混迷を極める、ニッポンの“今”を描いたコロナウイルス小説!海堂尊『コロナ狂騒録』 9/3発売
五輪、Goto、緊急事態宣言、公文書改ざん、虚偽答弁、院内クラスター etc.
https://tkj.jp/book/?cd=TD019394&path=&s1=
彼らは五輪かいのちか、という二択の問いを、突きつけたのだ。
我々はそうした無神経な人々を黙過してきた。
我々も医療人のこころを折った共犯者だ。
(p301より引用 )
「チーム・バチスタ」シリーズの著者、海堂尊氏の最新作『コロナ狂騒録』を9月3日に発売します。昨年7月に発売し た第1弾『コロナ黙示録』では、世界に新型コロナウイルスが襲来し、豪華クルーズ船で感染者が発生。1回目 の緊急事態宣言発令に揺れるニッポンが描かれました。第2弾となる本作では、首相の辞任から始まり、後任の 政府がGotoキャンペーンに励むなか、新型コロナウイルスの変異株が上陸。そのとき浪速で起きた医療崩壊と、 五輪の開催・中止の選択を迫られたニッポンを描いています。
「コロナ禍」は天災であると同時に、システムエラーの人災です。そして「五輪」はコロナ対策を間違えたことで人災になりました。公文書を改ざんし、黒塗り文書で事実を隠蔽し、統計のデータをでっち上げる。そんな政府と官僚を前にしたら、史実は物語の中に残すしかありませんでした。
【著者プロフィール】
1961年、千葉県生まれ。第4回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、『チーム・バチスタの栄光』にて2006年にデビュー。著書に『ナイチンゲールの沈黙』『ジェネラル・ルージュの凱旋』『イノセント・ゲリラの祝祭』『アリアドネの弾丸』『ケルベロスの肖像』、医師の立場から書いた『トリセツ・カラダカラダ地図を描こう』ほか多数。
【あらすじ】
2020年9月、新型コロナウイルスは第二波が収まりつつあった。安保宰三は体調不良 を理由に首相を辞任、後継の酸ヶ湯政権がGotoキャンペーンに励み、五輪の開催に 向けて邁進していた。そんななか、日本に新型コロナウイルスの変異株が上陸する。それまで目先を誤魔 化しながら感染対策を自画自賛していた浪速府知事・鵜飼の統治下、浪速の医療が 崩壊し始め……。浪速を再生するべく、政策集団「梁山泊」の盟主・村雨元浪速府知事が、大ボラ吹きと呼ばれるフリー病理医の彦根医師や、ニューヨーク帰りの天馬医師とともに行動を開始する。
ワクチンをめぐる厚生労働省技官・白鳥の奔走。
そして、ついに東城大学医学部付属病院で院内クラスターが。 田口医師はこの難局をどう乗り越えるか!?
- 累計1000万部突破!「チーム・バチスタ」 シリーズ
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