【特報】柴田元幸・岸本佐知子編による新シリーズ「海外文学の屋根裏部屋」(河出文庫)が11月刊行開始! 第一弾は『チャイナタウンの女武者』(マキシーン・ホン・キングストン著 藤本和子訳)。

 〈編者よりコメント到着!〉オススメの海外文学作品を6点ずつ、11月から毎月1点、全12巻を刊行予定。

河出書房新社

株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、河出文庫の新シリーズ〈「海外文学の屋根裏部屋」柴田元幸・岸本佐知子編〉を2026年11月より刊行開始いたします。

「海外文学の屋根裏部屋」は、翻訳家の柴田元幸さんと岸本佐知子さんにオススメの海外文学作品を6点ずつ選んでいただき、毎月1点ずつ復刊するシリーズです。

1980年代から現在まで、海外文学案内の最前線で活躍しつづけるお二人の屋根裏部屋から、果たしてどんな作品が飛びだすのか?

厳選された知られざる傑作・怪作12点のラインナップに、ぜひご注目ください。

本日お知らせするのは、2027年2月刊行までの4作品。

アメリカ生まれの中国人女性が生きる複雑な文化の網の目をときほぐし、家族の記憶と生活のありようを見事に捉えた名作『チャイナタウンの女武者』(マキシーン・ホン・キングストン著 藤本和子訳)。

ニューヨーク地下鉄連続殺人事件をはじめ、死神、幽霊、怪物などが跋扈するホラー短篇集『ミッドナイト・ミートトレイン』(クライヴ・バーカー著 宮脇孝雄訳)。

変容する街とその暗部に潜む者たちを描く、見えない都市の物語『失踪者たちの画家』(ポール・ラファージ著 柴田元幸訳)。

現実と異界の境界を軽々と飛び越える想像力とユーモア溢れる傑作短篇集『空中スキップ』(ジュディ・バドニッツ著 岸本佐知子訳)。

河出文庫の新シリーズ〈「海外文学の屋根裏部屋」柴田元幸・岸本佐知子編〉は、日本で長らく読めなかった作品を、最高のお二人のリコメンドとともに、刊行してまいります。

2026年11月刊行スタート〈「海外文学の屋根裏部屋」柴田元幸・岸本佐知子編〉

11月 マキシーン・ホン・キングストン『チャイナタウンの女武者』(藤本和子 訳)

12月 クライヴ・バーカー『ミッドナイト・ミートトレイン』(宮脇孝雄 訳)

1月 ポール・ラファージ『失踪者たちの画家』(柴田元幸 訳)

2月 ジュディ・バドニッツ『空中スキップ』(岸本佐知子 訳)

●柴田元幸さん、岸本佐知子さんからコメント到着!

【11月】マキシーン・ホン・キングストン『チャイナタウンの女武者』(藤本和子 訳)

【柴田さんセレクト/この作品を選んだ理由】

同じ著者の『チャイナ・メン』は主にアメリカが舞台、男性の話が中心、物語は(やや)写実的ですが、こちらは主に中国、女性中心、話は神話的。かつては何となくあっちが主でこっちが従という気がしていたのですが、それは全然間違いだったと思い知りつつあります。

【12月】クライヴ・バーカー『ミッドナイト・ミートトレイン』(宮脇孝雄 訳)

【岸本さんセレクト/この作品を選んだ理由】

80年代に全6冊で刊行された「血の本」シリーズの、これが第1弾。タイトルに違わぬ血みどろ・グロテスク・不気味満載の短編集ですが、どこかリリカルさも漂います。とにかく最後の「丘に、町が」を読んでほしい!

©︎有村蓮

【1月】ポール・ラファージ『失踪者たちの画家』(柴田元幸 訳)

【柴田さんセレクト/この作品を選んだ理由】

結局立ち消えになりましたがこの小説の翻訳を新聞連載で、という案が一時期浮上していました。それくらい、次々に、間断なく、不思議なエピソードや着想が出てくるのです。ラファージは毎回不思議な本を書く人ですが、やっぱり第一作のこれが一番不思議。

【2月】ジュディ・バドニッツ『空中スキップ』(岸本佐知子 訳)

【岸本さんセレクト/この作品を選んだ理由】

奇想って、思いつくまではけっこう誰でもできるんです。バドニッツのすごさは、その奇想にとことん食らいついて肉付けし、職人の手で焼き上げられた赤ん坊の耳たぶの柔らかさや、犬の着ぐるみを着た男の毛皮の匂いまで現出させてしまう、その執念にあるんだと思います。

©︎有村蓮

●編者略歴

柴田元幸 しばた・もとゆき

1954年、東京都生まれ。アメリカ文学研究者、翻訳家、東京大学名誉教授。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞を受賞。訳書に、ポール・オースター『幽霊たち』『バウムガードナー』、スティーヴン・ミルハウザー『ナイフ投げ師』、J・D・サリンジャー『サリンジャー初期短篇全集』など多数。

岸本佐知子 きしもと・さちこ

翻訳家。訳書に、ルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』、リディア・デイヴィス『話の終わり』、ミランダ・ジュライ『はいつくばって』、ショーン・タン『内なる町から来た話』、スティーヴン・ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』、ジョージ・ソーンダーズ『十二月の十日』、アリ・スミス『五月 その他の短篇』など多数。『ねにもつタイプ』で講談社エッセイ賞受賞。2026年に伊丹十三賞を受賞。

●新刊書誌情報

書名:チャイナタウンの女武者(河出文庫)

著者:マキシーン・ホン・キングストン

訳者:藤本和子

仕様予定:文庫判/352ページ

発売予定日:2026年11月6日

予価:1,650円(本体1,500円)

ISBN:978-4-309-46836-5

https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309468365/

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会社概要

河出書房新社

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業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区東五軒町2-13
電話番号
03-3404-1201
代表者名
小野寺優
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
1957年05月