男性育休取得率50%超の時代に、妊娠中の女性が悩むこと「仕事中の不調」65.7%「通勤時の負担」57.4%

妊娠中に利用したい制度「短時間勤務」71.3%、「在宅」58.7% ~しゅふJOB総研調査~

ビースタイルグループ

仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は、『妊娠中の仕事』をテーマに、主婦層を中心とする就労志向の女性にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:373件)

■調査結果概要

1.妊娠中に仕事していた経験「ある」58.4%

2.妊娠中に仕事する際の悩み「体調不良への対応」65.7%/経験の有無別比較

3.妊娠中に利用できると良い制度「短時間勤務」71.3%/経験の有無別比較

4.妊娠中に仕事していた経験がある人のフリーコメントより

1.妊娠中に仕事していた経験「ある」58.4%

2.妊娠中に仕事する際の悩み「体調不良への対応」65.7%/経験の有無別比較

3.妊娠中に利用できると良い制度「短時間勤務」71.3%/経験の有無別比較

4.妊娠中に仕事していた経験がある人のフリーコメントより

◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)

・会社の方も色々考えてくれて育児休暇も普通に取れたので大丈夫でした(50代:フリー/自営業)

・大なり小なり迷惑をかけてしまう事がある、それについて誰よりも本人が1番周りへの影響やしわ寄せを気にしているが、理解してもらうことは難しい(40代:今は働いていない)

・とにかくカラダが重いので通勤が大変だからテレワークをメインにして欲しい(50代:フリー/自営業)

・定期的に健診もあり、体調が優れないこともあったり、フルタイム勤務だとつらいと思う。上にもあるが、子の看護休暇のような、妊娠中の特別休暇制度があればいいと思う(40代:契約社員)

・満員電車での通勤で、臨月が近づく時期にコートを着ていたので他の人に最後まで気づかれることがなく1時間半立って通勤していた。電車が雪で動かなくなった時は1時間程駅まで歩いた。通勤時間が後ろにずらせればだいぶ楽になると思った(40代:今は働いていない)

・数十年前は産休制度があっても小さい企業では、使っている従業員の実績もなく、使いづらい事もあったり、他の従業員へのシワ寄せを考えた結果、辞めるという選択肢を選びました(50代:パート/アルバイト)

・職場での周囲のサポートや配慮があれば十分可能だと思うが、プレッシャーやストレスがある環境の場合は、無理して続けない方がいいと思う(40代:正社員)

・妊娠出産をした事がない人にしんどさをわかってもらえないのがしんどい時がある。知っているとしても、良く思われることはないから必然的にしんどくても無理しなければ仕事はできない(40代:フリー/自営業)

・パソコンの電磁波などが子どもに与える影響(60代:派遣社員)

・つわりで体調不良で仕事に集中出来ず、つわりが終わったと思ったらお腹が大きくなるので通勤電車が満員なのでお腹を押されるのが怖くて、妊娠中に働くもんじゃ無いと思った(50代:パート/アルバイト)

・自分でコントロールのできない体調の変化が日によってあり、簡単に弱音やヘルプを出せなかったのでつらい日々でした(30代:パート/アルバイト)

・立ち仕事だったので、座れるように、また休憩スペースがあると助かると思った(40代:正社員)

・体調に合わせて働けるフレックスタイム制があるとよい(50代:パート/アルバイト)

・とてもありがたかったですが、変な気の使い合いにちょっと疲れた記憶があります。やらない方が良さそうなことが増えて、こんな忙しいときに妊娠してしまってすみません…という負い目もありました(30代:今は働いていない)

・妊娠中は様々な体調の変化や、必ずしも出産日まで順調に過ごせるわけではないので、急な体調不良等に職場が柔軟な対応をしてくれると良いなと思います(40代:パート/アルバイト)

・先が読めない(いつ体調不良になるかわからない)ことが困りました。また、妊娠初期でまだ報告をしていない頃に身体に負担のある作業を頼まれ、断れずに無理をして切迫流産になったことがあるのですが、どうすればよかったのか未だにわかりません(30代:パート/アルバイト)

・妊娠中だからこそ、楽しく働ける体制になって欲しい(50代:今は働いていない)

・体調が読めないので、周りに迷惑をかけてしまう。それがストレスにもなる。在宅勤務が当たり前、フレックスが当たり前になってほしい(50代:パート/アルバイト)

・営業の仕事をしている最中に妊娠が発覚しました。スーツを着て、営業車を自分で運転しないといけなかったので妊娠初期は結構気を使いました。それでも無理をしすぎて切迫早産の兆しがあった為、会社に事情を話し退職しました(40代:パート/アルバイト)

・とにかく眠く、欠伸を沢山していました。妊娠していることを知らない他部署の方からは、そんなに眠い?とかそんなに退屈?と不思議がられてしまった経験があります(40代:契約社員)

・私の妊娠中には休暇を取得すると退職しろーって感じでした 転勤で飛ばされてしまった方も沢山いました。結局辞めましたね(50代:パート/アルバイト)

・仕事中に出血した事がありとても不安になった。とても忙しい時間帯だった為早退するのはもう1人の勤務者(後輩)に申し訳ないため抜け出せなく産婦人科へ行けたのは次の日だった(30代:正社員)

・体調不安と、迷惑かかることが多々あった。短時間勤務とかあれば良かったなと感じた(40代:今は働いていない)

・切迫流産になり、1人で担っていた仕事があったため業務を自宅まで届けてもらい就業した。妊娠初期の早い段階から、他者に引き継ぐべきだったと思いました(50代:パート/アルバイト)

・妊娠初期が一番つわりが強く仕事も通勤も辛いのに、まだ報告できない(初期流産の可能性を考え)ためまわりに理解を求めることすら憚られた。どうすればよいのかわからない(40代:今は働いていない)

