博報堂生活総研[来月の消費予報・2026年6月](消費意欲指数)
大型連休明けと長引く物価高の影響により6月の消費意欲指数は前年同様低水準に
株式会社博報堂(本社·東京)のシンクタンク博報堂生活総合研究所は、20~69歳の男女1,500名を対象に「来月の消費意欲」を点数化してもらうなど、消費の先行きに関する調査を毎月実施。その結果を「来月の消費予報」として発表しています。
※5月7-10日に調査
2026年6月の消費意欲指数は44.1点。前月比では-0.9ptとやや低下し、前年比では+0.2ptで横ばいとなりました。


【Point1】大型連休の反動や物価高の影響により、消費意欲指数は低調に推移
例年6月は大型連休と夏休みの狭間で消費意欲指数が低下する月で、今年も前月比で-0.9ptとやや低下しています。前年比では+0.2ptで横ばいとなりました。
消費意欲指数の理由(自由回答)をみると、前月と比べて、消費にポジティブな回答(5月344件→6月263件)は減少し、ネガティブな回答(5月883件→6月983件)は増加しています。具体的には、ポジティブな回答で、「(大型連休があるなど)季節的な意欲向上(5月131件→6月51件)」が大幅に減少し、「旅行の予定がある・行きたい(5月43件→6月15件)」も減少しました。ネガティブな回答では、「今月までに多く使ったのでセーブ(5月58件→6月126件)」が大幅に増加し、「欲しいものがない・意欲がない(5月337件→6月388件)」「金銭的な理由で節約・我慢(5月192件→6月231件)」「梅雨の時期なので出かけたくない(5月0件→6月21件)」も増加しています。
前年と比べると、消費にポジティブな回答(25年6月291件→26年6月263件)はやや減少し、ネガティブな回答(25年6月928件→26年6月983件)は増加しました。具体的には、ポジティブな回答で、「(季節もの以外で旅行など)出費の予定・欲しいものがある(25年6月142件→26年6月122件)」がやや減少しています。ネガティブな回答では、「金銭的な理由で節約・我慢(25年6月187件→26年6月231件)」「今月までに多く使ったのでセーブ(25年6月92件→26年6月126件)」が増加しました。
また、先月高まっていた「世界的社会不安(25年6月2件→26年5月22件→26年6月8件)」が前月比で減少したこともあってか、「物価高・値上げ・円安」も前月比で大幅に減少していますが、前年比ではほぼ横ばいであり、依然として高い水準が続いています。(25年6月160件→26年5月202件→26年6月152件)。
5月の大型連休を終えたことによる節約意識や、長引く物価高の影響もあり、6月の消費意欲は例年通り控えめとなりそうです。
【Point2】消費意向は、複数カテゴリーで前月比・前年比減
「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある」人の割合は26.2%で、前月比では+0.1ptと横ばい、前年比では-2.4ptと低下しています。
16カテゴリー別の消費意向をみると、前月比では「化粧品」が20件以上増加した一方で、「旅行」「インテリア用品」の2カテゴリーは20件以上減少しました。前年比では「書籍・エンタメ」「飲料」「インテリア用品」「外食」の4カテゴリーが20件以上減少しています。複数のカテゴリーで消費意向が低下していることがうかがえます。
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