【国立国際美術館】所蔵8作家の作品を、大阪中之島美術館で無料展示「NMAOサテライト」10月10日(土)開幕 ~開かれた空間で、現代美術との新しい出会いを~

大阪・中之島エリアの文化の魅力を発信する連携事業「コレナカ」第二弾

文化庁

独立行政法人国立美術館 国立国際美術館(大阪府大阪市北区中之島)は、2026年10月10日(土)から11月7日(土)まで、「国立国際美術館(NMAO)×大阪中之島美術館(NAKKA)コレクション活用連携事業 コレナカ NMAOサテライト」を開催いたします。国立国際美術館のコレクションから選りすぐった8作家の現代美術作品を大阪中之島美術館2階の多目的スペースにおいて、無料でご覧いただけます。本展は、国立国際美術館と大阪中之島美術館が有するコレクションおよび専門性を相互に活かし、地域文化の振興と地域活性化を目指す連携事業「コレナカ(Collections in Nakanoshima NMAO–NAKKA)」の一環として開催するものです。

本展では、通常の展示室とは異なる、開かれた空間に作品を置くことで、そこにいる人々が思いがけず作品と出会う状況をつくります。その思いがけない出会いは、作品について考えたり、自分自身を見つめ直したりするきっかけになるかもしれません。そのような小さな出来事が積み重なれば、コレクションが社会に生きるということに繋がっていくでしょう。

本展では、それぞれの作家が持つユニークなアプローチを通じて現代美術の豊かな魅力に触れることができます。

展示されるのは、森村泰昌、塩田千春、中原浩大、宮永愛子、加藤翼、潘逸舟(ハンイシュ)、松井智惠、ライアン・ガンダーの作品です。

森村泰昌《フェルメール研究(動く絵画)》2005年、ビデオ、液晶モニター 国立国際美術館蔵
塩田千春《トラウマ/日常》2008年、糸、服、石膏、アクリル絵具、鉄 国立国際美術館蔵 撮影:福永一夫
中原浩大《ラジコン4》1990-91年、発泡スチロール、牛革、ビー玉、ラジコンキット、首輪 国立国際美術館蔵 撮影:福永一夫
宮永愛子《なかそら−20リットルの海−》2012年、堂島川の水、20lガラス瓶、ミクストメディア 国立国際美術館蔵 撮影:豊永政史
加藤翼《言葉が通じない》2014年、ビデオ、ラムダプリント 国立国際美術館蔵 撮影:坂倉圭一
潘逸舟《波を掃除する人》2018-19年、シングルチャンネル・ヴィデオ(モノクロ) 国立国際美術館蔵
松井智惠《She dissolves》2000年、シングルチャンネル・ヴィデオ(カラー、サウンド) 国立国際美術館蔵
ライアン・ガンダー《リアリティ・プロデューサー(構造と安定のための演劇的枠組み)》2017年、ステンレススチール、真鍮、アルミニウム、プラスティック、ライト・ボックス 国立国際美術館蔵 撮影:表恒匡

展示作品について

展示作品は、「自己」「記憶」「不在」「遊び」「他者」「労働」「身体」「演劇性」といった、現代美術を考えるための多様な切り口を提示しています。森村泰昌は美術史上の名画のモデルに扮することで「わたし」の所在を問いかけ、塩田千春の作品にあらわれる無数の糸に絡められたドレスは、衣服に宿る記憶と身体の不在を想起させます。発泡スチロールと牛革でできた犬の人形をラジコンカーと組み合わせ、プルトイを模した中原浩大の作品は、かつての童心を呼び覚まします。宮永愛子は、ふたつの美術館に隣接する堂島川の水を蒸発させ、そこに含まれる塩を結晶化させました。その繊細な小品から、ここにはない海の存在を感じ取ることができます。また、加藤翼の映像作品は、領土問題を背景とした非言語コミュニケーションを通じて他者と向き合うことの意味を問いかけます。潘逸舟(ハンイシュ)の作品に映し出される途方もない反復作業からは、社会構造や労働のメタファーを見出すことができるでしょう。松井智惠の作品にあらわれる「彼女」が溶けゆく姿は、主体と客体、あるいは内と外との境界を曖昧にし、世界と一体化していくような身体のあり方を示しています。さらに、壁面を背に座り込む等身大フィギュアと発光するタブローによって構成されたライアン・ガンダーの作品は、鑑賞者をその場の登場人物として巻き込みながら、現実と虚構が交錯する演劇的な空間を生み出します。

