山好き必読のビジュアル文庫「モン・ブックス」シリーズ刊行スタート! 第一弾として田部井淳子さんの人気タイトルが再登場
2021年8月11日(水)発売『田部井淳子 山の単語帳』
- 山と自然を愛する人のためのビジュアル文庫シリーズ「Mont Books(モン・ブックス)」発刊!
いま、山に登りたい、キャンプをしたい、アウトドアを楽しみたいという人が増えています。自然の中に身を置くことは大きな喜びであり、心と体がリフレッシュされて、健康にもとても良いのです。
このたび世界文化社は、もっと山や自然を知りたいと考えている人たちに、その素晴らしさを伝える文庫シリーズ「Mont Books(モン・ブックス)」を発刊いたしました。 美しい写真を多用したビジュアルな構成と、文庫サイズのコンパクトさが魅力の本シリーズでは今後、山や自然にまつわるタイトルを順次刊行予定です。
- 「モン・ブックス」シリーズ第一弾『田部井淳子 山の単語帳』
今回、「モン・ブックス」シリーズの記念すべき第一弾として刊行するのが、女性として初めてエベレスト登頂の快挙を果たした田部井淳子さんの『田部井淳子 山の単語帳』です。本書は、登山にまつわる用語を、美麗なカラー写真とともに解説する、“目で見る山の小事典”。2012年に刊行された書籍『山の単語帳』を文庫サイズに再編集し、生前の田部井さんと親交が深かった俳優の市毛良枝さんの書き下ろしコラムや実用登山ガイド、田部井さんの遺志をご子息が継いだ“東北の高校生の富士登山”についての記事などを新たに収録しました。
<田部井淳子さん「はじめに」より一部抜粋>
「ここから先、ガレ場になるので気をつけて」。「稜線に出ると気持ちいいですよ。もうすぐだからがんばって」。などと健康山歩き講座の実践のとき、私は何気なく言ってしまうことがよくあります。そんなとき、受講生の方から、「ガレ場って何ですか?」とか「行動食って何のこと?」ときかれハッとしました。 自分では長い間当たり前に使っていた山の用語がはじめての方にとっては耳慣れない言葉であることに気づかされたのです。ですが、 “実践の山”で、こういうところをキレットと呼ぶんですよ、とか、コルというのです、と説明すると、多くの人は納得してくれます。このように、実物を見るのが一番わかりやすいですが、写真で見るだけでも全然違うものです。 (中略) この本では、主に縦走や日帰り登山をする方たちに親しんでもらいたいと思う用語を取り上げました。岩登りと沢登り、冬山の要素も少しだけ入れました。山の用語と同時に日本の山の美しさや成り立ち、花や動物なども写真で楽しんでいただけたら、うれしく思います。 |
■用語を覚えたら実物を見てみよう! 単語を見つける山行ガイド
山に関する用語を覚えたら、やっぱり実物を見てみたくなるもの。本書では、書籍のなかで紹介した山の動植物や景観が見られる実用登山ガイドを新たに掲載。コースタイムの目安、見どころなどを主に初心者・初級者向けに紹介しています。
<著者プロフィール>
著:田部井 淳子(たべい じゅんこ)
登山家。1939年、福島県三春町生まれ。昭和女子大学英米文学科卒。社会人山岳会に所属し登山活動に勤しむ。1969年、女子登攀クラブを設立し、1970年アンナプルナⅢ峰に登頂。1975年、エベレスト日本女子登山隊副隊長兼登攀隊長として、世界最高峰エベレストに登頂。これは女性として世界初の快挙であった。1992年には女性で世界初の7大陸最高峰登頂者となる。生涯に76ヵ国の最高峰・最高地点に登頂。著書に『タベイさん、頂上だよ〜田部井淳子の山登り半生記』『田部井淳子の 人生は8合目からがおもしろい』『日本人なら富士山に登ろう!』などがある。2016年逝去。
写真:栗田 貞多男(くりた さだお)
写真家。1946年長野県長野市生まれ。電子機器会社社員を経て、故・田淵行男氏に師事、写真家となる。現在も長野市に住み、山・川や蝶など、自然を題材とした写真を撮り続けている。クリエイティブセンター・フォトライブラリー長野主宰。日本写真家協会、日本昆虫協会、日本蝶類学会会員。著書に『日本の屋根 信州山岳大展望』『黒部峡谷』『ゼフィルスの森』などがある。
<目次>
・山に登ろう
・富士いろいろ
・山の季語
・山の動物
・高山への誘い
・沢と峡谷
・山の道具
・火山とその恵み
・単語を見つける山行ガイド
・田部井さんと登った山 市毛良枝
・東北の高校生の富士登山 2020/2021 他
<刊行概要>
『田部井淳子 山の単語帳』
■発売日:2021年8月11日(水)
■定価 :1,650円(税込)
■発行 :株式会社世界文化ブックス
■発行・発売:株式会社世界文化社
https://www.amazon.co.jp/dp/4418212078
※一部書店により発売日が異なります
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