田中泯氏、前野健太氏推薦! 故・青山真治監督が「最後の映画作家」とその才能を激賞し、バンド「Bialystocks」のヴォーカルとしても活躍中の甫木元空氏の初の単行本「はだかのゆめ」が新潮社より刊行!
故・青山真治監督に「日本映画に現れた、甫木元空という「最後の映画作家」」といわしめ、バンド「Bialystocks」のヴォーカルとしても活躍し、ジャンルを越境した才能で注目を集める甫木元空氏。はじめての小説を収録した単行本『はだかのゆめ』が10月18日(水)に発売されます。東京を離れ、ステージ4の癌で闘病中の母の故郷である四万十川のほとりに、看病のために移住する主人公ホキモトソラ。86歳になる祖父が生きる村落共同体は、生者も死者も入り乱れて存在する空間だった。高知弁が弾む人々との絆。衰えゆく母との暮らしを一日ずつ噛みしめながら、ソラはより大いなる「自然」と「運命」に心を開いてゆく――大胆かつ繊細な詩的文章で綴られた感動的な小説世界! ロングラン公開が続く映画「はだかのゆめ」脚本。甫木元氏が「自分の創作の原点」と語る亡くなられたご両親が作曲した歌「終わりのない歌」の楽譜などを収録し、多面的な才能なすべてをこの一冊に収録。
なお、映画『はだかのゆめ』は、10/20(金)よりアップリンク吉祥寺にて1週間限定で上映される。
■推薦コメント
・田中泯
「空と僕の間に距離はない。
空はその始めから空だった。
空には中心がない。素晴らしい。
僕は空が好きだ!」
・前野健太
「風景にも、親がある。」
■著者コメント
「祖父が晩酌の時間にこぼす愚痴、母の洗濯物を干す音、父の風呂場から聞こえてくる音痴な歌……これが誰かの始まりの物語になってくれたら嬉しい。」
■書籍内容紹介
「東京から遁走して着いた四万十川の辺は、生死の境を越えた間だった。――流される日々の中でみた夢。祖父が晩酌の時間にこぼす愚痴。母の洗濯物を干す音。父の風呂場から聞こえてくる音痴な歌。十数年の生死の記憶が詩的な言葉で鮮やかに蘇る。青山真治が「最後の映画作家」と激賞した逸材が放つ心を揺さぶる世界!」
■著者紹介:甫木元空(ほきもと・そら)
1992年、埼玉県生まれ。多摩美術大学映像演劇学科卒業。2016年青山真治プロデュース、監督・脚本・音楽を務めた『はるねこ』で長編映画デビュー。第46回ロッテルダム国際映画祭コンペティション部門出品、ほかイタリア、ニューヨークなどの複数の映画祭に招待された。2019年にはバンド「Bialystocks」を結成。映画による表現をベースに、音楽制作などジャンルにとらわれない横断的な活動を続ける。
■書籍データ
【タイトル】『はだかのゆめ』
【著者名】甫木元空(ほきもと・そら)
【発売日】10月18日
【造本】四六判ハードカバー
【定価】2090円(税込)
【ISBN】355191-1
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像