脳神経外科医が教える、冴える脳をスマホでつくるメソッド『薬になるスマホ』7月27日発売! 名前が出てこない、やる気がわかない、いつも頭が重い……そんな人は「スマホとのつき合い方」が原因かも。
前頭葉の消耗を止め、脳が活性化する「スマホ術」

株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、単行本『薬になるスマホ』(税込定価1,793円)を、2026年7月27日に発売いたします。
最近、人の名前が出てこない、やる気が出ない、いつも頭が重い…などといった症状に悩まされているシニアやプレシニアの人が増えています。しかし、その症状、じつは「加齢」だけの問題ではなく、「スマホとの過剰なつき合い方」によって生みだされている可能性があります。
令和のシニア世代にとってのスマホは、家族とつながり、世界を広げてくれる味方です。しかし、画面を見つづける日常はインプットばかりを増やし、脳に「休む間」や「考える余白」を与えない道具になっています。本来、脳は「全部覚えておく」ためではなく、「選び・意味づけ・編み直す」ための器官です。とくにシニア期の「前頭葉」は、みずからの経験を組み替え、役に立つかたちで外に出していく(アウトプットする)……といった「創造的な役割」がふさわしいのです。
本書は、覚えておくべきことの多くはスマホに預けてしまい、スマホを「アウトプットの道具」に変えていく習慣をわかりやすく解説。経験を周囲の人にも役立つ情報にまとめる、家族や友人に、日々の気づきを発信する、写真を素材に小さな物語をつくる……。スマホを脳にとっての「頼れるパートナー」に変身させるメソッドをやさしく教えます。
スマホを頼れるパートナーに変える「脳活メソッド」
本書「はじめに」より抜粋
あなたは、スマホをどう使っていますか? ある1日の使い方を思い浮かべてみてください。
アラームの音で目覚めるが、頭も体もだるくてスッキリしない。そのまま無意識にSNSを開く。寝ぼけたままタイムラインをスクロールし、他人の充実した生活をながめて、すこしだけ気分が沈む。
通勤電車ではニュースアプリと動画を行き来し、気づけば目的もなく広告をタップしている。職場でも通知が気になり、仕事に集中しているようで意識は分散……。
昼休みは食事よりもスマホの画面を優先し、だれかの評価や「いいね」の数に一喜一憂する。
帰宅後は、疲れを癒やそうと動画配信サイトを開くが、つぎつぎにおすすめされるコンテンツに飲みこまれ、気づけば数時間が過ぎていく。
寝床に入っても、暗い部屋のなかでブルーライトに照らされながら終わりのないスクロールをつづけ、「あとすこしだけ」と自分に言い訳を重ねる。そして浅い眠りのまま、また同じ朝を迎える。
おおげさかもしれませんが、こんな“スマホ漬け”の生活に心当たりはありませんか?
令和に生きる人びとは、かつてないほどデジタルに親しんでいます。しかし、恩恵だけでなく、その弊害も受けているのです。
とくにシニア世代では、“健康寿命”が延びているはずなのに「名前が出てこない」「やる気が出ない」「いつも頭が重い」……そんな症状を訴える人が、いま静かに増えています。その物忘れやだるさの一部は、じつは加齢だけの問題ではなく、「スマホとのつき合い方」によって生み出されている可能性があるのです。
とはいえ、本書は、けっしてスマホを“悪者”にし、遠ざけるものではありません。スマホを手放すことが現実的ではない現代において、必要なのは「使わない」ことではなく、「どう使うか」という視点です。使い方ひとつで、スマホは集中力や時間を奪う“毒”にもなれば、学びや健康を支えて、人生を何倍にも楽しませてくれる“薬”にもなります。本書では、この身近すぎる存在であるスマホを見つめ直します。
●『薬になるスマホ』目次
プロローグ なぜ、同じスマホが“毒”にも“薬”にもなる?
スマホを“毒”にする「3大悪癖」とは/近ごろ増えた「物忘れ」「だるさ」。その真の原因は/インプットだらけの毎日が、脳のパフォーマンスを下げている/50代から目指したい「冴える脳」とは
1章 自覚なきスマホ習慣が脳をヘタらせている
すぐ検索・すぐ返信が「思い出す力」を奪っている/ニュースとSNSの洪水が集中力を削りとる/「人とくらべる」「共感しすぎる」ことの怖さ/“スマホ断ち”がまったく解決策にならない理由
