コフィ・アナン元国連事務総長死去にあたり、ユニセフ事務局長 追悼「生涯にわたり平和に貢献」【プレスリリース】
【2018年8 月18日 ニューヨーク 発】
コフィ・アナン元国連事務総長の訃報を受け、ユニセフ(国連児童基金)事務局長ヘンリエッタ・フォアは、追悼の意を発表しました。
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コフィ・アナン氏の訃報を聞き、私は悲しみで胸が張り裂けそうです。彼は父親として、夫として、人道主義者として、また国際人道支援グループ「エルダーズ(Elders)」の一員として、生涯にわたり平和のために貢献してきました。
彼は特に、未来について憂いていました。私たちの子どもたちとその子どもたちが受け継ぐ世界についてです。そして彼が国連を率いた時代には、世界の何百万もの人々が貧困から抜け出すことができ、また、彼は世界の開発支援の未来を形作ることにも寄与しました。
何よりも、コフィ・アナン氏は国連の取り組みを信じていました。あるとき、国連改革の前進になぜ失敗したのかと聞かれたとき、彼は皮肉を込めてこう答えたとされています。『神はひとりで仕事ができるという素晴らしい強みを持っていた』。しかし、60年にわたる国際公務員としての職務を通じて、アナン氏は、より良い世界を築くための職務をひとりで遂行することなく、私たち全員を巻き込む努力を怠りませんでした。
そして、アナン氏の人生の最期は、彼の人生観そのものを映し出すものでした。つまり、私たち一人ひとりの運命が、私たち全員の運命を決める、というものです。ユニセフ職員全員を代表して、ご遺族、彼が愛したガーナの皆様、そして国連コミュニティの皆様に心よりお悔やみ申し上げます。
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■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。( www.unicef.org )
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 ( www.unicef.or.jp )
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