TIS、日本貨物航空株式会社の会計システムから採算管理を分離し「CCH® Tagetik」で再構築

毎週の収支レポート作成のスピード化で、戦略会議前に半日の“考える余裕時間”を創出

TISインテックグループ

TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)は、日本貨物航空株式会社(本社:千葉県成田市、代表取締役社長:大鹿 仁史、以下:NCA)の会計システムから採算管理を分離し、ウォルターズ・クルワー社の経営管理プラットフォーム「CCH Tagetik」で再構築したことを発表します。
NCAは、日本郵船グループに属する国内唯一の国際貨物専門航空会社です。日本と、アジア・北米・欧州各都市の間で自社保有のボーイング747-8F型貨物専用機を運航しており、半導体・機械・自動車などの関連部品や、生鮮品、医療品、美術品まで多種多様なモノの空輸で世界のサプライチェーンを支えています。

NCAは、2008年から採算管理の一連の業務をERP(エンタープライズ・リソース・プランニング)に組み込んだアドオンで対応してきましたが、事業の多角化に臨機応変に図れるよう独立したシステムとして分離、機動性・柔軟性を高めることを計画しました。製品カテゴリとして、CPM(経営管理プラットフォーム)またはBI(ビジネス インテリジェンス)製品を軸とし、約1年という短期間で確実に新システムへ移行させるための具体的な提案をSIer各社に求め、これに対してTISは、専門的な情報とソフトウェア並びにサービスの世界的リーダーであるウォルターズ・クルワー社のCPM製品「CCH Tagetik」の導入による再構築を提案しました。「CCH Tagetik」は約40カ国で使用されており、トップレベルの多機能性と拡張性、さらに直感的なユーザーインターフェースが評価されて今回の採用が決定しました。

■TIS選定の理由
TISが提案した「CCH Tagetik」がNCAの求める機能要件をすべて満たしていたことに加え、以下の理由からTISがパートナーとして選定されました。
  1. TISはこれまで「CCH Tagetik」を他のお客様向けに半年で稼働させた実績を有している点
  2. TISの「CCH Tagetik」に精通したメンバーがプロジェクトを推進し、NCAはプロジェクトの専任者を置く必要がなかった点
  3. プロジェクトの品質やスケジュール管理を徹底するために必要なマネジメント力(組織的な仕組みやバックアップ体制等)をTISが有していた点
本プロジェクトは2021年4月からスタートし、NCAの期待通りTISの経験に裏打ちされた進捗管理や業界知識のもと順調に進み2022年3月末に予定どおりカットオーバーを迎え、翌月から「CCH Tagetik」による採算管理システムが稼働開始しました。

 ■導入効果
本稼働から半年以上が経過し、「CCH Tagetik」で構築した採算管理システムは安定稼働を続け保守フェーズへと入っています。
以前のシステムと比較し、複数の社内システムから収支計算に必要な情報を収集・整理する速度が向上し、これまで約15分を要していた一連の処理が3分程度に短縮され、その結果、毎週の収支レポートの作成時間が約半日短縮できるようになりました。これによって以前は定例会議の席で配布していた収支レポートを、早ければ当日の午前中にマーケティング担当者・営業担当者に渡せるようになり、各担当者はレポートに目を通し、翌週の対策を考えたり、今後の数字を予測する等の準備をした上で夕方の定例会議に臨むようになりました。また、しっかり目を通す余裕が生まれ、異常値を見落とすリスクの回避にもつながっています。

 
日本貨物航空株式会社 レベニューマネジメント部長 土方 卓氏は以下のように述べています。
「TISの皆さんは、提案段階から当社の要件・業務をしっかり研究いただいていると感じました。本プロジェクトは、TISの過去の案件の中でも、特に進捗がスムーズだったと聞いています。期日までに確実なシステムを構築していただいたことに感謝しています。約1年のプロジェクトを通して、TISの仕事ぶりはまさにプロフェッショナルと言えるものでした。また、参画した当社メンバーにとって、学ぶものが多いプロジェクトになったと思います。国際航空貨物輸送は世界の経済状況、社会情勢など他律的な影響を受けやすい業態のため、採算の数字は激しく上下動します。今後「CCH Tagetik」が提供している収支予測シミュレーションの活用も検討しており、翌週・翌月の収支予測シミュレーションを行うことで、より効果的な事業戦略を立てられるようにしていきます。」 

本件の詳細は以下URLもご参照ください。
https://www.tis.jp/casestudy/casestudy_142.html


■関連セミナーについて
今回のプロジェクト推進にも関連するケーススタディのご紹介や、経営管理基盤高度化のためのポイントを説明したウォルターズ・クルワー 「CCH Tagetik」との共催ウェビナーを2022年12月に開催いたしました。大変好評につき再配信を実施する運びとなりましたので、ぜひお申込みご参加ください。

セミナータイトル:事例に学ぶ次世代グループ経営管理基盤CCH Tagetik導入による解決策
日時           : 2023年3月10日(金) 12:00~13:00
         2023年3月16日(木) 14:00~15:00
方式           :オンライン(参加費無料)
詳細・お申込み :以下URLよりご確認・お申込みください
https://v2.nex-pro.com/campaign/51345/apply

 
■日本貨物航空株式会社について
日本貨物航空(NCA:Nippon Cargo Airlines)は日本で唯一の貨物専門航空会社。豊富な実績とノウハウを活かし、輸送戦略のスペシャリストとしてハイクオリティの航空輸送サービスを展開しています。 詳細はhttps://www.nca.aero/main.html をご参照ください。

TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/
TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客様のあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客様と共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。

TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。

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※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

◆本サービスに関するお問い合わせ先
TIS株式会社 DXビジネスユニット DX企画ユニット DXマーケティング部
E-mail:marke_mb@pj.tis.co.jp

 
 

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会社概要

TIS株式会社

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URL
https://www.tis.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
050-1702-4071
代表者名
岡本安史
上場
東証プライム
資本金
100億円
設立
1971年04月