【祝・野村胡堂文学賞】中路啓太さんの『木霊の声』が野村胡堂文学賞を受賞! “長篠・設楽原の戦い”をドキュメンタリー・タッチで問い直した傑作歴史長篇
武田勝頼はなぜ圧倒的不利な“負け戦”に挑んだのか
株式会社文藝春秋が2025年7月に刊行した小説『木霊の声 武田勝頼の設楽原』(中路啓太著)が、第14回野村胡堂文学賞(一般社団法人日本作家クラブ主催)を受賞しました。同作は戦国史上最も有名な合戦のひとつ“長篠・設楽原の戦い”を、伝説と虚飾を廃して令和の新解釈で問い直した、傑作歴史長篇小説です。
野村胡堂文学賞は、昭和を代表する国民的作家である野村胡堂氏を顕彰する目的で創設された文学賞です。『銭形平次捕物控』を著した野村胡堂氏に匹敵するような時代・歴史小説作品の栄誉を讃えることを目的に、優れた時代・歴史小説ジャンルの小説に贈られます。最終選考委員である、作家・熊谷敬太郎氏、元文芸誌編集長・藤野健一氏および日本作家クラブ郷原宏理事長の3名の合議により受賞作品が決定しました。

◾️『木霊の声 武田勝頼の設楽原』内容紹介
「愚将・武田勝頼による旧式の騎馬戦術 vs. 天才・織田信長による新式の鉄砲戦術」の構図で語られることが多い「長篠・設楽原の戦い」。
しかし、本当にそのような単純な対立構造なのか? そして、武田軍敗北の知られざる真実とは--。
武田軍1万2千対織田・徳川連合軍3万8千の圧倒的不利な戦いを、最新の史料・考古学研究を基にドキュメンタリー・タッチで問い直し、暗愚と嗤われた勝頼の真の素顔を描き出す渾身の歴史長篇です。
◾️著者プロフィール
中路啓太(なかじ・けいた)
1968年東京都生まれ。2006年『火ノ児の剣』で小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。10年『己惚れの砦』で吉川英治文学新人賞候補、15年『もののふ莫迦』で本屋が選ぶ時代小説大賞受賞、16年『ロンドン狂瀾』で山田風太郎賞候補に。近著に『ミネルヴァとマルス 昭和の妖怪・岸伸介』『昭和天皇の声』『南洋のエレアル』『新皇将門』など。
◾️書誌情報
書名:『木霊の声 武田勝頼の設楽原』
著者:中路啓太
判型:四六判並製カバー装
発売:2025年7月24日
定価・価格:紙版・1,980円(税込) 電子版・1,900円(税込)
ISBN:978-4-16-391997-3
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