現代美術は、ときに難しいものとして捉えられがちですが、その出発点は作品を前にして自由に感じ、考えることにあります。本展が、現代美術への新たな入口となり、作品との思いがけない出会いを楽しむ機会となれば幸いです。

本事業は、中之島という文化的な環境のなかで、二つの美術館のコレクションと人々との新たな出会いを生み出す試みでもあります。コレクションを単に収蔵・展示する対象としてではなく、人と人とをつなぎ、新たな視点や対話を促す文化資源として社会のなかで活かしていくことを目指しています。当館のコレクションが多くの人々との豊かな出会いを生み出し、共有された時間や経験へとつながることを願っています。

開催概要

会期:2026年10月10日(土)‒ 11月7日(土)

会場:大阪中之島美術館2階多目的スペース

開場時間:10:00 – 17:30(ただし、11月6日(金)は20:30まで)

休館日:月曜日(ただし、10月12日(月・祝)は開館、10月13日(火)は休館)

主催:国立国際美術館

協賛:公益財団法人ダイキン工業現代美術振興財団

観覧料:無料

本展は、文化庁「文化資源活用事業費補助金(美術館連携によるコレクション活用を通じた現代アート地区の形成)」事業の一環として開催します。

出品作家

森村泰昌、塩田千春、中原浩大、宮永愛子、加藤翼、潘逸舟(ハンイシュ)、松井智惠、ライアン・ガンダー

<関連イベント>

国立国際美術館(NMAO)×大阪中之島美術館(NAKKA)コレクション活用連携事業 コレナカ 

記念シンポジウム「美術館とコレクション――集めること、残すこと、ひらくこと」

日時:2026年11月3日(火・祝)14:00〜

会場:大阪中之島美術館 1階ホール(定員150名・無料)

登壇者:島敦彦(国立国際美術館 館長)/ 植木啓子(大阪中之島美術館 館長)/植松奎二(作家)

その他調整中

 詳細は決まり次第、国立国際美術館ウェブサイトなどでお知らせします。

一般のお客様からのお問合せ先

国立国際美術館 TEL:06-6447-4680(代表)

 https://www.nmao.go.jp/

交通アクセス

大阪中之島美術館

〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-1

[電車]

京阪電車中之島線「渡辺橋駅」(2番出口)より南西へ徒歩約5分

Osaka Metro四つ橋線「肥後橋駅」(4番出口)より西へ徒歩約10分

JR大阪環状線「福島駅」/東西線「新福島駅」(2番出口)より南へ徒歩約10分

阪神電車「福島駅」(3番出口)より南へ徒歩約10分

[バス]

大阪シティバス「JR大阪駅前」より53号・75号系統で「田蓑橋」下車、南西へ徒歩約2分 ※お帰りのJR大阪駅前方面への便利なバス停は「渡辺橋」です。

[駐車場]

有料駐車場あり(割引サービスはありません。)

 ※詳細は大阪中之島美術館公式サイトをご覧ください。

<同時期に開催する展覧会>

国立国際美術館

2026 年7月19日(日)‒ 11月3日(火・祝) 特別展「笹本晃 ラボラトリー」

2026 年7月19日(日)‒ 11月3日(火・祝) 「開館50周年記念プレ企画 コレクション1:私/行為」

※10月16日(金)、17日(土)、23日(金)、24日(土)は特別無料観覧日「ラボラトリー・スペシャルフリーデー」を実施。どちらの展覧会も無料でご覧いただけます。

大阪中之島美術館

2026 年10月10日(土)‒ 12月20日(日) 「NHK日曜美術館50年展」

2026 年10月31日(土)‒ 2027年1月31日(日) 「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱〜海を越えた江戸絵画」

<連携イベント>

コレナカ 2つの美術館をつなぐ、アート散歩。

国立国際美術館⇄大阪中之島美術館 スタンプラリー

となりあう美術館をめぐろう!ラリー達成で国立国際美術館のオリジナルポストカードをプレゼント!(先着順)

実施期間 10月10日(土)‒ 11月3日(火・祝)

※開館日および開館時間は両館のスケジュールに準じる

(ただし、大阪中之島美術館は17:30まで)

 詳細は決まり次第、国立国際美術館ウェブサイトなどでお知らせします。

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会社概要

文化庁

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URL
https://www.bunka.go.jp/
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4
電話番号
075-451-4111
代表者名
伊藤学司
上場
未上場
資本金
-
設立
1968年06月