【日本文学最後の神話――中上健次生誕80年】豪華推薦陣による書店フェア開催 & 特集ムック『文藝別冊 中上健次 生誕80年、新しい夢の力』、中上健次編『秋の死 韓国現代短編小説』が発売!
小川洋子、曽我部恵一、小川哲、宇佐見りん、豊永浩平が薦めるラインナップを一挙展開「中上健次生誕80年」フェアは全国約300書店で7月下旬より開催!

日本の「路地」を世界文学にした作家――中上健次。1946年和歌山県新宮市生まれ。享年46歳。
熊野で育った中上健次は、自らの生い立ちを出発点に、血縁、差別、暴力、欲望、そして土地に息づく神話を圧倒的な言葉で描きました。1973年に発表した『十九歳の地図』で日本文学界に大きな衝撃を与えた後、1976年に『岬』で第74回芥川賞、翌1977年刊行『枯木灘』で第31回毎日出版文化賞、第28回芸術選奨新人賞を受賞。その後も『鳳仙花』『千年の愉楽』『地の果て 至上の時』『奇蹟』『日輪の翼』といった、文学史に燦然と輝く数々の名作を発表し、現在まで多くの読者に読み継がれています。
熊野という小さな土地から、人間の根源へと肉迫する世界文学を生み出した唯一無二の作家、中上健次が、2026年8月2日に生誕80年を迎えます。
熱く、危うく、いまなお新しい――「中上健次生誕80年」フェア開催!

河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、中上健次生誕80年を迎えるにあたり、初の著作『十九歳の地図』、初長編小説『枯木灘』をはじめ、中上健次の代表作が一挙展開される「中上健次生誕80年」フェアを企画。2026年7月下旬より全国約300書店にて順次開催開始となります。
小川洋子、曽我部恵一、小川哲、宇佐見りん、豊永浩平、総勢5名の豪華推薦陣によるコメントを端緒に、熱く、危うく、いまなお新しい、中上作品の魅力をぜひご堪能ください。
『十九歳の地図』
理由なき怒りに押しつぶされないため、10代の⽅に読んでほしい。
――小川洋子

○書名 十九歳の地図(河出文庫) ○著者 中上健次 ○仕様 文庫/264ページ
○定価 891円(本体810円) ○ISBN 978-4-309-41340-2
○書誌URL https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309413402/
『千年の愉楽』
花のような欲望。
生という荒野にひと晩だけ咲き乱れる。
――曽我部恵一

○書名 千年の愉楽(河出文庫) ○著者 中上健次 ○仕様 文庫/296ページ
○定価 990円(本体900円) ○ISBN 978-4-309-40350-2
○書誌URL https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309403502/
『枯木灘』
⼟地の匂い、⼟臭さ、⽣々しさ。
すべての⽂章が理にかない、全部の要素が物語の中で呼吸をしている。
――小川哲

○書名 枯木灘(河出文庫) ○著者 中上健次 ○仕様 文庫/440ページ
○定価 1,100円(本体1,000円) ○ISBN 978-4-309-41339-6
○書誌URL https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309413396/
『日輪の翼』
読後、自分にあるはずもない路地の記憶に胸をかきむしられたまま東京をあるいた。
読み終えたくなかった、と後から気づく小説は初めてだった。
――宇佐見りん

○書名 日輪の翼(河出文庫) ○著者 中上健次 ○仕様 文庫/400ページ
○定価 1,100円(本体1,000円) ○ISBN 978-4-309-41175-0
○書誌URL https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309411750/
『奇蹟』
サーガの聖典(カノン)に匹敵する外伝。
聖と俗、血と水がたゆたう繰りかえしのなかで、ほんとうはすべて赦(ゆる)されている……殴られるようにそう教えられる。
――豊永浩平

○書名 奇蹟(河出文庫) ○著者 中上健次 ○仕様 文庫/472ページ
○定価:1,430円(本体1,300円) ○ISBN 978-4-309-41337-2
○書誌URL https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309413372/

『文藝別冊 中上健次』は、50年ぶりに発見『枯木灘』自筆原稿冒頭を掲載!

中上健次はなぜこんなにも衝撃的なのか――。新世代の書き手たちが中上文学の新しい魅力と可能性を開く特集ムック『文藝別冊 中上健次 生誕80年、新しい夢の力』が2026年7月27日に刊行となります。
中上本人によるエッセイ傑作選ほか、親族作家による特別寄稿、その作品に魅せられ筆をとった作家、批評家、研究者から寄せられたエッセイ、論考、対談、主要作品ガイドを収録。まさにこれからの読者と、中上を愛する読者のための一冊です。
新発掘資料『枯木灘』自筆入稿原稿の冒頭を掲載!

