岩手県陸前高田市とふるさとチョイス、ふるさと納税制度を活用したガバメントクラウドファンディング®で、返済不要の給付型奨学金の運用資金を募るプロジェクトを開始
~ 東日本大震災で大変な思いをした若い世代に対して、将来の選択肢を広げる支援に ~
GCF®で寄付を募る背景
陸前高田市では、まちの将来像に掲げる「夢と希望と愛に満ち 次世代につなげる共生と交流のまち 陸前高田」の実現に向けてさまざまな施策を進めています。その中でも、若い世代が将来に夢を持てるような取り組みを積極的に推進しており、具体的な取り組みの一つとして、令和6年度から全国の自治体でも前例の少ない取り組みである「給付型奨学金制度」を本格的に運用し、地元出身学生の皆さんの将来の選択肢を広げる支援をしたいと考えています。
日本における奨学金には大きく分けて、将来返済が必要な貸付型奨学金と返済不要の給付型奨学金の2種類があります。陸前高田市では、「給付型奨学金制度」を新たに創設し、一人当たり総額164万円の給付を行うことで、学生の皆さんや親御さんの負担を減らし経済的な理由で夢を諦めることなく、若者の将来の選択肢を広げる支援をしていきたいと思い、今回GCF®プロジェクトを企画しました。
陸前高田市は、東日本大震災の被災自治体であり、津波で家や店舗が流出し、その再建や生業の再生に向けた費用などの経済的な負担が大きかったことや自宅の再建までは仮設住宅での生活を強いられるなど、小さい頃から大変な思いをして育った世代が多くいます。そのような方、特に若い世代に対して陸前高田市に生まれてよかった、これからも陸前高田市で暮らしていきたいと思っていただけるような、将来に夢を持てるような取り組みを陸前高田市ではこれからも推進していきたいと考えており、この「給付型奨学金制度」をより多くの方に知ってもらい、このGCF®プロジェクトを通じて地域の課題として認識していただくことで、陸前高田市の活性化を図るため、GCF®で支援を募ります。
寄付金の使い道
陸前高田市出身の大学生や専門学校生等を対象に、入学時に20万円の一時金を給付し、奨学金は月額3万円を給付するなどの給付型奨学金制度の資金に活用します。
使い道に共感しふるさと納税を利用して行うクラウドファンディング®
GCF®は、“使い道”から寄付を募るふるさと納税のクラウドファンディングです。自治体は地域課題と解決策を広く発信し、共感を得ることで寄付を集めます。寄付者が地域課題を知るきっかけになるとともに、より具体的な寄付金の使い道を選択することができます。プロジェクトを応援する気持ちで寄付するため、地域に継続して関心を持つことにつながります。
地域のファンを創出し、地域の関係・交流人口を増やす効果も期待されます。
GCF®は、2013年9月にトラストバンクが提供した仕組みです。プロジェクト数や活用自治体数も年々増加しており、2024年4月時点で寄付総額176 億円を突破し、約2,660プロジェクトが実施されました。
※ガバメントクラウドファンディング®およびGCF®は、株式会社トラストバンクの登録商標です
□■ プロジェクトの概要 ■□
◆プロジェクト名: 学生の皆さんの将来の選択肢を広げるため、返済不要の給付型奨学金の給付を実施します!
◆寄付受付サイト: ふるさとチョイス「ガバメントクラウドファンディング®」(運営:株式会社トラストバンク)
◆目標金額: 1,600万円
◆募集期間: 2024年8月2日~2025年1月31日(183日間)
◆寄付金の使い道: 陸前高田市出身の大学生や専門学校生等を対象に、入学時に20万円の一時金を給付し、奨学金は月額3万円を給付するなどの給付型奨学金制度の資金に活用
◆プロジェクトURL:https://www.furusato-tax.jp/gcf/3263
※ 募集期間は、延長の場合がございます。
岩手県陸前高田市( https://www.city.rikuzentakata.iwate.jp )
陸前高田市は、岩手県の東南端、宮城県との県際の三陸沿岸に位置し、岩手県の中でも雪が少なく、比較的温暖な気候です。国の名勝に指定されている高田松原は2kmにわたる砂浜の海岸が広がり、東日本大震災の大津波に耐えた「奇跡の一本松」のモニュメントは復興のシンボルとして世界中の人々から親しまれています。高田松原津波復興祈念公園では、震災の教訓と復興の歩みを見て、聴いて、感じることができます。震災の経験と教訓を後世に語り継ぐとともに、全ての市民が生き生きと笑顔で過ごすことができる「ノーマライゼーションという言葉のいらないまち」を目指し、世界に誇れる美しい共生社会のまちづくりを行っています。
ガバメントクラウドファンディング®(GCF®)とは
2013年9月にトラストバンクが提供したクラウドファンディング型でふるさと納税を募る仕組み。自治体が
プロジェクトオーナーとなり、地域課題に対する具体的な解決策、必要な寄付金と使い道、寄付金を集める期間などを提示して広く資金を調達する。寄付者は自らの意思で寄付金の使い道を選ぶことができる。「2019年度グッドデザイン賞」を受賞。
※「ふるさとチョイス ガバメントクラウドファンディング®」サイト: https://www.furusato-tax.jp/gcf/
株式会社トラストバンク( https://www.trustbank.co.jp/ )
ビジョンは「自立した持続可能な地域をつくる」。2012年4月に創業し、同年9月に国内初のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を開設。同サイトのお申し込み可能自治体は全国約95%となる1700自治体超(24年3月)、お礼の品数は57万点超(24年3月)の国内最大級のふるさと納税サイトに成長。18年11月東証プライム市場の株式会社チェンジ(現株式会社チェンジホールディングス)とグループ化し、パブリテック事業に参入。19年9月自治体向けビジネスチャット「LoGoチャット」、20年3月ノーコード電子申請ツール「LoGoフォーム」をリリース。23年10月には地域のめいぶつを販売するECサイト「めいぶつチョイス」を開始。そのほか、地域経済循環を促す地域通貨事業や、再生可能エネルギーの地産地消を進めるエネルギー事業も展開。※お申し込み可能自治体数No.1、お礼の品掲載数No.1(2023年9月時点、JMRO調べ)
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