日本初入荷となるアメリカ・オレゴン州の2ブランド「キャメロン・ワイナリー」「デ・ポンテ・セラーズ」を正規代理店として販売

アサヒビール株式会社

2025年1月27日 14時00分

　エノテカ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：堀慎二）は、アメリカ・オレゴン州の「キャメロン・ワイナリー」と「デ・ポンテ・セラーズ」の日本国内での正規代理店として、2ブランド計8品目を2月1日から販売開始します。いずれも今回が日本初入荷です。

　「キャメロン・ワイナリー」と「デ・ポンテ・セラーズ」は、ピノ・ノワールの銘醸地として名高いオレゴン州ウィラメット・ヴァレーのダンディー・ヒルズAVA※1を拠点とする生産者です。フランス・ブルゴーニュ流のワイン造りによる、エレガントで洗練されたスタイルが特長です。手がけるワインは生産量が限られ、そのほとんどがアメリカ国内で消費されているため、稀少性が高いブランドです。

　近年、フランス・ブルゴーニュ産ピノ・ノワールとシャルドネへの需要の高まりと価格上昇を受け、当社ではブルゴーニュの代替えとしての魅力を備えた「ネクスト・ブルゴーニュ」となるワインブランドの発掘に注力しています。ウィラメット・ヴァレーのダンディー・ヒルズAVAの冷涼な気候と独特の地形が生み出す洗練された酸味と複雑な香りのピノ・ノワールの品質は、ブルゴーニュに匹敵すると同時に独自の個性を放っていると高い評価を得ています。

　当社はアメリカ・オレゴン州の稀少で高品質なピノ・ノワールの品ぞろえを強化することで、ワインラヴァ―の皆さまに、新たな選択肢とより豊かなワインライフを提案していきます。

※1：American Viticultural Areasの略。"政府認定ブドウ栽培地域"を表し、産地の境界線を定めるもの。

■「キャメロン・ワイナリー」

　「キャメロン・ワイナリー」は、カリフォルニア大学バークレー校で海洋生物化学を研究していたジョン・ポール氏がワイン造りに魅了され、1984年に設立した小規模ワイナリーです。オレゴン州ウィラメット・ヴァレーのダンディー・ヒルズAVAを中心に所有する約3ヘクタールのブドウ畑で、ピノ・ノワールをメインに、シャルドネ、ネッビオーロなどを栽培しています。「ワインはテロワールを反映すべき」という信念のもと、かんがい※2を行わない持続可能な有機農法を実践しています。

　ワインは各畑に自生する野生酵母で発酵させ、フレンチオーク樽で18～20カ月熟成させます。さらに約2年間、おりと共に熟成させた後、無ろ過で瓶詰めします。ブルゴーニュの伝統に則ったワイン造りを行い、10年以上の長期熟成が可能な高品質ワインを生産しています。

　ワインの多くは地元の高級レストランやブルゴーニュワインのコレクターの手に渡るため、入手困難なワインとして知られています。ワイン評価誌サイト「ワイン・アドヴォケイト」では、「ブルゴーニュの上質なヴォーヌ・ロマネに匹敵する」「五感に電撃が走る」と称賛されています。

※2：ブドウ畑に人工的な水を与えない栽培方法。ブドウの根が土壌の深部まで伸び、水や栄養分を探すため、土地固有のミネラルや風味がブドウに反映される。

『アビー・リッジ・ピノ・ノワール』

　ダンディー・ヒルズAVAの中でも標高が高いアビー・リッジ・ヴィンヤードのブドウを使用したフラッグシップ・ワインです。シルクのように滑らかで、繊細な酸味とエレガントな味わい、エネルギーを感じる生き生きとした仕上がりが特長です。

■「デ・ポンテ・セラーズ」

　「デ・ポンテ・セラーズ」は、1999年にオレゴン州ウィラメット・ヴァレーのダンディー・ヒルズAVAで創業した家族経営の小規模ワイナリーです。年間生産量は約36,000～42,000本と希少で、アメリカ国内のメーリングリスト会員に向けて販売されており、アメリカ以外での販売は今回が世界で初めてです。

　ブルゴーニュで経験を積んだワインメーカー、イザベル・デュタルトル氏がファーストヴィンテージから醸造を担当し、エレガントで繊細なスタイルと高いコストパフォーマンスを両立させたワインを手がけ、高評価を得ました。現在は、ガブリエル・プリフォンテーヌ氏が彼女のスタイルを受け継ぎ、醸造を担っています。

　自社畑のデ・ポンテ・ヴィンヤードは1975年に開墾され、ミネラル豊富で排水性に優れた赤い粘土ローム土壌と乾燥した温暖な気候を持ち、ピノ・ノワールの栽培に最適な条件を備えています。この畑を含む2つの自社畑で、ピノ・ノワールを中心にシャルドネやミュスカデなどを栽培しています。醸造における人的介入は最小限に抑えることで、ブドウ本来のポテンシャルを引き出したワイン造りに取り組んでいます。