中小機構と信金中央金庫による中小企業の海外販路開拓支援にかかる連携強化について
~SDGs、エシカル分野の輸出支援プログラムを始動~
独立行政法人中小企業基盤整備機構(理事長:豊永厚志、以下「中小機構」)と信金中央金庫(理事長:柴田弘之、以下「信金中金」)は、全国の中小・小規模事業者(以下「中小企業等」)の海外販路開拓支援について連携を強化することとし、その一環として、脱炭素、環境などのSDGs・カーボンニュートラル、エシカル消費に寄与する製品の輸出支援プログラムの提供を開始いたします。
本プログラムを通じて、SDGs、エシカル分野の製品を取扱う全国の中小企業等の海外販路開拓を全面的にサポートし、中小企業等の輸出・海外展開を後押ししてまいります。
【輸出支援プログラムイメージ】
現在、人や社会、環境、地域に配慮した消費行動をとるエシカル消費への関心が、日本国内だけでなく海外でも急速に高まっています。
こうした消費者の行動変化を中小企業等のビジネスチャンスに繋げるため、中小機構と信金中金が連携し、中小企業等に対してSDGs・カーボンニュートラル、エシカル消費に寄与する製品の輸出支援プログラムを提供することといたしました。
具体的には、中小機構が運営し、約33,000社が登録するビジネスマッチングサイト「J-GoodTech(ジェグテック)」内に、SDGs・カーボンニュートラル、エシカル消費に寄与する製品を紹介するオンライン展示会特設サイトを開設します。SDGs・カーボンニュートラル、エシカル分野の製品販売ニーズのある中小企業等を、中小機構や信金中金がリレーションを有する海外バイヤーとマッチングさせることで、海外への販路開拓をサポートいたします。
中小機構と信金中金は、海外バイヤーに対して積極的に本サイトの利用を勧奨するとともに、海外バイヤーのニーズをヒアリングしたうえで、中小企業等が本サイト上に掲載する製品情報等のブラッシュアップをサポートします。こうした取組みを通じて、本サイトによるマッチング成約率の向上を目指します。
加えて、中小機構による海外輸出に向けた事業計画策定支援や海外ビジネス相談、信金中金による海外展開にかかる伴走支援サービス等の提供を通じて、本サイトを契機とした商談後のフォローアップも行うことで、中小企業等の輸出・海外販路開拓をトータルでバックアップしてまいります。
これらの取組みを皮切りとして、中小機構と信金中金はこれまで以上に連携を強化し、SDGsを推進する中小企業等の海外販路開拓支援に積極的に取組むことで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
<独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)>
中小機構は、事業の自律的発展や継続を目指す中小・小規模事業者・ベンチャー企業のイノベーションや地域経済の活性化を促進し、我が国経済の発展に貢献することを目的とする政策実施機関です。経営環境の変化に対応し持続的成長を目指す中小企業等の経営課題の解決に向け、直接的な伴走型支援、人材の育成、共済制度の運営、資金面での各種支援やビジネスチャンスの提供を行うとともに、関係する中小企業支援機関の支援力の向上に協力します。
<J-GoodTech(ジェグテック)>
中小機構が運営する国内中小企業、大手企業・海外企業をつなぐビジネスマッチングサイトです。国内中小企業24,000社、大手企業900社、海外企業8,000社が活用し、輸出・海外展開、新製品開発、共同開発、合弁会社設立など、年間10,000件のマッチングを実施しています。
<信金中央金庫(信金中金)>
信金中央金庫は、全国254信用金庫の中央金融機関です。国内外に広がるネットワークを活用し、信用金庫とともに中小企業や地域の課題解決に取り組んでいるほか、信用金庫がお客さまのために行っている多様な業務をサポートし、信用金庫が顧客ニーズの多様化・高度化に迅速に対応できるよう取り組んでいます。また、全国の信用金庫から預け入れられた豊富な資金により、日本有数の機関投資家としてグローバルに投融資を実施しています。
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