京急TGエナジーコネクト株式会社の設立について
京浜急行電鉄株式会社(社長:川俣 幸宏、以下「京急電鉄」)と東京ガス株式会社(社長:笹山 晋一、以下「東京ガス」)は、(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画(以下「本計画」)における防災性・環境性に優れたエネルギー供給を目的として、2025年7月1日に「京急TGエナジーコネクト株式会社」(以下「京急TGエナジーコネクト」)を設立します。
京急TGエナジーコネクトは、本計画において、新たに建設するエネルギープラントを通じて、建物に熱・電力を供給します。プラントには災害に強い中圧ガスを引き込み、停電時も発電可能な仕様のガスコージェネレーションシステム(以下「CGS」)等の導入により防災性の向上を図ります。また、CGSの発電時の排熱を無駄なく利用する高効率なエネルギーシステムを構築する他、需給連携でのマネジメントによる省エネの高度化、先進的DX技術による運営の省力化も検討していきます。さらに、本計画のエリアのみならず、将来的に再開発が予定されている隣接地区への供給も予定しており、防災性向上と低炭素化の取り組みを拡大していきます。
品川駅は、日本の玄関口である羽田空港と直結しており、将来的には、国内の都市を結ぶリニア中央新幹線の起点となる予定です。駅周辺においては、国内外の各都市とつながる利便性の高い広域交通結節点の形成に向けた鉄道や道路等の基盤整備とともに、多様な機能が集積する魅力ある新拠点としてのまちづくりが計画的に進められています。
京急電鉄と東京ガスは、京急TGエナジーコネクトによる各種取り組みを通じて、品川の未来につながるまちづくりを支え、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。
<会社概要>

会社名 |
京急TGエナジーコネクト株式会社 |
代表者 |
古川真司 |
設立日 |
2025年7月1日(予定) |
本社所在地 |
東京都港区高輪四丁目11番16号 |
<(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画>

事業主体 |
京浜急行電鉄株式会社 トヨタ自動車株式会社 |
所在 |
東京都港区高輪三丁目417番31 |
敷地面積 |
23,584㎡ |
延床面積 |
311,802㎡ |
用途 |
オフィス・商業・ホテル・MICE(コンファレンス、多目的ホール)等 |
階数 |
地上29階・地下4階 |
建物高さ |
152m |
着工・竣工 |
着工:2025年 竣工:2029年(予定) |
<関連する両社の取り組み>
■京急電鉄
京急グループは、世界全体における気候変動による経済をはじめとした多様な分野における影響を鑑み、「地球環境保全への貢献」をサステナビリティ重要課題として、気候変動への対応をはじめ、環境課題への取り組みを積極的に進めています。
また、脱炭素社会の実現に向けた長期環境目標「京急グループ 2050年カーボンニュートラル」を2022年度に策定し推進していますが、さまざまな施策により温室効果ガス排出量の削減が順調に進んでいることや外部環境の変化をふまえて、京急グループにおける温室効果ガス排出量削減の中間目標を、2030年度対2019年度△30%から、2035年度対2019年度△70%に上方修正しました。目標の達成のため、「省エネ」「創エネ」「再エネ」に資する取り組みを加速していくとともに、「社会の持続的発展への貢献」と「京急グループの持続的発展」のよりよい循環による豊かな沿線の実現を目指してまいります。
■東京ガス
東京ガスグループは、経営ビジョン「Compass2030」で「CO2ネット・ゼロ」実現に向けたアクションとして「天然ガスを活用したレジリエンス機能の強化」を掲げており、これまでも環境性に優れ災害に強い分散型エネルギーシステムを普及拡大してきました。また、東京ガスは2023年にソリューション事業ブランド「IGNITURE(*1)」を立ち上げ、提供するソリューションを通じて、法人のお客さまのサステナブルかつスマートな事業運営の実現、地域のお客さまと共同での強靭で持続可能な魅力あふれるまちづくりの実現を目指しています。今後も、事業を通じて培ったノウハウを活用し、脱炭素・最適化・レジリエンスに資する各種ソリューションの提供を行い、社会の持続的な発展に貢献していきます。
*1:IGNITUREの詳細はこちら
以上
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