2章 「忘れること」は脳への最大のギフト
「全部覚えよう」とするほど、脳は動かなくなる/記憶とは「情報の保存」ではなく「価値の選別」/「忘れる」ことは、脳が情報を取捨した結果/心を苦しめる「忘れられない記憶」の消し方/「物忘れ=病気」のケースもゼロではない/情報をスマホに預けて「忘れていい安心」をつくる/「カキクケコ」の習慣で、若々しい脳を保つ
3章 スマホは「冴える脳を育む道具」に変えられる
50代からの前頭葉に合った「脳の使い方」とは/ただ覚えるより、「むすんで」「わけて」「かたる」/「小さな一歩」が、スマホをアウトプットの道具に変える/脳を喜ばせ、活性化させるアウトプットの方法/写真日記で「自分の物語」を記録していく/音声メモで「ひらめき」と「昔話」をキャッチする/「独り言トレーニング」で自分を客観視する/「ひと言ミニレター」で社会と健全につながる/検索する前に10秒間、「記憶の引き出し」を探る/シニア世代こそ「自分の言葉」で語るべき
4章 「明日への活力」を引き出すスマホ活用法
頭のなかだけで考えるから、悩みが大きく見える/「マイクロ・筆記開示」で心のモヤモヤを外に出す/貯まった写真と音声メモで「自分の物語」を編み直す/「夜のスマホ時間」をすこし減らすだけで、眠りが変わる/夜のスマホ時間を減らすための「小さな習慣」/信頼できる人と「自分の記録」を分け合う/「書く」「録音」「共有」がもたらす効能とは
5章 スマホこそ「学び直し」の頼れるパートナー
スマホに「使われる」のではなく「使いこなす」/効果的に「学び直し」する3つの習慣/「学び」の意欲を高める5つのステップ/「1行メモ学習法」で冴える脳をつくる/自分の経験を「だれかに役立つ情報」に変換する/貯まった写真やメモから“小さな教材”をつくってみる/「教える」「伝える」ことが、思考力を磨き上げる/「今日はなにをアウトプットしたか」振り返る/継続するための「ルール」「やめどき」の決め方/知識より「感情」「人間関係」「人生の意味」が大事/「物忘れ」が気になったら、ためらわず病院へ相談
6章 AIという「新たな友人」と賢くつき合っていく方法
AIは「考える力を奪う敵」ではなく「知性を拡張する相棒」/シニアだからこそ、AIを使いこなせる理由/AIの答えを鵜吞みにすることの危うさ/あなたの人生こそ“唯一無二のコンテンツ”
エピローグ デジタルを味方にして、「信念」を次世代へ贈ろう
「忘れても大丈夫」と思えたときに見えてくるもの/過剰なインプットを減らすだけで、心は充足する/スマホは、人生を歩むための“翼”にも“杖”にもなる/スマホという“薬”を上手に服用するために
●『薬になるスマホ』本文を一部紹介!
「脳が一度に処理できる情報の量には限界がある」

「忘れることを前提に、覚えておく機能はスマホに頼る」

「50代からの前頭葉に合った『脳の使い方』とは」

「スマホに『使われる』のではなく『使いこなす』」

●著者紹介
菅原道仁 すがわら・みちひと
脳神経外科医。1970年、埼玉県生まれ。杏林大学医学部卒業後、国立国際医療研究センター、北原国際病院などに勤務。くも膜下出血や脳梗塞といった緊急の脳疾患を専門として、数多くの救急医療現場を経験する。2015年に菅原脳神経外科クリニック(東京都八王子市)、2019年に菅原クリニック東京脳ドック(東京都港区赤坂)を開院。「人生目標から考える医療」のスタイルを確立し、からだのことだけでなく、心や生き方もサポートする医療を行なう。著書に『すぐやる脳』『あの人を、脳から消す技術』(ともにサンマーク出版)、『わたしの脳のしつけ方』(扶桑社)などがある。
●新刊情報

書名:薬になるスマホ
著者:菅原道仁
仕様:四六判/並製/208ページ
発売⽇:2026年7月27日
税込定価:1793円(本体1630円)
ISBN:978-4-309-29617-3
装丁:こやまたかこ
URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309296173/
※電子書籍の発売予定はありません。
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