カリスマブロガー“はあちゅう”が文芸誌デビュー!
「群像」新春号(1月7日売り/2月号)にて、カリスマブロガーとして知られるはあちゅう氏が文芸誌デビューを果たしました。
掲載されるのは、「世界が終わる前に」、「サンディエゴの38度線」、「六本木のネバーランド」の3篇。
言葉も距離も超えて築かれる、友情とも恋愛感情とも名づけられない、不思議な男女関係を繊細に描いた短篇です。
2017年最初の「群像」を飾る素晴らしい作品、ご注目ください。
「世界が終わる前に」
大学三年の一年間、モラトリアムに逃げこむような形で香港大学に留学したサホは、マイケルというABC(アメリカン・ボーン・チャイニーズ)と出会う。冴えない自分と、人気者の彼。付き合っているようで、本当のところはわからない。やがてマイケルは、奇妙な「秘密」を漏らすようになって……。
「サンディエゴの38度線」
東京に留学していたアメリカ人のイーサンと恋に落ちた私は、大学生活最後の夏休みをサンディエゴの彼のアパートで過ごすことに。イーサンの親友だという韓国系アメリカ人のアレックスともルームシェアすることになった私だが、彼とはなかなか距離が縮まらない。その内、親友だったはずの二人の関係に亀裂が生じ始めて……。
「六本木のネバーランド」
「美幸ちゃん、僕の家に住まない?」――合コンで出会った外資銀行に勤める森さんから、彼がニューヨーク滞在中の二ヵ月間、家の留守番を頼まれた美幸。秘密基地を手に入れて大喜びの美幸のもとに、森さんから週に一度届くメール。ラインともメッセージとも違う、海を超えたパソコンのメールでのやり取りが、不思議な感覚をもたらして……。
■はあちゅう
伊藤春香。ブロガー、作家/ソーシャル焼き肉マッチングサービス「肉会」代表/有料オンラインサロン「ちゅうもえサロン」や「ちゅうつねカレッジ」を主宰。1986年生まれ。神奈川県出身。慶應義塾大学法学部政治学科卒。2009年電通入社後、中部支社勤務を経てクリエーティブ局コピーライターに。2011年12月にトレンダーズに転職し、美容クーポンサイト「キレナビ」編集長や動画サービスに関わる。2014年9月からフリーで活動し、講演・執筆活動、ウェブサービスの運営を続けている。
「群像」ホームページ http://gunzo.kodansha.co.jp/
「群像」ツイッター gunzo_henshubu
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