【国立科学博物館 筑波実験植物園】世界で最も大きな「花」のひとつショクダイオオコンニャクが開花します!
国立科学博物館 筑波実験植物園(園長 遊川 知久)において、世界で最も大きな「花」のひと
つ、ショクダイオオコンニャクが7月下旬ごろ開花する見込みです。当園でショクダイオオコンニャクが開花するのは、9回目で、この個体が開花するのは7回目です。同じ個体が7回開花するのも、結実後の開花も日本初で、世界的にみても極めて稀です。
【ショクダイオオコンニャクの特徴】
ショクダイオオコンニャクは、スマトラ島(インドネシア)の限られた場所に生えるサトイモ科の絶滅危惧種です。「花」(植物学的には花序=花の集まり)は高さ3メートル、直径1メートルになるものもあり、世界でもっとも大きな「花」をもつ植物のひとつとされています。また、開花後は独特の強烈な悪臭を放ち世界でもっとも醜い花とも呼ばれています。
開花するのは、前回2023年5月27日に開花した際に人工授粉による結実に成功した個体(1号)で、今回が7度目の開花となります。結実後は枯れることが多いといわれるショクダイオオコンニャクですが、この1号は、結実後も1年以上葉が生育し、2026年3月に落葉、この度ふたたび開花する見込みとなりました。結実後に再度開花するのも、同じ個体が7回も開花するのも日本では初で、世界的にみても極めて稀な現象です。
人工授粉により得られた種子から生育した次世代の苗もすくすくと育っています。合わせてご覧ください。

【展示のご案内】
7月22日(水)より熱帯雨林温室前にて、ショクダイオオコンニャクの解説や過去の開花の様子をパネルでご紹介します(注意:この時点では開花していない見込みです。開花日が判明しましたら、改めてお知らせいたします)。つきましては、取材・記事の掲載など広報に関して特段のご支援・ご協力を賜りたくお願い申し上げます。
<概要>
・ショクダイオオコンニャク
和名:ショクダイオオコンニャク(燭台大蒟蒻)
学名:Amorphophallus titanum
科名:サトイモ科
分布:スマトラ島(インドネシア)の熱帯雨林
花序の最大のサイズ:高さ 3.1m(ギネス世界記録)、直径1m
(註)ショクダイオオコンニャクの「花」は正確には花序(花の集まり)で、例えばヒマワリの花と同じ
・今回の開花について
開花予想時期:2026年7月下旬
花の見ごろ:開花日を含め 2~3日。2日目には仏炎苞(ぶつえんほう)が閉じはじめます。
・展示場所について
国立科学博物館 筑波実験植物園 熱帯雨林温室 (茨城県つくば市天久保4-1-1)
・開花時の開園延長・特別開園対応について
開花時期に合わせて開園時間を調整予定です。詳しくは植物園HPにてお知らせしますので、ご案内をお待ちください。
・特設ホームページ
筑波実験植物園 特設ホームページ
https://tbg.kahaku.go.jp/tukuba-news/konnyaku/ にて、成長の様子や開花の予想、見どころなどを紹介しています。
・ショクダイオオコンニャク1号の履歴
2006年 小石川植物園から譲受
2023年 5月27日 6度目の開花(イモ重量 75kg)、人工授粉により結実
2024年 7月 果序が倒伏、その後休眠
2024年 9月13日 植え替え(イモ重量 54kg)
2024年 10月下旬〜 葉が生育
2026年 3月 落葉
2026年 5月25日 植え替え(イモ重量 55kg)

ショクダイオオコンニャク(1号)のイモ
(2026年5月25日)
イモ重量 55kg

ショクダイオオコンニャクの花のつくり
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