2026年5月、河出書房新社内で50年ぶりに発見された中上健次の代表作『枯木灘』連載二回目の入稿用自筆原稿の冒頭6ページを初公開。
中上本人が原稿用紙へ清書し、改変、挿入を多数書き込んだ入稿原稿(「文藝」1976年11月号に掲載)。改稿、推敲の過程、筆づかいがありありとイメージできる貴重な資料を、ぜひ本書でご覧ください。
目次
■特別寄稿
紀和鏡 『十九歳の地図』周辺のこと
中上紀 三十歳の中上健次
■中上健次エッセイ・マスターピース・セレクション
犯罪者宣言及びわが母系一族/親爺を殴り殺せ/紀州弁/詩は軽蔑に価する/夢の力
/風景を飲む/ 戦争を欲する子供たち/毒のある声が響く エルヴィン・ジョーンズ「ヘヴィ・サウンズ」/賤者になる/ 生(き)のままの子ら/〈場所〉と植物/朝未だき、世界中のすべてのものが……
■熊野紀行
宇佐見りん(文・写真) 動物としての皮膚呼吸
■エッセイ
星野智幸 優れた小説の核には詩があると、
瀬戸夏子 美しい男が死んでしまう前に
日比野コレコ 自己の血を狩りに出る
仁科斂 天皇が領らす時の果て
髙山花子 一瞬
■入門
渡邊英理 いま中上健次をいかに読むか
■対談
安藤礼二×友常勉 文学とは「うつほ」の革命である 中上健次の新たな可能性と不可能性
■論考
中村隆之 南の作家 中上健次 繁茂する世界に向けて
堀千晶 『千年の愉楽』の神話 〈外〉の音楽
松田樹 愛の作家 中上文学における垂直性と水平性
住本麻子 普通に読むなら
今井亮一 中上健次をふんわりとグローバルにつなぐために
野浪行彦 中上健次とふりかえる昭和101年
浅野麗 一統の「垢」 中上健次『野性の火炎樹』
菊井崇史 名もなき炎の橋に立つ言葉 中上健次、中平卓馬の「視る」について
主要作品ガイド 中里勇太ほか
十九歳の地図/岬/枯木灘/紀州 木の国・根の国物語/鳳仙花/千年の愉楽/地の果て 至上の時/日輪の翼/熊野集/野性の火炎樹/奇蹟/讃歌/異族
中上健次略年譜
書誌情報
○書名 文藝別冊 中上健次 生誕80年、新しい夢の力(KAWADEムック)
○編者 河出書房新社編集部 ○仕様 A5判/並製/192ページ
○定価 1,980円(本体1,800円) ○発売日 2026年7月27日
○ISBN 978-4-309-98103-1
○書誌URL https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309981031/
中上健次=編、韓国文学アンソロジーの金字塔が40年の時を経て復刊!

日本で見い出せなかった感性が、
エネルギーあふれ眩く存在していた。
――中上健次
この昏くて深い、脈打つ森を抜けて
韓国文学は疾走してきたのだ。
――斎藤真理子
ぼくはあの屍体を自分のものにしたかった――。戦争、独裁、力の支配。過酷な時代を全身で駆ける豪華傑作選『秋の死 韓国現代短編小説』(安宇植訳)が、2026年7月28日に刊行となります。
本書は、1980年代初頭「韓国現代文学の最前線の作家」と目された8人の作品を中上健次が編んだ短編集『韓国現代短編小説』(1985年、新潮社刊)を改題、解説を加え復刊したもの。ノーベル文学賞を受賞したハン・ガンの父である韓勝源(ハン・スンウォン)、2024年にブッカー賞最終候補となった黄晳暎(ファン・ソギョン)をはじめ、韓国文学の巨匠たち8人による珠玉の短編を集めた、韓国文学アンソロジーの金字塔です。
目次
秋の死 金承鈺(キム・スンオク)
トンネル 韓勝源(ハン・スンウォン)
高麗葬 全商國(チョン・サングク)
単独講和 鮮于煇(ソヌ・フィ)
夢見る者の羅府 尹興吉(ユン・フンギル)
罠 朴範信(パク・ボムシン)
駱駝の目玉 黄晳暎(ファン・ソギョン)
闇の魂 金源一(キム・ウォニル)
解説 中上健次
韓国現代短編小説をめぐって 白川豊
書誌情報
○書名 秋の死 韓国現代短編小説 ○編者 中上健次
○著者 キム・スンオク、ハン・スンウォン、チョン・サングク、ソヌ・フィ、ユン・フンギル、パク・ボムシン、ファン・ソギョン、キム・ウォニル
○訳者 安宇植 ○仕様 46変形/上製/304ページ
○定価:3,960円(本体3,600円) ○ISBN 978-4-309-20951-7
○書誌URL https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309209517/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
