夏に向けたエアコン試運転実施率はわずか9％(※1)。「たけのこ」をよく見かけるようになったら、エアコン試運転を推奨

シャープ

2024年4月8日 11時02分

シャープは4月10日の「エアコン試運転の日(※2)」を前に、当社製エアコンのIoTデータをもとに、2023年シーズンのエアコン試運転率に関する調査を実施しました。

さらに、LINEヤフー株式会社の協力のもと、ユーザーの検索動向を分析し、エアコン試運転開始の目安となる“アイテム”を提案。エアコン試運転の方法やチェックポイントをお伝えします。

例年、夏場はエアコン修理に関するお問い合わせが殺到するため、修理対応が完了するまでに時間を要してしまいます。夏場も安心して使用していただくためにも、シャープは「設定温度18℃の冷房運転を約10分間」で試運転を行っていただくことを推奨していますので、今年も早めの試運転をお願いします。

※1　調査対象：シャープ製エアコン（2018年～2023年モデル）のIoTデータ

※2　4月10日を“4運10（しうんてん）”として、一般社団法人日本冷凍空調工業会が制定。

【本発表サマリー】

■2023年のエアコン試運転率を発表

・エアコン試運転率は調査対象エアコン全体の約9％。

・試運転率が最も高かったのは北海道地方。最も低かった中国地方の2倍以上の実施率。

■ヤフー・データソリューションを活用し、試運転にまつわる検索動向を分析

・【エアコン　故障】と【そうめん】の検索ピーク時期が類似

・【そうめん】の検索ピークより早い【たけのこ】の時季に試運転を推奨

■試運転方法やメンテナンス方法を解説

・エアコン試運転：設定温度18℃で冷房運転を約10分

・セルフメンテナンスで解消されない、カビ臭さはエアコンクリーニングがおすすめ

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

エアコン試運転率は調査対象エアコン全体の約9％

地域によって試運転率に2倍以上の差があった

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

シャープは、当社製エアコンのIoTデータをもとに、2023年シーズンのエアコン試運転率に関する調査(※3)を実施しました。

※3 調査期間中（4月～8月）に初めて実施した「18℃冷房運転」を試運転と定義。（常時18℃設定のエアコンは除く）。

その結果、エアコンの試運転率は気温の上昇に伴い4月から6月にかけて上昇し、7月にピークを迎えますが、調査対象のエアコン全体のうち約9%しか実施されていないことが分かりました。

さらに、地域別で比較すると、最も高かった北海道地方（16.36％）と最も低かった中国地方（8.00％）では、エアコン試運転率に2倍以上の差がありました。

■「2023年夏に向けてのエアコン試運転における実施率の調査」概要

・調査対象：シャープ製エアコン（2018年～2023年モデル）のIoTデータ

・調査期間：2023年4月1日～2023年8月31日

・調査方法：調査期間中の初めての冷房18℃運転を試運転として実施日を集計

＊調査結果を引用いただく際は、シャープエアコンIoTデータ調べを引用元として記載ください。

また、2023年の月別のエアコンに関する当社へのお問い合わせ件数についても調査したところ、試運転率の伸びと同様に、お問い合わせ件数も7月にピークを迎えました。例年、気温のピークに合わせてエアコンに関する問い合わせも増加しますので、修理対応などでお待たせしてしまうことも起こりえます。
万が一の故障時に困らず、お手入れによる省エネ効果を得るため、早めのエアコン試運転をおすすめします。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

【そうめん】だともう遅い？！

【たけのこ】を見かけるようになったら、エアコン試運転を推奨します。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

エアコンの故障時期と試運転の推奨タイミングを分かりやすくするため、今回、LINEヤフー株式会社の協力により、同社が提供するサービスから取得した行動ビッグデータを分析できる事業者向けサービス「ヤフー・データソリューション」から、さまざまな検索動向の分析を実施しました。

ヤフー・データソリューションのデスクリサーチツール「DS.INSIGHT」で【エアコン故障】と、春から夏に食卓に上る機会の多い【そうめん】【たけのこ】の検索数を比較しました。その結果、【エアコン故障】と【そうめん】はほぼ同じ時期にピークを迎えており、【たけのこ】の検索数は【エアコン故障】の3カ月前にピークとなっていることが分かりました。