朝吹真理子、8年ぶりの長編小説『ゆめ』11月発売決定!人類の厄災が一人の少年の夢へ。著者自ら装丁も手がける
自身のファミリー・ヒストリーを初めて創作の足がかりに、戦争、愛、暴力、トラウマ、そして赦しへと踏み込む
株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、朝吹真理子さんの長編小説『ゆめ』(税込予定価格2,970円)を、2026年11月4日(水)に発売します。

『ゆめ』あらすじ
子供の頃から、おたがいに見た夢を交換していた姉の麦と弟の太郎。眠りのなかで同じ海辺を歩き、夢のなかで何度も出会ってきた二人は、大人になり、麦は東京の出版社で働き、太郎は弘前の病院で医師として暮らしている。
離れて暮らすようになっても続いていた二人の夢は、やがて太平洋戦争下の大磯へとつながっていく。そこで現れるのは、音楽学校を出ながら戦争の時代に閉じ込められた令嬢・あやめ。
現代の東京と弘前、戦時下の大磯と平塚。夢とうつつ、現在と過去が重なり合うなかで、麦、太郎、あやめの記憶と欲望は、しだいにひとつの深い場所へ流れ込んでいく。
麦が、あやめが、そして太郎が見ているのは、誰の、何の夢なのか――。

古来、あらゆる創作の源泉となってきた「夢」。
本作は、著者自身のファミリー・ヒストリーを契機のひとつに、目覚めとともに消えてしまう夢を通して、現実と非現実、生と死、記憶と身体の境界へと踏み込んでいきます。
夢とうつつ、過去と現在、個人と歴史が交錯し、人類が繰りかえしてきた厄災が、たった一人の男の子の夢へと流れ込んでいく。その先に浮かびあがるのは、人間の悲惨さと、その果てにある思いがけない滑稽さ。これまでの朝吹作品のイメージをくつがえす力強い筆致で描かれる、壮大な形而上学小説です。
さらに今回、朝吹真理子さん自身が初めて装丁を手がけています。故・大江健三郎氏の直筆原稿の一部をコラージュし、画家の佐藤允さん、ファッションデザイナーの堀内太郎さんらの協力を得て仕上げました。
●村田沙耶香さん推薦文
なにかの破裂を感じた。小説という概念に知らず感じていた膜なのか、自分の精神が入った袋の皮なのか、とにかく、なにかが、決定的にばしゃりと破れた。
たぶん、この小説はいつか人を殺すと思う。この小説に殺されることを、ぼうっと夢見ている。「ころす」という言葉も破裂して、この小説が破いた膜の外に立っている。

●刊行記念!朝吹真理子×村田沙耶香トークイベント開催 ※満員、募集終了
場所 青山ブックセンター本店
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山ガーデンフロア (B2F)
日程 2026年11月7日 (土)
時間 18:00〜19:30 開場 17:40〜
詳細 https://aoyamabc.jp/collections/event/products/11-7-2026


●刊行記念 朝吹真理子さんサイン会開催!
場所 紀伊國屋書店新宿本店 2階 BOOK SALON
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-17-7
日程 2026年11月27日 (金)
時間 19時開始
詳細 https://store.kinokuniya.co.jp/event/1791086767/

●朝吹真理子(あさぶき・まりこ) 略歴
1984年東京都生まれ。2009年、「流跡」でデビュー。2010年、同作で第20回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を最年少受賞。
2011年、「きことわ」で第144回芥川龍之介賞を受賞。著書に『TIMELESS』『閉じた目』、エッセイ集『抽斗のなかの海』『だいちょうことばめぐり』『信号旗K』などがある。
●新刊書誌情報

書名:ゆめ
著者:朝吹真理子
仕様:46変形判/上製/320ページ
発売⽇:2026年11⽉4日
税込定価:2,970円(本体価格2,700円)
ISBN:978-4-309-03290-0
装丁:朝吹真理子
書誌URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309032900/
※電子書籍も同日に発売予定です。詳細は各電子書籍ストアにてご確認ください。
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