・職場での搾乳時間の確保が大変だった(50代:今は働いていない)

・妊娠中に仕事したくない、そもそも仕事しなくてもいい制度がほしい。妊娠してても仕事をしなくてはいけない社会がどーかしている(40代:パート/アルバイト)

・妊娠中はホルモンバランスや体調の変化の影響もあり、気分の上がり下がりが想像以上に激しくなることがあると思います。私自身、「自分の気持ちの問題だから我慢しなければ」「周囲に迷惑をかけないようにしなければ」と考えてしまうことがありました(40代:SOHO/在宅ワーク)

・体調不良で欠勤してしまう時に、迷惑がかからないか心配でした。つわり等で早退することもありました。自分のことより、職場のみなさんの方が気になりました(40代:派遣社員)

・通勤時の満員電車は避けたい(60代:パート/アルバイト)

・急な体調不良の場合の休暇を取りやすいと良い(40代:今は働いていない)

■しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎より

 厚生労働省によると2025年度の男性育休取得率は50.9%。育休取得する男性の方が多数派の時代になりました。ただ、男性の育休取得について調査したところ「却って妻のストレスが溜まる」と答えた人が53.4%に及ぶなど、まだ育児負担が女性に偏っていることが感じられます(※)。

 今回、主婦層を中心とする就労志向の女性に妊娠中に仕事をしていた経験の有無を尋ねると「ある」が58.4%でした。続けて「妊娠中に仕事する際の悩みとして、当てはまるものをお教えください」と尋ねたところ、「仕事中に発生する体調不良への対応」が最も多く65.7%、次いで「通勤時の負担」57.4%、「定期検診や体調不良などによる休みとの両立」48.0%と続きました。また、妊娠中の仕事経験がある人とない人で比較した場合もトップ3の順序は変わらなかったものの、総じて妊娠中の仕事経験がない人の方がある人より比率が高くなりました。特に、「同僚たちへの仕事のしわ寄せ」「産休・育休のスムーズな取得」「マタニティーハラスメントの被害」「保育園などに子どもを預けられるか」については差が大きく、職場や生活環境においてこれらに該当する心配が少ないと妊娠中でも仕事を続けやすいのかもしれません。

 また、「妊娠中に仕事する際に、職場で利用できると良いと思う制度として当てはまるものをお教えください」との質問では「短時間勤務」と答えた人が71.3%で最も多くなりました。次いで「テレワーク・在宅勤務」58.7%、「始業時刻の変更」46.9%と続きました。妊娠中の仕事経験の有無による比較では総じて経験がない人の方が比率が高いものの「短時間勤務」については経験がある人の方が高くなりました。実際に働く中で、短時間勤務の有用性を実感した人が多いのかもしれません。フリーコメントには妊娠中に仕事した経験がある人からの実体験が多数寄せられました。切迫流産や切迫早産になってしまった人や退職せざるを得なくなった人など、妊娠中に仕事することが如何にデリケートであるかが感じられます。妊娠の影響は個々の状況によって大きく異なるだけに、都度最適な対応ができるよう柔軟な職場・生活環境の整備が大切なのだと考えます。

※男性の育児休業取得について女性はどう思っている?:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001140.000003176.html

 

しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎 プロフィール

1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。これまでに、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層を中心にのべ50000人以上の声を調査・分析し、300本以上のレポートを配信。2021年に独立し現職の他、ワークスタイル研究家として解説記事の執筆・講演、広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。

解説記事の執筆・講演、広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。

実務経験分野は、人材派遣・紹介・アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げ、広報ブランディング、経営企画、人事など事業現場の最前線から管理部門まで管轄するなど多岐にわたる。人材マネジメントから法規制まで、雇用労働分野の幅広いテーマについて多数のメディア出演などを通して意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。

Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/すばる審査評価機構株式会社 非常勤監査役/日本労務学会員

◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会委員

     民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職

     促進検討会」(平成29~30年度)

     労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラ

     ム検討委員会」(平成29~31年度)

     日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会       

     議雇用WG勉強会(平成26年)など

◇メディア出演 NHK『あさイチ』解説、テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』パネラー、

        フジテレビ『みんなのニュース:ふかぼり』解説などのテレビ出演の他、

        ラジオ・新聞・雑誌・ビジネス系ウェブメディアなどでコメント多数

◇執筆・その他 ITメディア連載『働き方の見取り図』/JBpress連載『ワークスタイルの行方』他、

        日本経済新聞、日経MJ、時事通信、BUSINESS INSIDER JAPAN、プレジデントオン

        ライン、J-CASTニュースBizなど執筆・寄稿記事多数。大学や地方自治体、男女共同   

        参画センターなどでの講演、パネルディスカッションのモデレーターも務める

■調査概要

■調査概要

調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)

有効回答者数:373名 ※女性のみ

調査実施日:2026年5月18日(月)~2026年5月31日(日)まで

調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者

※当リリースに関して、研究顧問 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください(ビースタイルホールディングス 広報 pr@b-style.net)

<しゅふJOB総研について>

「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」

そんな志から始まった2011年設立の研究所です。ライフスタイルと仕事の望ましいバランスに対する社会の理解を高め、女性のみならず誰もが働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。

※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/

※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ

<ビースタイルグループについて>

『時代に合わせた価値を創造する』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、しゅふの雇用をのべ20万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、目指す未来 -VISION- 『かかわる全ての人がしあわせ』を実現してまいります。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

URL
http://www.bstylegroup.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区西新宿6-18-1 住友不動産新宿セントラルパークタワー 32F
電話番号
03-5363-4400
代表者名
三原 邦彦
上場
東証グロース
資本金
3億986万円
設立
2002年07月