クオリカ、工作機械メーカー　松浦機械製作所へ次世代型WEBパーツカタログ「PITT Qube」を導入

アフターサービスの業務効率化で、作業時間1/3短縮を実現

TISインテックグループのクオリカ株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：辻本誠、以下「クオリカ」）は、株式会社松浦機械製作所（本社：福井県福井市、代表取締役社長：松浦勝俊、以下「松浦機械製作所」）へ、次世代型WEBパーツカタログ「PITT Qube（ピットキューブ）」を導入したことを発表します。

PITT Qubeは、アフターサービスに必要なパーツカタログ、技術資料、マニュアルのデータなどを配信するクラウド型システムです。

【導入背景】
工作機械メーカーの松浦機械製作所は、独創的な機械を次々と市場に送り出し、その技術や品質が世界に認められ、輸出比率が70％に上るグローバル企業です。工作機械の故障などのトラブルへの対応は、ユーザーが製品選定の重要なポイントであるため、同社ではアフターサービスの強化に努めてきました。しかし、アフターサービスで対処する際に、重要な情報となる図面や部品などのデータがばらばらのデータベース（DB）で管理されており、必要な情報を得るためには複数のDBにアクセスしなければならず、作業の非効率さが大きな課題でした。また、松浦機械製作所では「PITT Qube」の旧サービスである部品やマニュアルのデジタル閲覧ツール「CSS-Net」を導入していましたが、対応するブラウザがInternet Explorerに限定され、デバイスもPCからしかアクセスできず、社内外から改善要望が寄せられていました。そこでこれらの課題を解決するため、新たなツールを検討していました。

【PITT Qubeの選定理由】
・マルチブラウザ、マルチデバイス対応で、いつでもどこでも閲覧可能
マルチブラウザ、マルチデバイス対応で、海外の関係者が多く使うGoogle Chromeでも使用可能。また工場の現場でタブレットで確認作業を行えるので、PCで作業を行うために事務所に戻る必要が無く、リードタイムを短縮できる。
・ビューワーを使い、検索絞り込みで、閲覧の利便性が高い
営業部門が使っている製品マニュアルやサービス部門の情報なども含めて、新たに統合されたDBのデータをPITT QubeのPDFのビューワー機能により、即座に網羅的に確認可能。さらに、検索の絞り込みなども簡単かつ的確で利便性が高い。

【導入の効果】
・現場とのコミュニケーション効率が向上
どの機械のどこが故障し、どんな部品が必要なのかを現地の担当者とPITT Qubeの同じ図面、部品データを見ながらコミュニケーションが取れるため、すぐに事態を共有し、意思の疎通が図れるようになった。そのため、初動だけでも所要時間が3分の1以上短縮した。
・閲覧権限設定で必要な人に必要な情報を開示でき、顧客満足度が向上
権限設定機能によって閲覧権限を細かく設定できるため、例えば輸出国によっては軍事利用を避けるために機械の精度情報、修理情報など公開が禁止されている情報がある場合、取引先の見たい情報に応じて閲覧権限を渡せるので、顧客満足度の向上につながっている。

【今後の展開】
同社では今後、発注システムと連携させ、PITT Qubeで部品を選ぶだけで注文が完了するような仕組みも検討しています。
またクオリカは引き続き、PITTQubeの拡張に関わる支援およびデータ利活用などアフターサービス領域において、お客様のビジネスに貢献するよう活動を進めていきます。

当案件の詳細は、導入事例ページをご覧ください。
https://www.qualica.co.jp/case/202208_26.html


■株式会社松浦機械製作所　取締役 執行役員 松浦悠人氏コメント
当社の工作機械は“長寿命”を売りにしており、ビジネスが拡大すればするほど、アフターサービスの重要度が増していく構図です。そうした中、携わるサービスマンの省力化、効率化は死活問題となります。PITT Qubeによってそれを実現し、アフターサービスの進化につなげられればと考えています。

■PITT Qubeについて
PITT Qubeは、CSS-Netの後継ソリューションのWebパーツカタログです。
アフターメンテナンスに利用するパーツカタログやマニュアルのデータをWEBで配信できる、アフターサービスを効率化・収益化するソリューションです。
お客様のパーツカタログ・マニュアルのデータ変換からWeb配信、サーバ管理までをすべて提供します。

 

詳細は以下をご参照ください。
https://www.qualica.co.jp/service/manufact/ams/pittqube/index.html


クオリカ株式会社について（https://www.qualica.co.jp）
1982年、世界的建設機械メーカーのコマツから情報システム会社として独立、創業。以来、製造業、流通サービス業（外食業・小売業）の企業様を中心に、現場の課題解決に向け幅広いITサービスを提供してきました。クオリカは、これまで培ってきた技術力と業務知識で、国内外のお客様のビジネスの成長とより良い社会・環境の実現を目指します。

TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。


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