【京都国立近代美術館】「フォンタネージ—イタリアの光・心の風景」を開催

日本イタリア国交樹立 160 周年記念・フォンタネージ来日 150 周年記念

文化庁

本展ポスター

あなたはアントニオ・フォンタネージという画家を知っていますか?

全く知らない、という人もいるでしょう。美術に関心のある方ならば「明治時代に西洋絵画を教えたお雇い外国人」と答えるかもしれません。また洋画に詳しい方ならば浅井忠や小山正太郎の先生としての姿や、高橋由一との交友を思い浮かべるかもしれません。こうした反応が示すのは、第一にフォンタネージの名前が十分に知られていない、ということ。そして知っている人にとっても、お雇い外国人としてのイメージが強い、ということです。

英雄ガリバルディの下でイタリア独立戦争に身を投じた兵士。ジュネーヴの都市風景を巧みに表した石版画家。パリのサロンに作品を発表し、当地でミレーやコローを研究するモダンな画家。ロンドンに滞在して版画を制作しつつ、ターナーやコンスタブルを吸収する旅人。フィレンツェの若手画家たちに信頼されるベテラン。南仏の田舎道を友人と歩く風景画家。トリノでも東京でも教え子から慕われる教育者。これらはすべて、「アントニオ・フォンタネージ」というひとりの人間の側面です。何度も同じ主題を取り上げつつ、理想の風景を絵画にしようとする姿勢、都市の忙しさや農村の労働に対する真摯な眼差し、そして何よりも、光と自然に対する貪欲な関心̶̶作品に目を凝らせば、「モティーフを高らかに歌わせよ!(La faccia cantar alto il suo motivo!)」と弟子たちに説いたフォンタネージの姿が見えてきます。フォンタネージを全く知らない人にとってはもちろん、名前を聞いたことがある人

にとっても新しい。そんな風景画の旅が、いま、幕を開けます。

本展の見どころ

1.イタリア近代風景画の巨匠フォンタネージの日本初の大回顧展

初期から晩年に至るまでの油彩画や、スイスや英国に滞在して制作した版画などを含む約200点により、お雇い外国人に留まらないフォンタネージの魅力が明らかに!

アントニオ・フォンタネージ《四月》1873年トリノ市立近現代美術館
アントニオ・フォンタネージ《朝》1855-58年トリノ市立近現代美術館
アントニオ・フォンタネージ《静寂》1860年頃トリノ市立近現代美術館

いずれも GAM – Galleria Civica d’Arte Moderna e Contemporanea, Torino. Courtesy Fondazione Torino Musei

2.フォンタネージ来日から150年を経て、師と弟子たちの作品が集結

イタリアから来日する作品群に加え、国内の美術・博物館所蔵のフォンタネージ作品、浅井忠、小山正太郎ら弟子たちの作品も一堂に会する貴重な機会。

浅井忠《御宿海岸》1897年頃 京都国立近代美術館

3.20世紀イタリアの芸術家たちにも影響を与えたフォンタネージの先進性を検証

カルロ・カッラやフェリーチェ・カゾラーティなど、後世の画家たちへのフォンタネージの遺産を検証する意欲的な企画。

章構成

第1章:「絵画」としての風景(1850 ‒1860年)

第2章:心をうつす風景(1855 ‒1875年)

第3章:都市の風景(1854 ‒1880年)

第4章:日々の仕事と自然(1860 ‒1875年)

第5章:一瞬の光を描いて(1867 ‒1880年)

第6章:日本での制作と教育(1876 ‒1878年)

第7章:晩年の作品(1878 ‒1881年)

第8章:フォンタネージの遺産(1872 ‒1928年)

アントニオ・フォンタネージ

1818年、イタリア北部レッジョ・エミリアに生まれ、当地の美術学校に学ぶ。1848年、第1次イタリア独立戦争に志願兵として身を投じ、除隊後スイスに逃避。ジュネーヴを拠点に活動すると同時にパリ訪問や南仏での制作も行う。1859年、第2次イタリア独立戦争に従軍、同年ジュネーヴに戻る。パリのサロンへの出品やロンドン、フィレンツェへの滞在ののちジュネーヴのアトリエを引き払い、1868年にルッカの美術アカデミーの校長兼教授、翌1869年にトリノのアルベルティーナ美術アカデミーの風景画教授に就任する。

日本の工部美術学校の画学教師の募集に応じ、1876年に来日するものの体調の悪化などを理由に2年で帰国。1879年にアルベルティーナ美術アカデミーに復職し、以降後進を指導する傍ら、トリノを拠点に制作を続けた。1882年、トリノにて没。享年64。


開催概要

展覧会名:「フォンタネージ—イタリアの光・心の風景」

会  期:2026年7月18日(土)~10月4日(日)

会  場:京都国立近代美術館(〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町)

開館時間:午前10時~午後6時、金曜日は午後8時まで開館

*入館は閉館の30分前まで

休 館 日 :月曜日(ただし、7月20日(月・祝)、9月21日(月・祝)は開館)7月21日(火)、9月24日(木)

観 覧 料 :一般2,000円(1,700円)、大学生1,300円(1,100円)、高校生以下・18歳未満無料
 ※心身に障がいのある方とその付添者1名、ひとり親家庭の世帯員の方は無料(入館の際に学生証、年齢の確認ができるもの、障害者手帳等をご提示ください)
 ※( )内は前売料金
 ※本料金でコレクション展もご覧いただけます。

主  催:京都国立近代美術館、トリノ市立近現代美術館、トリノ博物館財団、京都新聞

後  援:イタリア大使館

特別協力:イタリア外務・国際協力省 成長・輸出促進総局、イタリア文化会館-大阪

助成:トリノ商工会議所

H   P:https://www.momak.go.jp/

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会社概要

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URL
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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4
電話番号
075-451-4111
代表者名
伊藤学司
上場
未上場
資本金
-
設立
1968年06月