桃鈴ねね 1st Live 「花咲く*ねねねねねねねね超開花!」のオフィシャルレポート公開!@東京ガーデンシアター

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カバー株式会社

桃鈴ねねの初となる単独ライブ「桃鈴ねね 1st Live『花咲く*ねねねねねねねね超開花』」が、7月29日に東京ガーデンシアターで開催された。

ホロライブ5期生・ねぽらぼの一員として活動する桃鈴ねねは、天真爛漫で遊び心あふれる人柄で愛されているメンバー。その一方で、キュートさを感じさせる歌唱力やダンスパフォーマンスの高さをあわせ持ち、活動初期からアイドルであることに強いこだわりを持って活動してきたひとりでもある。そんな彼女が今年7月に初の全国流通アルバム『Peachful Story』をリリース。長年の夢だったソロライブがついに現実となった。

ステージ中央には満開の桃の花を思わせる華やかなセットが設置され、その両脇にはガールズバンドが演奏する楽器がスタンバイ。開演前からメキシコ音楽のマリアッチなどを連想させるラテンポップス「ねねちのギラギラファンミーティング」の陽気なBGMにあわせて観客が手拍子やコール、ダンスで盛り上がり、会場は開演前とは思えない熱気に包まれていた。

ステージに現れた巨大なバルーンが弾けると、いよいよライブがスタート。スクリーンには「ご注文のスーパーアイドル準備中」と表示された宅配サービス・ねねデリバリーのアプリ画面が映し出され、アイドル「桃鈴ねね」を会場へ届けるというユニークなオープニングが展開される。その後、インターホンの音が会場中に鳴り響くと、ねっ子(*ファンの総称)風のコスチュームを着た配達員がアリーナ席を横断して機材エリア付近へ到着。レーザーガンをステージに照射すると桃鈴ねねが姿を現し、ライブの幕が上がった。

オープニングナンバーは、彼女の代名詞ともいえる「ねねねねねねねね!大爆走」。歌詞の〈アイドル志望の新人VTuべr(何だって!?)〉が、この日だけは〈アイドル志望の最強VTuber!〉へと変わり、会場中から大歓声が巻き起こる。続く2曲目、清涼感あふれるサマーソング「カラカラ!」では、ステージ上でアイドル衣装へと早着替え。客席を埋め尽くすペンライトが大きく揺れ、序盤から東京ガーデンシアターは熱狂に包まれた。

M1「ねねねねねねねね!大爆走」

この日のライブ全体を通して描かれたのは、ねねデリバリーで会場へ届けられた桃鈴ねねが、ファンの声援を力に変えながら"最強のアイドル"へと超開花していく物語だ。楽曲を重ねるごとにステージや衣装が進化していく演出も、そのストーリーをより印象深いものにしていた。最初のMCでは、定番となっている「みんなの心の〜?」という呼びかけに、客席から「エナジードリンク!」という大きなレスポンス。息ぴったりのやり取りに会場が笑顔に包まれると、「楽しさ最大出力」がテーマのライブは更に勢いを増していく。

しっとりとした振り付けが印象的な「last note」を挟み、ここからは2人のバックダンサーも加わってホロライブ全体曲メドレーへ。まずは「キラメキライダー☆」「Capture the Moment」「Our Bright Parade」を次々と披露し、そのままHoneyWorksのカバー曲「ファンサ」へとつなげていく。その後ふたたび全体曲のメドレーがはじまり、「Color Rise Harmony」「Ridin' on Dreams」で盛り上がった。ちなみにこのメドレーでは、ホロライブの全体ライブの歴代衣装へと次々と早着替え。それぞれの全体曲が披露された当時の衣装で歌い上げる演出は、ホロライブで歩んできたアイドルとしての軌跡を振り返るようでもあり、彼女が積み重ねてきた時間そのものも感じさせるようなステージになっていた。

M6「hololiveメドレー②」

ここでMCが始まると、ステージ上空に杉田智和が声を務める「ねっ子神」が登場。「わしはずーっと見ておったぞ、おぬしが頑張ってきた姿をな」と優しく語りかける一方、「今のおぬしはまだ開花途中なんじゃ。だが、みなの者の力を合わせれば超開花ねねちに進化できるのじゃー!」と呼びかける。その言葉に応えるように、会場中から「ねねちー!」という大きなコールが起こると、ファンからの声援を受けた桃鈴ねねは、ライブキービジュアルにも描かれた新衣装へと"超開花"。ライブの物語が新たなステージへと進んだ。

新衣装への"超開花"を果たした桃鈴ねねが最初に披露したのは、デビュー当時行なっていた昼配信から生まれた楽曲「Lunch with me」。フリルをあしらった衣装をふわりと揺らしながら笑顔いっぱいに踊る姿は、この新衣装のかわいらしさを存分に引き立てていた。

