コロナ禍において24.7%が婚姻延期・取りやめを決断 背景に「親へのあいさつ」と「結婚式」ができないカップルの悩み

~ 戦後最少の婚姻組数を受けて緊急アンケート調査 ~


株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)が運営する「リクルートブライダル総研」は、厚生労働省が発表した2020年の婚姻組数が戦後最少の約53万組となったことを受け、コロナ禍の2020年に婚姻を延期・取りやめたカップルの理由を探るため、緊急調査を実施いたしました。その結果を以下にご報告いたします。

・2020年婚姻組数は525,507組で、前年比マイナス12.3%と大幅減少(「人口動態統計(確定数)」厚生労働省より)。戦後最も少ない組数となった
・今回の調査では、2020年に婚姻予定(※)だった人のうち、24.7%が延期および取りやめを決断(図1)。2019年の延期・取りやめ(9.7%)から15ポイント上昇しており、その多くはコロナの影響が背景にあるものとみられる
・婚姻を延期もしくは取りやめたカップルの理由は、1位「双方の親にあいさつができない」(29.3%)、「その他」を除いて2位、3位が「結婚式ができない」(「結婚式が予定通りの時期に実施できない」(15.7%)、「自分たちの望む結婚式ができない」(13.9%))。接触・移動・人数制限を強いられたコロナ禍ならではの状況が浮き彫りに(図2)
・特に「結婚式ができない」と回答した層は、「祝いの機会への切望」「規範意識」「ゲストへの配慮」が強いことがうかがえる
・リクルートブライダル総研の試算によると、結婚イベントの経済波及効果は婚姻1組あたり約658万円。婚姻延期・取りやめによる経済損失額も相当程度大きいとみられる

※結婚(入籍)したおよびする予定の人


【落合歩・リクルートブライダル総研所長による考察】
世の中を様変わりさせた新型コロナウイルス感染症は、結婚や出産といったライフイベントに大きく影響を及ぼしています。2020年の婚姻組数は大きく減少(525,507組、前年比△12.3%)。日本ではいわゆる「婚外子」の割合が低いため、婚姻組数の減少は先々、出生数のさらなる減少を招く要因となる可能性があります。
今回、コロナ下で婚姻を延期・取りやめた層を「婚姻あとずさり層」と定義し、実際に2020年に婚姻を延期もしくは取りやめた人の理由を探るべく、緊急調査を実施しました。結果は別途示した通りですが、コロナ禍という「人との接触ができない」「移動制限がある」といった特殊な状況ならではの理由が上位を占めています。
特に注目したのは、「その他」を除いて2位、3位となった「結婚式ができない」という回答です。緊急事態宣言下での人数や時間の制限など社会的に実施しにくい側面があったのはもちろんのこと、当該層の声を拾うと、婚姻という人生の一大イベントにおける「祝いの機会」を大切にし、「結婚式が思い通りにできないのならば、婚姻を少し延期しよう」という苦渋の決断があったという実態が初めて見えてきました。
また、この「結婚式ができない」という理由は、1位の「双方の親にあいさつができない」とも共通して、ある種の「規範意識」が根底にある層が多いことが背景にあると考えられます。婚姻の前の親あいさつや、婚姻に近い時期の結婚式といった順番を大切にしたいとの考えは根強いとみられ、どちらも周囲への報告やあいさつの機会を大切にしたいとの気持ちの表れだとみられます。
少子化が日本の社会課題の一つとして捉えられて久しい中、コロナ禍においても出生数減少のニュースが報じられています。ブライダル業界が感染対策を徹底することを前提に、今後、結婚式実施を支援していくことも我が国の人口減少を食い止める一助になると考えています。

【調査の概要】
2021年9月17日~9月21日、全国の20歳代~40歳代の女性40000人に対しインターネット調査を実施。『平成27年国勢調査』を用いて年代別構成比をもとにウエイトバック処理を行った。

◆婚姻を延期・取りやめた割合




◆婚姻を延期・取りやめた理由(2020年に延期・取りやめた層/複数選択)

※「結婚式が予定通りの時期に実施できなかったから」:「挙式が予定どおりの時期に実施できなかったから」「披露宴が予定どおりの時期に実施できなかったから」「ウエディングパーティが予定どおりの時期に実施できなかったから」いずれか回答を集計。「自分達の望む結婚式ができなかったから」:「自分達の望むかたちの挙式ができなかったから」「自分達の望むかたちの披露宴ができなかったから」「自分達の望むかたちのウエディングパーティができなかったから」のいずれか回答を集計
※※出典:「婚姻延期に関する調査(リクルートブライダル総研)」

◆婚姻を延期・取りやめた人のうち結婚式が理由だった層の声(自由回答)

ゲストにたくさんきてもらい自分たちの結婚を祝ってもらいたかったから

お互いの親しき方々に認めていただき、祝福して欲しかった

一生に1度のことなので、一連の形式をきちんと行って、区切りをつけたかったから

挙式と結婚記念日を同じにしたかった

物事の順番を気にする親族がいたから

挙式することが結婚の大前提であると考えていたため

入籍から何年も経って式を挙げるとゲストを呼びにくいから


▼リクルートについて
https://www.recruit.co.jp/

▼本件に関するお問い合わせ先
https://www.recruit.co.jp/support/form/
※以下、メディア関係者限定の特記情報です。個人のSNS等での情報公開はご遠慮ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります。

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。
※内容はプレスリリースにより異なります。

  1. プレスリリース >
  2. 株式会社リクルート >
  3. コロナ禍において24.7%が婚姻延期・取りやめを決断 背景に「親へのあいさつ」と「結婚式」ができないカップルの悩み