エン、フリーランスエージェント利用実態調査レポートを公開。フリーランスエージェント利 用者の満足度は72.3%、案件マッチ度は76.8%と高い水準に。
エン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:越智通勝)が運営するフリーランスエンジニア向け案件検索エンジン『フリーランススタート』(https://freelance-start.com/)は、フリーランスエージェントの利用経験を持つ534名を対象に「フリーランスエージェント利用実態調査」を実施しました。下記、調査結果を紹介いたします。
また、本調査の詳細をまとめた「2026年版 フリーランスエージェント利用実態調査レポート」も公開しており、どなたでも無料でご覧いただけます。

レポートはこちら ▶ 2026年版 フリーランスエージェント利用実態調査レポート
調査結果 目次
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フリーランスエージェントの利用実態
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フリーランスエージェントの満足点と不満点
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フリーランスエージェントの切り替え
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フリーランスエージェントへの今後の期待
調査結果 詳細
1:フリーランスエージェントの利用実態(図1~3)
【図1】案件獲得のために利用したことのある手法

案件獲得手法として最も多かったのは「フリーランスエージェント(仲介・紹介型)」(44.8%)で、次いで「知人・元同僚からの紹介」(38.2%)、「案件マッチングプラットフォーム(自分で応募する型)」(37.8%)、「クラウドソーシング」(34.5%)と続きます。なお、フリーランスエージェントには、案件紹介そのものだけでなく、単価相場の把握やキャリア相談といった、案件獲得に向けた準備段階での役割も求められています。
【図2】フリーランスエージェントの利用社数と並行利用

これまでに登録したことのあるフリーランスエージェントは「1社」が34.1%、「2社」が32.0%、「3社以上」が34.0%と、3分の2が複数社を利用した経験を持っています。一方、実際に案件稼働まで至ったのは「1社」が45.7%と最多で、「0社(登録のみ)」は12.2%ありました。
現在の並行利用は「1社」が48.3%と半数近くを占めますが、「2社」22.3%、「3社以上」15.2%と、約4割が複数社を並行して登録・利用しています。
【図3】複数のフリーランスエージェントを並行利用する理由

複数社を並行利用している理由は「案件の選択肢を増やしたい」(56.5%)が最多で、「1社では案件が途切れる不安がある」(48.5%)、「領域・職種によって使い分けている」(43.5%)、「担当者との相性のリスクヘッジ」(39.5%)、「条件(単価等)を比較したい」(38.5%)と続きます。
2:フリーランスエージェントの満足点と不満点(図4~6)
【図4】フリーランスエージェントへの総合満足度と案件のマッチ度

現在メインで利用しているフリーランスエージェントの総合満足度は「非常に満足」(27.7%)と「やや満足」(44.6%)を合わせて72.3%が満足と回答しており、「やや不満」「非常に不満」は合計7.8%にとどまります。紹介される案件の希望条件(スキル・単価・働き方)への適合度も、「ほぼ合っている」(27.1%)と「だいたい合っている」(49.7%)を合わせて76.8%が合っていると回答しました。
【図5】フリーランスエージェントに満足しているポイント

満足しているポイントは「案件の質・単価」(44.3%)と「契約・支払いの正確さ」(44.0%)が4 割台で並び、「担当者の対応・フォロー」(38.0%)、「案件紹介のスピード」(37.7%)、「専門領域への理解」(37.0%)が続きます。
【図6】フリーランスエージェント利用の中で不満に感じたこと

不満に感じたことは「紹介案件が希望と合わない(スキル・単価・領域)」(21.5%)が最多で、「担当者と相性が合わなかった」(20.7%)、「マージン(手数料)が不透明・高い」(20.5%)、「担当者のフォロー不足・連絡が遅い」(20.0%)、「契約条件を一方的に変更された・契約違反があった」(20.0%)、「担当者の専門知識が不足している」(19.8%)と、6項目が約2割で拮抗しています。
3:フリーランスエージェントの切り替え(図7~9)
【図7】フリーランスエージェントの切り替え経験

メインで利用するフリーランスエージェントを切り替えた経験がある人は「ある(1回)」(19.8%)と「ある(複数回)」(9.2%)を合わせて29.0%でした。さらに「現在切り替えを検討している」が16.8%あり、切り替え経験者と検討中を合わせると45.8%と半数近くに達します。
【図8】切り替えた理由と、切り替えを検討している理由

実際に切り替えた人の理由は「より条件の良い案件が他社にあった」(47.8%)が最多で、「マージン・単価への不満」(42.6%)、「担当者への不満(対応・相性・知識)」(33.1%)、「契約期間が終了した(自然な切り替え)」(31.6%)と続きます。
現在検討中の人では「フォロー不足」(31.6%)と「マージン・単価への不満」(30.4%)が上位で、「契約トラブル・認識の相違」(25.3%)、「担当者への不満」(24.1%)も高くなっています。実際の切り替えは他社の好条件案件という「引き」が強く働くのに対し、検討段階では日常のフォローやマージンに関する現在のフリーランスエージェントへの要望が中心です。
【図9】切り替え先のフリーランスエージェントを選んだ決め手