続く「みちしるべ」では、それまでの明るい空気から一転してしっとりとした世界観へ。普段は太陽のように明るく元気なイメージの強い彼女だが、配信では悩みや弱音をねっ子へ打ち明けることも少なくない。そんな彼女だからこそ、楽曲で歌われる言葉の一つひとつが、いつも支えてくれるファンへの感謝のように響く姿が印象的だった。間奏前にはマイク越しに「ありがとう」と優しく語りかけ、大きな歓声が会場を包んだ。

M8「みちしるべ」

続く「コングラッCHU☆マーチ」では、マーチングバンド風の軽快なリズムにワルツの要素も織り交ぜた楽曲にあわせ、会場の空気が一気に華やぐ。曲の途中には、ねっ子神が再びステージ上空に登場。「全体~、回せ!」の掛け声にあわせて、客席でタオルが一斉に回り始める。そして観客全員が演出の一部となるような一体感の中、ステージセットもさらに豪華できらびやかな姿へと"超開花"。ライブの物語がまた一歩前へ進んでいった。

M9「コングラッCHU☆マーチ」

勢いそのままに始まった「Ring-A-Linger」で会場の熱気をさらに高めると、続くインタールードでは桃鈴ねねが手にしたステッキを華麗に回しながらダンスを披露。そのステッキがくるりと宙を舞うたび、大歓声とともにねぽらぼのメンバーが一人ずつステージに登場する。全員がそろったところで披露されたのは「Hyper Jumpin'」だ。完全フロア仕様とも言えるトラップ×EDMサウンドにレーザー演出が重なり、客席のペンライトも大きく左右へ揺れる。東京ガーデンシアターが、一夜限りの巨大なダンスフロアへと姿を変えた。

その熱気をさらに押し上げたのが同じく4人で披露した「BLUE CLAPPER」。4人の定番の人気曲として知られるこの曲では、イントロが流れた瞬間から客席から特大の歓声が沸き起こり、天井にはぐるぐるとミラーボールが回りはじめる。きらめく光に包まれた会場では、観客もリズムにあわせてクラップし、会場一体となってライブを盛り上げた。

M12「BLUE CLAPPER」

続いてねぽらぼの4人で披露された「ごきげんドリンクバーfeat. 雪花ラミィ,獅白ぼたん,尾丸ポルカ」では、それまでの力強いライブパフォーマンスとは少し趣を変えた温かな空気が広がる。「Hyper Jumpin'」「BLUE CLAPPER」では、4人が一体となってフロアを熱狂させていたのに対し、この曲はソロライブのお祝いに駆けつけた仲間たちが、桃鈴ねねの晴れ舞台を心から祝福しているような雰囲気。メンバー同士が笑顔を交わしながら歌う姿に、客席からは自然と大きなコールが巻き起こる。ねぽらぼならではの温かな空気や仲間たちの絆が感じられる一幕となった。

M13「ごきげんドリンクバーfeat. 雪花ラミィ,獅白ぼたん,尾丸ポルカ」

ライブはいよいよ終盤へ。まず披露されたのは、力強くクールな歌声で魅せる「Breaking Down」。それまでのかわいらしいアイドル像とは異なる表情を見せ、桃鈴ねねが持つパフォーマーとしての幅広さを改めて印象付ける。続いて披露されたのが、ねっ子への真っすぐな感謝と、アイドルとして歩み続ける決意を歌った「モモノネ」だ。この曲では、2番に入ると同時に、衣装がさらにもう一段階進化。くるくると巻かれたツインテールが印象的な、まさに"ハイパーアイドル"と呼ぶにふさわしい姿へと超開花する。「みんながいれば、ねねはなんでもできる!」。歌詞の一節を引用しながら客席へ語りかけると、会場いっぱいに花吹雪が舞い上がり、大きな歓声が沸き起こった。ファンの声援を受けるたびに新たな姿へと進化し、憧れだったアイドルへと花開いていく。その姿がライブタイトルにもある"超開花"、そしてステージ上の満開の桃の花を象徴するような美しい瞬間だった。

M15「モモノネ」

ちなみに、その後のMCで本人から明かされたところによると、実はこのツインテール姿は彼女がアイドルのお手本として尊敬しているホロライブの卒業生・湊あくあをオマージュしたもの。後頭部の形から紫玉ねぎのニックネームでも親しまれていた先輩になぞらえて、「後ろ、玉ねぎになってるかな?」と笑顔で振り返ると、客席からは温かな笑いと拍手が起こる。大切な先輩へのリスペクトを感じさせる、彼女らしいワンシーンでもあった。

そして改めて客席を見渡しながら、「ねねをアイドルとしてこんなに素敵なステージに立たせてくれて、みんな本当に、本当にありがとう!」と真っすぐに感謝の気持ちを伝えると、ここで再びねっ子神が姿を現し、「終電があるからそろそろ帰らないと」とまさかの自由すぎる理由で退場。それに軽快にツッコむなど、桃鈴ねねらしいコミカルなやり取りで会場を笑わせていく。そんな雰囲気に応えるように杉田智和も「俺たちはよろず……じゃねえや、ねっ子仲間だ!」と、自身が声を担当する桃鈴ねねが大好きな作品にも繋がるセリフで応え、感動一辺倒では終わらない、彼女のライブらしい空気が広がっていった。

