NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] ICC キッズ・プログラム 2025「みくすとりありてぃーず——まよいの森とキミのコンパス」の開催について
■ NTT東日本が運営する文化施設NTTインターコミュニケーション・センター※1(以下、ICC)では、2025年8月8日(金)より、ICC キッズ・プログラム 2025 「みくすとりありてぃーず——まよいの森とキミのコンパス」を開催します。
■ 「ICCキッズ・プログラム」は、同時代のメディア環境に触発されたメディア・アート※2に触れることで子どもたちの好奇心と想像力を育むことを目的に、2006年より毎年夏休み期間に開催してきました。※3
■ 2025年度のICC キッズ・プログラムでは、AR Audio Guideを用いた新たな鑑賞体験を提供することで、展示作品やテーマに関して思考を深める機会となることをめざします。
※1 日本の電話事業100周年記念事業として1991年からのプレ活動を経て、1997年にNTTが設立した科学技術と芸術文化の融合をテーマとする文化施設。
※2 コンピュータをはじめとするさまざまな先端メディア・テクノロジーを使用したアート作品を総称する言葉。
※3 新型コロナウイルス感染症拡大に伴う臨時休館のため、2020年度は開催なし。


1. ICC キッズ・プログラム 2025
「みくすとりありてぃーず——まよいの森とキミのコンパス」開催概要
英展覧会名:ICC Kids Program 2025 “Mixed Realities: Finding Your ‘Compass’ in the Information Jungle”
開 催 期 間:2025年8月8日(金)〜9月15日(月・祝)
会 場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]ギャラリーB、ハイパーICC
開 館 時 間:午前11時〜午後6時
入 場 料:無料(当日入場は事前予約者優先)
※予約方法の詳細は、後日ICCウェブサイトにてお知らせします。
休 館 日:8月12日(火)、18日(月)、25日(月)、9月1日(月)、8日(月)
※休館日以外においても、開館時間の変更および臨時休館の可能性がございます。
最新情報はICCウェブサイト(https://www.ntticc.or.jp/)などでお知らせします。
主 催:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] (東日本電信電話株式会社)
協 力:情報科学芸術大学院大学 [IAMAS]
2. 展覧会概要
私たちは今、そこかしこからやってくるさまざまな情報に触れながら生きています。それらの情報は私たちが日々行っている選択の助けになる一方で、情報が多すぎることでどれを選べばよいのか迷ったり、時には望まない方向へ導かれたりすることもあります。それはまるで草木が生い茂り行く道がわからない「まよいの森」を進んでいるような状態といえるかもしれません。
コンパスは、今いる場所や状況を確かめ、進むべき道の手がかりとなる道具です。私たちはこの世界で、それぞれの「コンパス」を読み、まよいの森を抜けていく必要があります。
本展覧会「みくすとりありてぃーず」では、作家たちがそれぞれの方法で表現した、さまざまな「複合的な現実」(Mixed Reality)の作品に出会います。
身近なモノから生み出される空想の世界と現実の世界とを重ねる作品。
デジタル技術と物理現象とが重なる空間で、私たちが共有している時間や空間について考えてみる作品。
映像の中の対戦相手とリアルな場でテーブルゲームを展開していく作品。
目の前の状況と配信されている映像から、情報の不確かさに触れられる作品。
バーチャルな身体とリアルな身体がなじんでいく過程をハイブリッドな展示空間で体験する作品。
記録としての映像とそれを見た私たちそれぞれの記憶から想起されるイメージの違いに気づかされる作品。
作品をただ「見る」だけでなく、これまでに培ってきた経験や感覚をもとに作品に自ら参加し、主体的に関わる体験を通じて、「自分なりの意味の見つけ方」が生まれるでしょう。
情報空間と物理空間を重ね合わせて認知できる「Mixed Reality」(複合現実)という技術がもたらすこの「みくすとりありてぃーず」な世界で、複雑な情報のあり方を認識し、それをどう捉え、どう判断していくかという現代社会に欠かせない力を身につけることを試みます。
さあ、「まよいの森」へと足を踏み入れ、自分の新しい「コンパス」を探してみましょう。
3. 出品作家(五十音順)
小林優希(コバヤシユウキ)
津田道子(ツダミチコ)
時里充 (トキサトミツル)
早川翔人(ハヤカワショウト)
平瀬ミキ(ヒラセミキ)
八嶋有司(ヤシマユウシ)
*作品例については【参考】をご参照ください。
共同キュレーション:赤羽亨(アカバネキョウ)、鹿島田知也(カシマダトモヤ)
4. AR Audio Guideで変わる鑑賞体験と作品の捉え方
AR技術を用いた音声ガイドのシステム「AR Audio Guide」※4を、パーソナルに聞こえる音とパブリックに聞こえる音に分けたり、それぞれの音が同時に重なって聞こえたりなどの音の表現方法に転用することで多層的な鑑賞体験を可能にします。
鑑賞者は、耳をふさがないタイプのイヤホンとスマートフォン型デバイスを身につけて会場を探索することで、デバイスの操作をせず、何も身につけていないのと近い身体の状態(聴覚体験)のまま、イヤホンからの音が重なり、展覧会全体を通じてMixed Realityを体験することとなります。
※4 https://sites.google.com/view/ar-audio-guide/
5. 関連イベント
会期中には、子どもたちの「もっとよく知りたい」に応えるためのワークショップなど各種イベントを実施予定です。
さうんどまっぴんぐ ワークショップ——みえないもの、きこえるおと
開催日:2025年8月11日(月・祝)
所要時間:90分程度
定員:15名程度(事前申込制)
講師:a-semi
協力:情報科学芸術大学院大学[IAMAS]
ギャラリーツアー
開催日時:2025年8月17日(日)午後2時~午後3時
定員:20名(当日先着順、ICCでは午後1時30分より受付を開始します。)
対象:小学生以上
共催:新宿区立角筈図書館
MR Audio Guide ワークショップ——ARからMRへ!
開催日:2025年9月7日(日)
所要時間:90分程度
定員:15名程度(事前申込制)
講師:AR Audio Guide チーム (glow)
※最新情報はICCウェブサイト(https://www.ntticc.or.jp)などでお知らせします。
6. 今後の展示予定
企画展(仮称)
開催予定期間:2025年12月~2026年3月
※展覧会名、会期などは2025年6月25日現在の情報です。
※2025年度は「ICC アニュアル」展の開催予定はございません。
※各展覧会における関連イベントなど詳細は、展覧会ごとに発行するプレスリリースにてお知らせいたします。
7. ICCのご案内
所在地:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4階
(京王新線 初台駅東口から徒歩2分)

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