(別紙2P10以降参照)

消費生活センターからのアドバイス ~点検商法の典型的な勧誘トークに注意!!!~

 点検商法とは、「点検」と称して電話や訪問をして、「工事が必要」「修理をしないと危険」などと言って、不安をあおり契約させる商法で、令和6年度の点検商法に関する苦情相談件数は過去最多の件数となっています。

点検を迫る ➡ 不安をあおる

■ 給湯器交換

給湯器を無料で点検します。いつ訪問すればよいですか。➡ 古い機種なので、このまま使い続けるのは危険です。

■ 屋根工事

屋根がはがれているのが見えたので、無料で点検します。➡ 屋根が飛ばされて、近所の人に迷惑がかかるかもしれません。

■ 分電盤交換

分電盤は○年で点検が必要になります。➡ 交換しないと、漏電して火事になるかもしれません。

【消費者へのアドバイス】

〇屋根工事

その工事、本当に必要ですか?

 家を建てた工務店やハウスメーカー等、地元の信頼できる事業者等に確認しましょう。

〇給湯器、分電盤交換

それは必要な点検ですか?

 すぐに点検を承諾せず、給湯器は、契約しているガス会社・メーカー・購入した販売店等に、分電盤 

 は、契約先の電力会社などに、本当に点検を実施しているか確認しましょう。

〇共通

周りに相談しましたか?

 その場ですぐに点検させず、家族に相談する等、慎重に判断しましょう。

見積りは取りましたか?

 工事を勧められてもすぐに契約せず、複数の事業者から見積りを取る等、慎重に検討しましょう。

点検を断りたくなったら…

 事業者が訪問してきた場合は、対面での対応はせず、安易に自宅に上げないようにしましょう。

 断りの連絡を入れても、事業者が訪問してきた場合は、インターホン越しに点検を断りましょう。

 断っても事業者が帰らない場合は、最寄りの警察署又は110番に通報しましょう。

被害に遭ってしまったら・・・

 クーリング・オフ等ができる場合があります。

 不安に思ったら消費生活センターに相談しましょう。

 消費者ホットライン ☎局番なし188(いやや)

【県記者発表ホームページ】

 給湯器、屋根、分電盤等の点検商法に関する苦情相談が過去最多を更新!令和6年度 神奈川県内における消費生活相談概要

URL:https://www.pref.kanagawa.jp/docs/r7b/prs/r9055466.html

【令和6年度の消費生活相談のポイントを知りたい方は…】

 (別紙1)消費生活センターからのアドバイス ~点検商法の典型的な勧誘トークに注意!!!~

URL:https://www.pref.kanagawa.jp/documents/123013/r6bessi1.pdf

 (別紙2)令和6年度 神奈川県内における消費生活相談概要

URL:https://www.pref.kanagawa.jp//documents/123013/r6bessi2.pdf

【令和6年度の消費生活相談に関するデータを確認したい方は…】

 令和6年度 神奈川県内における消費生活相談に関するデータ集

URL:https://www.pref.kanagawa.jp/documents/123013/r6deta.pdf

【問合せ先】

神奈川県くらし安全防災局くらし安全部消費生活課
相談第二グループ
電話:(045)312-1121(代表) 内線:2660-2661

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会社概要

神奈川県

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URL
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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
神奈川県横浜市中区日本大通 1
電話番号
045-210-1111
代表者名
黒岩 祐治
上場
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資本金
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設立
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