続いて披露された「LOVE受信、ヒクツ発信」は、一見すると天真爛漫で明るく見える彼女が、ときには自信を失ったり、卑屈になったりする等身大の気持ちをポップで華やかなサウンドに乗せて歌った曲。〈金髪ってだけで陽キャだと思うなよ!/引きこもるぞ/泣いてまうぞ〉という印象的なフレーズからも伝わるように、笑顔の裏側にある素直な感情まで包み隠さず表現する姿が、桃鈴ねねというアイドルの魅力でもある。この曲のラストでは、「信じてるこれからも君といること!返事は?」という呼びかけに、客席中から「はーい!!」という大きな返事が響き渡り、この日一番とも言える歓声に包まれた。

M16「LOVE受信、ヒクツ発信」

本編最後を飾ったのは、この日サプライズで初披露された新曲「ももいろの砂時計」。虹色に輝く照明がステージいっぱいを彩る中、未来へ向かって歩み続けるような希望に満ちた歌声が東京ガーデンシアターに響き渡る。最後は観客全員と一緒にジャンプ。会場中の想いがひとつになったまま、本編は大きな歓声と拍手に包まれて幕を閉じた。

とはいえ、アンコールでも、桃鈴ねねらしい遊び心あふれる演出で観客を楽しませる。客席から大きなアンコールが響く中、スクリーンには突然、公演終了を告げるエンドロールが流れ始める。思わぬ展開にざわつく観客だが、実はこれも偽エンドロールを使った演出のひとつ。偽エンドロールの途中、彼女自身がスクリーンを勢いよく突き破るように現れ、「終わると思ったでしょ? みんな、まだまだ騒ぎ足りてないんじゃないの? もっと声出せますかー!?」と元気いっぱいに呼びかけると、そのままアンコールがスタート。最後まで観客を驚かせる、彼女らしいサプライズ演出に大きな歓声が沸き起こった。

アンコール1曲目は「ねねちのギラギラファンミーティング」。開演前から会場を盛り上げていた楽曲が、今度はライブのクライマックスを彩る一曲として披露される。間奏では冒頭にも登場したねねデリバリーの配達員やバンドメンバーが客席へサインボールを投げ入れ、ステージだけでなく会場全体を巻き込んだお祭りのような空間が広がる。ライブの最後まで、観客全員が"ねねちワールド"の一員として楽しめる演出が詰め込まれていた。

M18「ねねちのギラギラファンミーティング」

続く「Liminal」を経て、本当のラストを飾ったのはアルバム『Peachful Story』の最後を締めくくる「Orange Sparkle」。この楽曲には、桃鈴ねねにとって特別な意味が込められている。配信などで話されている通り、彼女にはホロライブへ加入する以前、約2,000人規模のライブに出演しながらも、客席を思うように埋めることができなかった過去があるという。その当時の悔しさや、それでも夢を追い続けたいという想いを胸に進んできた彼女が、当時のクリエイターへ再び楽曲を依頼して生まれたのが「Orange Sparkle」だ。

〈夢を描くってことは/道のない道選ぶことで/やっぱ難しいな〉という歌い出しではじまるこの楽曲は、最終的には未来への希望に満ちた力強い歌詞に変わる。そんな楽曲を熱唱し、「ねね、今日のこと絶対に絶対に忘れません!」「これからも色んなことがあると思うけど、一緒に乗り越えていきましょう! 明日からも、楽しい毎日にしようね!」と笑顔で客席へ呼びかけると、最後はマイクを通さず、「みんなありがとう! 大好きー!」と生の声を東京ガーデンシアターいっぱいに響かせて、約2時間にわたるライブを終えた。

天真爛漫で、いつも周囲を笑顔にしてくれる雰囲気が印象的な桃鈴ねねは、その一方で、悩みや弱さも隠さず打ち明けながら、誰よりもファンと近い距離で歩み続けてきたアイドルでもある。だからこそ、この日のステージで描かれた"超開花"は、一人で咲かせた花では意味がなかったのだろう。夢を追い続けてきた彼女と、その背中を押し続けたねっ子たちが、ともに咲かせた満開の桃の花だということに、きっと大きな意味があるのだ。アイドルになる夢を諦めずに歩み続けてきた彼女が、その努力と感謝、そして未来への希望を全身で届けた「桃鈴ねね 1st Live『花咲く*ねねねねねねねね超開花』」は、まさに彼女だからこそ届けられた、笑顔と愛情に満ちあふれたファーストライブだった。

取材・文/杉山仁

写真/Takashi Konuma

配信チケット・アーカイブ視聴

▼配信チケット(SPWN、ZAIKO):¥6,800(税込)

■受付期間

2026年8月29日(土)20:00まで

※公演終了後、公開準備ができ次第アーカイブ視聴可能となり、受付期間終了日の23:59まで何度でもご視聴いただけます。

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桃鈴ねね 1st Live 「花咲く*ねねねねねねねね超開花!」 グッズ

■販売期間

2026年8月31日(月) 18:00まで

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