第63回文藝賞受賞作は、唐川らい「いっしょに老衰しようね」、 山岡桜寿「つづけて生きてられません」 二作に決定!
10月7日発売「文藝」2026年冬季号に一挙掲載! 応募総数は過去最高の2,607作、選考委員は小川哲、金原ひとみ、町屋良平、村田沙耶香の4氏。

1962年の創設以来、多くの新人作家を輩出してきた「文藝賞」(主催:河出書房新社)の選考会が8月19日(水)フォレストテラス明治神宮にて執りおこなわれ、選考委員を務める小川哲氏、金原ひとみ氏、町屋良平氏、村田沙耶香氏による選考の結果、第63回文藝賞受賞の二作が決定いたしました。
【受賞作】
「いっしょに老衰しようね」(400字×130枚)
唐川らい(からかわ・らい)/2005年、熊本県生まれ。20歳。
■作品紹介
生老病死に無理やり恋をねじこんで踊る!
ジャンキーにならないほうがめずらしい学校で、薬を絶った唯一の生徒・花蓮は、小説家志望の坂口に恋をしている。
安全ピンで背中に愛の言葉を彫りつけて、図書室でレイヴして、暴走する十七歳の恋は、転校生の「死くん」がもたらした火種によって思わぬ方向へくすぶりはじめる。そして迎えた体育祭の日、花蓮は究極のトリップ体験へ至る――。
劇薬注意! 恋バナ専用銃口で、ギラギラのマシンガン・トークに撃ち抜かれる至上の恋愛小説。
【受賞作】
「つづけて生きてられません」(400字×118枚)
山岡桜寿(やまおか・おうじゅ)/2000年、兵庫県生まれ、京都府在住。26歳。
■作品紹介
「俺たち、⽜を捕まえるんや、⼆⼈で」
同棲する恋⼈・尾鷲(おわせ)が突然曹洞宗への帰依を宣⾔し、職場を無断で⽋勤した。偶然同じタイミングで会社を退職した私も、尾鷲と一緒に坐禅を組んで、家での不思議な修⾏⽣活をはじめてみることに。花束のない最終出社日、常温で飲む⻘島ビール、募金箱の置かれた花屋――生きるテンポをいったん落としてみた二人の日々の⾏き着く先は、解脱か、それとも自堕落か?
誠実であろうとするほど傷を負う、混乱した現代を⽣きるすべての⼈へ。
悟りの予感に満ちたストレンジ・ブディズム⽂学!
受賞作と受賞の言葉、選考委員による選評・選考経過は、10月7日(水)発売の「文藝」2026年冬季号に掲載いたします。
贈呈式は11月中旬に明治記念館にて開催し、受賞者には正賞として記念品、副賞として50万円が贈られます。
【文藝賞とは】
河出書房新社の季刊文芸誌「文藝」を母体とし、1962年から始まった文学の新人賞です。
これまで、第1回受賞の高橋和巳をはじめ、田中康夫、山田詠美、長野まゆみ、綿矢りさ、羽田圭介、山崎ナオコーラ、磯﨑憲一郎、町屋良平、若竹千佐子、宇佐見りん、遠野遥、安堂ホセなど、文学シーンに常に新たな才能を送り込んできました。今年の文藝賞受賞作品にも、ぜひご注目ください。
■関連サイト
雑誌「文藝」公式サイト
https://www.kawade.co.jp/np/bungei.html
次回、第64回「文藝賞」(2027年)原稿募集
https://www.kawade.co.jp/np/bungei.html#script
河出書房新社HP
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