切り替え先を選んだ決め手は「希望に合う案件を持っていた」と「担当者の対応が良かった」がともに20.6%で最多となり、「マージンの透明性」(16.9%)、「単価が高かった」(16.2%)、「専門領域への強み」(15.4%)が僅差で続きます。
切り替えの引き金は好条件の案件やマージン・単価への要望であっても、最終的に切り替え先を決める段階では「担当者の対応」が案件の魅力と同等に重視されている点が注目されます。また「マージンの透明性」が単価の高さを上回っており、単に高単価であること以上に、手数料が明示され納得できることが選ばれる条件になっています。
4:フリーランスエージェントへの今後の期待(図10~12)
【図10】フリーランスエージェントに期待すること・改善してほしいこと

今後フリーランスエージェントに期待すること・改善してほしいことは「案件の質・単価の向上」(42.5%)が最多で、「専門領域に強い担当者」(37.1%)、「マージンの透明化」(34.8%)、「契約条件の明確化」(34.3%)が3割台で続きます。「稼働中の定期フォロー」(27.7%)、「キャリア・スキル面の支援」(27.0%)、「AI等による案件マッチング精度の向上」(26.6%)、「支払いサイトの短縮」(23.6%)も2割台に挙がっています。
【図11】案件マッチングや担当者対応へのAI活用に対する意識

フリーランスエージェントにおけるAI活用については「AIと人の併用がよい」(36.0%)が最多で、「マッチング精度が上がるなら歓迎」(30.5%)を合わせると66.5%がAI活用に前向きです。「AI活用には抵抗がある」は4.3%にとどまり、拒否感は限定的です。
一方で「重要な相談は人にしてほしい」が24.3%あり、併用派と合わせると6割が人による対応の継続を前提としています。
【図12】今後「あったら利用したい」サービス・支援

フリーランスエージェント以外も含めて「あったら利用したい」サービス・支援は「スキルアップ支援・研修」(43.8%)が最多で、「単価診断・市場価値の可視化」(41.0%)が4割台で続きます。次いで「税務・確定申告サポート」(36.9%)、「フリーランス同士のコミュニティ」(34.1%)、「保険・福利厚生」(33.7%)、「キャリアコーチング」(28.1%)となりました。
調査責任者 コメント
本レポートでは、フリーランスエージェントの利用経験を持つフリーランス534名を対象に、利用実態、満足度、不満やトラブル、切り替え行動、今後の期待について分析を行ないました。本調査にご協力いただいた皆様に改めて深く感謝申し上げます。
調査からまず確認できたのは、フリーランスエージェントが案件獲得の中心的なチャネルとして確かな価値を提供していることです。現在利用中の層の満足度は72.3%、紹介案件のマッチ度は76.8%と高い水準にあり、案件確保と交渉・事務の代行という役割は着実に果たされています。一方で、3人に2人が複数社への登録経験を持ち、切り替えの経験者・検討中を合わせると半数近くに達するなど、フリーランスは常に複数のフリーランスエージェントを比較しながら選び続けています。その比較の中で評価を分けていたのは、「希望条件の正確な理解」「レスポンスの速さ」「率直さ」といった基本的なコミュニケーション品質と、マージン・契約条件の透明性でした。
もうひとつ調査から浮かび上がったのは、フリーランス自身が働く環境の変化を織り込み始めていることです。生成AIの登場と進化により、開発業務の一部を生成AIが担うようになり、企業が求める人材像は「人数をそろえること」から、生成AIを前提に高い生産性と専門性を発揮できる少数精鋭へと移行しつつあります。本調査でも、AI活用に3分の2が前向きである一方、重要な相談は人に委ねたいという意向が強く、フリーランスは生成AIと人の役割分担を前提に働き方を捉え直しています。さらに「スキルアップ支援」や「単価診断・市場価値の可視化」へのニーズの高さは、変化する環境の中で自身の専門性と市場価値を高めていきたいという意識の表れと読み取れます。
これらの結果を重ね合わせると、フリーランスエンジニアが活躍できる環境の条件は、単価や稼働条件だけでなく、生成AIを前提とした開発体制の中でどのような役割と裁量を持ち、どのようにスキルを高めていけるかという視点を含むものへと広がりつつあることが見えてきます。そして利用目的・選定基準・切り替え理由のいずれでも案件の質や条件が最上位に挙がったことを踏まえると、フリーランスの希望を正確に理解し、企業側との対話を通じてフリーランスエンジニアが力を発揮できる案件へと結びつけていく橋渡しの力が、これからのフリーランスエージェントの価値の中心になっていくと私たちは考えています。私たちも引き続き市場の分析を継続し、フリーランスエージェント事業を行なう事業者の皆様と連携しながら、業界の健全な発展に貢献していきたいと考えています。本レポートが、フリーランスエージェント事業に携わる皆様、そしてフリーランスとして活動する皆様の意思決定の一助となれば幸いです。
(フリーランス支援事業部 相場 敏行)

【調査要領】
仕事に関するアンケート(フリーランスエージェント利用実態調査)
■調査期間:2026年8月25日(火)~2026年8月28日(金)
■調査方法:株式会社マクロミルによるネットリサーチ
■有効回答数:534名
■調査対象:フリーランス・個人事業主または副業フリーランスとして活動し、フリーランスエージェントを現在利用/過去に利用/登録後に離脱した方(マクロミルのモニタ会員)
フリーランスエンジニア向け案件検索エンジン『フリーランススタート』 https://freelance-start.com/

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